この記事の目次表示
第83番 一宮寺(いちのみやじ)
8世紀はじめ、行基の師である義淵僧正が創建したと言われています。当初は法相宗の寺院でしたが、弘法大師が聖観世音を刻み本尊とした際、真言宗に改宗しました。
境内には小さな薬師如来を祀る祠があります。この台座の下は地獄へと通じており、頭を入れると、地獄の煮えたぎる釜の音が聞こえ、悪人が頭を入れると抜けなくなると言われています。
- 一宮寺
- 高松市 / 寺 / 穴場観光スポット
- 住所:香川県高松市一宮町607地図で見る
- 電話:087-885-2301
- Web:http://www.sanuki-ichinomiyaji.or.jp/
第84番 屋島寺(やしまじ)
唐から来た鑑真和上が奈良の東大寺へ向かう途中立ち寄り、堂宇を建立したのが始まり。
屋島は源平合戦のゆかりの地であるため、境内には合戦にまつわる遺物が展示されている宝物館があります。
本堂横にはひときわ目立つ二体の狸像。これは日本三大狸の一つ太三郎狸を祀った蓑山大明神。道に迷った弘法大師を、山頂まで導いたと言われています。夫婦円満・縁結び・子宝などのご利益があるとされています。
また、屋島寺があるのは標高約290mの屋島山の山頂。徒歩で次の85番八栗寺へ向かう道中には、源平合戦ゆかりの史跡が見下ろせるビュースポットがあります。
- 屋島寺
- 高松市 / 寺 / パワースポット / 縁結びスポット
- 住所:香川県高松市 屋島東町1808地図で見る
- 電話:087-841-9418
- Web:http://www.88shikokuhenro.jp/84yashimaji/
第85番 八栗寺(やくりじ)
4つの峰からなる五剣山が背後にそびえています。昔はその名の通り、五つの峰がそびえていましたが、江戸時代中期の地震によりその一つが崩壊し、今の姿となりました。
弘法大師が唐へ留学前、仏教を学ぶ成果を占い八つの栗を山中に埋めました。唐から帰国後再び訪れると、その栗が八つとも成長していたことから、寺名がついたと言われています。
- 八栗寺
- 高松市 / 寺 / パワースポット / 穴場観光スポット / 縁結びスポット
- 住所:香川県高松市牟礼町牟礼3416地図で見る
- 電話:087-845-9603
- Web:http://www.88shikokuhenro.jp/kagawa/85yakuriji/
第86番 志度寺(しどじ)
625年創建と四国霊場の中でも歴史ある古刹。「海女の玉取り」として、能楽などのモデルにもなった伝説が伝わっています。
志度沖で竜神に奪われた大切な宝玉を奪い返すため、身分を隠しこの地に訪れた藤原鎌足の子、不比等は出会った海女と恋におち、男の子を授かります。数年後、不比等の素性を聞いた妻は、玉を取り返すため海に潜り、奪い返しますが命を落としてしまいました。境内には、母を思い息子の房前が建立した海女の墓があります。
- 志度寺
- さぬき市 / 寺 / 穴場観光スポット
- 住所:香川県さぬき市志度1102地図で見る
- 電話:087-894-0086
- Web:http://www.88shikokuhenro.jp/kagawa/86shidoji/
第87番 長尾寺(ながおじ)
行基が柳の木で本尊を刻み、その後留学前に弘法大師が入唐の成功を祈願し胡麻祈祷を行いました。
源義経の愛妾の静御前が義経と惜別したのち、讃岐出身であった母とともにこの寺に訪れ出家し尼になったと言われ、境内にはその時剃髪した髪を埋めた静御前剃髪塚があります。
- 長尾寺
- さぬき市 / 寺 / 穴場観光スポット
- 住所:香川県さぬき市長尾西653地図で見る
- 電話:0879-52-2041
- Web:http://nagaoji.com/
第88番 大窪寺(おおくぼじ)
四国八十八か所霊場、最後の札所。奈良時代に行基が草庵を結んだことが始まりとされ、のちに弘法大師が等身大の薬師如来座像を刻み本尊としました。この薬師如来座像は、薬壺ではなくほら貝を持つ珍しい姿をしています。女性の入山が早くから認められていたため「女人高野」と言われていました。弘法大師が唐の恵果阿闍梨から授かった錫丈を収めて以来、結願の地となりました。
大師堂の横にあるガラス張りの堂宇は寶杖堂。巡礼を終えたお遍路さんが道中使っていた金剛杖が奉納されており、毎年「紫灯護摩供」で供養されています。
また、御朱印にとともに巡礼の締めくくりを表す結願のスタンプが。長い巡礼の旅を終え、疲労の中にも満足感で満たされたお遍路さんの顔が境内には溢れています。
- 大窪寺
- さぬき市 / 寺 / 紅葉 / パワースポット / 穴場観光スポット
- 住所:香川県さぬき市多和兼割96地図で見る
- 電話:0879-56-2278
- Web:http://www.88shikokuhenro.jp/kagawa/88ookuboji/