太陽降り注ぐ真夏の南イタリア。町も人も明るくチャーミングで、訪れたらどの町もお気に入りの旅先になること間違いなし!そして透き通る真っ青な海を眺め、燦々と輝く太陽のもとで、新鮮な魚介類をお腹いっぱい食べちゃおう♡今回は南イタリアはナポリ・ソレント・カプリ島そしてアマルフィ海岸に位置するポジターノという町から、それぞれイチオシのリストランテをご紹介!
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ナポリ(Napoli)
ローマ、ミラノに次ぐイタリア第三の都市にして南イタリア最大の都市でもある街です。残念ながら日本からナポリへの直行便はありませんので、ローマや周辺都市での乗継が必要です。
またローマからトレニタリア(イタリアの国内鉄道)を利用しても一時間ほどですので、車窓からの景色の移り変わりを楽しみながらの列車旅もオススメです。そんなナポリでのおすすめのリストランテがこちら。
ロカンダ デ ボルボーニ(Locanda Dei Borboni)
観光客の多い中心街から一つ裏に入った脇道にひっそり佇むこちらの店。中に入ると、天井から吊るされた可愛らしいぶどうの内装が出迎えてくれます。
ナポリの伝統料理を味わえるこのお店で、是非食べて頂きたいのが「ジェノベーゼパスタ」。ジェノベーゼと言われて思い浮かぶのは、きっとバジルソースですよね?ところがナポリには、玉ねぎのジェノベーゼなるものが存在するのです!
甘くとろみがつくまで炒められた玉ねぎとバジルの風味が程よく、ペンネにもよく絡んで絶妙な味わい。
サラダやフリットも、塩やオリーブオイルのシンプルな味付け。そこに南イタリアの名産、レモンを絞りかけることで、さっぱりとした酸味を与えてくれます。
- ロカンダ デ ボルボーニ
- イタリア / 洋食・西洋料理
- 住所:Vico Lungo del Gelso, 42, 80132 Napoli , Italy地図で見る
ピッツェリア ディ マッテオ(Pizzeria Di Matteo)
ナポリの旧市街として世界遺産に登録されている「スパッカナポリ」にある中心の通りの一つ、トリブナーリ通りにあるお店。
トリブナーリ通りでは、頭上には洗濯物がはためき、脇道ではアパートから紐に括り付けたバケツやカゴを道に下ろしてお金と引き換えに品物を入れてもらう“バケツ下ろし”も至るところで見かけられます。二人乗りのスクーターが細い路地を何台も駆け抜けていくのもナポリの名物ですね。
そしてナポリといえばピザ発祥の地!つまりナポリに来てピザを食べずに帰るなんてありえない!中でもこちらのピッツェリア ディ マッテオ(Pizzeria Di Matteo)は地元ナポリっ子はもちろん、世界中の観光客が押し寄せる程の大人気店。いつもオープン前から開店待ちをするお客さんで通りは溢れています。
いくつもの大会で賞を獲得されていて、メニューには“賞を受賞したピザ”という項目があるくらい!その中でも特にオススメなのが水牛のモッツァレラチーズを使ったマルゲリータ!薄めの生地なのにモチモチとした食感がしっかりあり、濃厚なチーズとトマトの酸味が最高にマッチしています♡
さらに是非チャレンジして頂きたいのが揚げピザ。こちらどんなものかと言いますと…?
お皿からはみ出るほどのボリューム!フォルム的には大きな揚げ餃子のよう。こちらはカットしてみるとわかりますが、中にピザの具が入っていて、こちらもモチフワな食感を心ゆくまで楽しめます。
メニューはマルゲリータだけで十数種類、揚げピザも三種類、その他のメニューも豊富なので、なかなか決められないかも…!?
- ピッツェリア ディ マッテオ(Pizzeria Di Matteo)
- イタリア / 洋食・西洋料理
- 住所:Via dei Tribunali, 94, 80138 Napoli, Italy地図で見る
ソレント(Sorrento)
ナポリから南南東へ30km、ソレント半島の北海岸に位置する港町がソレントです。ナポリ湾の対岸には、遠くヴェスビオ火山を望むことが出来、イタリアでも屈指のリゾート地の一つです。
ナポリからソレントは、ローカル列車に揺られること約1時間の距離にあります。リゾート地ということもあってか治安も悪くなく、夜に出歩いていても危ないということは滅多にありません。ちなみにソレントからカプリ島へはフェリーで約40分です。
そんなソレントでおすすめのリストランテがこちら。
ダ ジジーノ(Da Gigino)
ソレントの中心街は細い裏道が四方に伸び、所狭しとリストランテやお土産ショップ、ジェラテリアが軒を連ねています。そんな中でひときわ細い裏路地にあるのがダ ジジーノ(Da Gigino)。
テラス席はいつも人気で、早い時間かタイミングが良くないと座れません。20時〜21時半頃がピークに混み合います。観光客の利用も多いので、スタッフの方も英語で話しかけてくれます!こちらのオススメは「海の幸のシャラティエッリ」。
「シャラティエッリ」はアマルフィ地方の郷土パスタで、四角く太い麺が特徴。まるでうどんのような食感で食べ応えも充分です。シーフードたっぷりの具材のアクセントにはトマトスープ、太い麺にシーフードとトマトのスープが染み込んで絶品の一品です!
こちらのタコのマリネもビネガーが効いて柔らかく、ポテトの甘みとよく合って白ワインが進みます。
カプリ島(Isola di Capri)
青の洞窟で有名なカプリ島。夏のシーズンは洞窟への入場率(※天候によって入場の可否が左右されます)も高くなるので、毎日観光客で大賑わいの人気観光地です。ナポリやソレント、アマルフィ等の近郊の港からフェリーも出ており、それぞれの町へ渡る中継点として訪れる方も少なくありません。
カプリ島の町は大きく分けて、カプリとアナカプリの二つ。今回はアナカプリから絶品のリストランテを紹介します。
ランゴロ デル グスト(L'Angolo del Gusto)
カプリ島にあるマリーナ・グランデ港よりバスで30分、アナカプリでバス停を降りてすぐのVia Giuseppe Orlandiをまっすぐ進むと、Piazza Diazに突き当たります。真っ白なサンタソフィア教会が印象的な広場です。その教会のすぐ隣に、同じく真っ白な壁にレモンの看板が可愛らしいリストランテが現れます。
テラス席にも屋根が付いているので、日中の時間帯でも日陰でランチを楽しめます。こちらでのオススメは、やはり「レモンのシャラティエッリ」!ソレント〜アマルフィ地方一帯では、レモンがとっても有名。カプリ島も街のいたるところで、レモンの木やレモンをモチーフにしたモザイクを見ることが出来ます。
地元産のレモンを使ったシャラティエッリは、トマトベースのものとはまた違ってさっぱりとした味わい!冷えた白ワインやスパークリングワインとの相性も抜群の一品です!
こちらはトマトベースのニョッキ。ニョッキ自体が小麦粉とジャガイモを練って作るパスタなので、ボリュームは抜群。それなのにペロリと一皿食べれてしまうのは、絶妙な甘みと酸味を味わわせてくれるトマトソースのおかげです。
- ランゴロ デル グスト
- イタリア / 洋食・西洋料理
- 住所:Via Boffe, 2, 80071 Anacapri, Italy地図で見る
ポジターノ(Positano)
映画『アマルフィ 女神の報酬』のロケ地として使われたこの町ですが、映画のタイトルにあるアマルフィという町の方が、日本での知名度は圧倒的かと思います。ポジターノはアマルフィ海岸に位置する高級リゾート地で、海と険しい山道に挟まれた急斜面に、うねるような山道とそれに沿って並び建つ家々や教会が美しい絶景の町です。
バルリストランテ ランコーラ(BAR-RISTORANTE L'ANCORA)
ポジターノの中心地へと続く道、Via Cristoforo Colomboをひたすら道なりに降りると、左手に出てくるのがこちらのリストランテ。道の左側は海に面しているため、眺望も素晴らしいのがこのリストランテの特徴の一つ。
空いていれば、迷うことなく窓側の席へ座られることをオススメします。眼下に広がるポジターノの街並みと、エメラルドグリーンのティレニア海を臨みながら食事を頂けるなんて、それだけで胸いっぱいになりますよね!
もちろん魅力は景色だけではありません。ぜひ食べて頂きたいのは、「チェリートマトとナスのパッケリ、プロヴォーラチーズ添え」です。パッケリというのはパスタの種類で、大きなマカロニのような形をしています。
このマカロニの空洞部分にパスタソースがしっかり絡むことで、ソースまで余すことなく楽しむことが出来るのです。こちらのパスタも弾力があり、モチモチとした食感。濃厚なトマトソースと、季節のナスのジューシーさがたまりません。見た目以上に食べ応えがあり、満腹感もしっかり味わえます!
そしてもう一つのオススメが「海の幸のシャラティエッリ」。スープに海鮮ベースの味がしっかりと出ていて海の幸の旨味を存分に楽しむことが出来ます。もちろん、具材もたっぷり♡
- バルリストランテ ランコーラ
- イタリア / 洋食・西洋料理
- 住所:Via Cristoforo Colombo, 36, 84017 Positano, Italy地図で見る