宮城に伝わる郷土料理をくわしく解説!宮城へ旅行に行ったら一度は食べてみたい、名物の食べ物・料理をまとめてご紹介します。旅行ツウのトラベルライターおすすめのお店情報もお見逃しなく!
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【1】牛タン
仙台の大人気ご当地グルメ「牛タン」。故・佐野啓四郎氏が東京で料理の修業をしていた時に、フランス人シェフから牛タンという部位を紹介されました。それをきっかけに、佐野氏が仙台市に牛タン焼きの専門店を開いたことが始まりと言われています。
仙台の牛タンは、分厚くカットした牛タンを炭火で香ばしく焼き、青南蛮(唐辛子)の味噌漬けや麦飯、テールスープなどと一緒に定食スタイルで供されるのが一般的です。
牛タンのおすすめ店①:味太助(仙台市)
- 出典:tripnote.jp牛たん焼き定食(税込1,800円~)
仙台を代表する繫華街・国分町にある牛たん発祥のお店「味太助 本店」。上記で紹介した佐野啓四郎氏が昭和23年に開いたお店です。ボリュームたっぷりの牛タンと南蛮味噌で漬けた漬物に麦めしの相性は抜群で、箸が止まらなくなるほどのおいしさ。ネギがたっぷり入ったテールスープもあっさりとしていて絶品ですよ!
- 味太助 本店
- 仙台 / 郷土料理 / ご当地グルメ・名物料理 / 牛タン / ツーリング
- 住所:宮城県仙台市青葉区一番町4-4-13地図で見る
- 電話:022-225-4641
- Web:http://www.aji-tasuke.co.jp/
牛タンのおすすめ店②:牛たんの一仙(仙台市)
仙台に数ある牛タン店の中でも、こちらはフレンチ出身のシェフが生み出す創作牛タン料理が揃う人気店。定番の「牛たん定食」はもちろんのこと、何日もかけて煮込んだデミグラスソースの「牛たんシチュー」や、1本から2、3枚しかとれない牛たんの中でも一番柔らかい喉元の部分を使った限定の「真とろたん焼き」も提供しています。
- 牛たんの一仙
- 仙台 / 郷土料理 / ご当地グルメ・名物料理 / 牛タン
- 住所:宮城県仙台市青葉区一番町4-3-3 金富士ビルB1F地図で見る
- 電話:022-265-1935
- Web:http://www.gyutown.com/gyu_shop/issen/
牛タンのおすすめ店③:牛タン専門店 陣中 おみやげ処せんだい1号店(仙台市)
JR仙台駅、在来線中央改札口の近くにある「おみやげ処せんだい」に入る牛たん加工品店。仙台の牛タンを気軽にお土産にできるとあって、人気のお店です。
- 出典:tripnote.jp
中でもおすすめは「仙台ラー油」。細かくカットした牛タンを薬味でじっくり甘辛く煮込み、オリジナルの調味油と合わせたラー油で、具の9割が牛タンと、牛タンをたっぷりと味わえます。そのままお酒のおつまみとして食べたり、アツアツのご飯にかけるだけでなく、冷奴にかけたり、鍋の具材に追加するなどアイデア次第で様々な楽しみ方ができる一品です。ふつうタイプでも少しピリ辛ですが、オリジナル四川風調味油と合わせた辛口もあります。
- 牛タン専門店 陣中 おみやげ処せんだい1号店
- 仙台 / ご当地グルメ・名物料理 / おみやげ屋
- 住所:宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 JR仙台駅2F おみやげ処せんだい1号売店内地図で見る
- Web:http://www.jinchu.jp/
【2】ずんだスイーツ
- 出典:tripnote.jpずんだ餅ぷち(ずんだ茶寮 345円)
「ずんだ」とは茹でた枝豆をすりつぶし、砂糖を混ぜて作った緑色のペースト状のもの。代表的な「ずんだスイーツ」である「ずんだ餅」は、ずんだをお餅に絡めたもので、お盆やお彼岸の時期に食べる仙台の伝統食です。
「ずんだ」を作る元となる枝豆は、脳を活性化するレシチンを含む大豆たんぱくを多く含んでいるだけでなく、必須アミノ酸9種類やミネラルを豊富に含んでいるなど、栄養面でも優れていることから、健康面や美容面でも注目されており、現在ではずんだ餅だけでなく、ずんだシェイク、ずんだプリンなど、様々なスイーツに用いられています。
ずんだスイーツのおすすめ店①:村上屋餅店(仙台市)
- 出典:tripnote.jpづんだ餅(税込659円)
明治10年(1877年)創業の老舗のお餅屋さん。”ずんだ”ではなく”づんだ”と表記するのが、村上屋餅店での伝統です。某バラエティ番組で、仙台出身の芸人サンドウィッチマンの伊達みきおさんも、昔から好きでお土産に買って帰ると大絶賛!お餅屋さんだからお餅が美味しいのはもちろん、クリーミーなずんだ餡も特徴的。イートインメニューもあるので、お土産に買うだけでなく店内でも味わえますよ。
ずんだスイーツのおすすめ店②:ずんだ茶寮 ずんだ小径店(仙台市)
仙台銘菓として知られる「萩の月」を手掛ける菓匠三全が展開する、ずんだ専門店。「ずんだ餅」をはじめ様々なずんだ商品を味わえます。「ずんだ小径店」ではイートインスペースがあり、窓際の席では仙台駅構内や仙台駅前の景色を楽しみながらずんだスイーツをいただけます。
- 出典:tripnote.jpずんだシェイク(ずんだ茶寮 250円(レギュラーサイズ))
中でもおすすめは、テレビ番組にも取り上げられた事で有名になった「ずんだシェイク」。厳選した牛乳を用いたバニラテイストのシェイクにずんだをブレンドした飲み物で、枝豆の香りが芳醇だと評判です。
- ずんだ茶寮 ずんだ小径店
- 仙台 / スイーツ / カフェ・喫茶店 / ご当地グルメ・名物料理 / ずんだ餅 / 食べ歩き
- 住所:仙台市青葉区中央1-1-1 仙台駅3階 新幹線中央改札出て右手地図で見る
- 電話:022-715-1081
- Web:http://zundasaryo.com/
【3】笹かまぼこ
- 出典:tripnote.jp
明治時代はじめ、余ったヒラメの身をすりつぶして串に刺し、平たくして焼いたのがルーツと言われています。当初は様々な名前で呼ばれていましたが、阿部蒲鉾店が「笹かまぼこ」と名付け統一されていきました。高たんぱく・低脂質で大人から子供まで美味しくいただける仙台の名産品です。
笹かまぼこのおすすめ店①:阿部蒲鉾店 本店(仙台市)
- 出典:tripnote.jp
先述したように、笹かまぼこの名付け親とも言われる老舗「阿部蒲鉾店」。タラやグチといった魚を使った笹かまぼこは、おかずというよりは、おやつ感覚で、ついつい手が出てしまう美味しさです。ぷりぷりとしていて柔らかな食感は、お酒のおつまみにもピッタリ。本店では手焼きが楽しめますが、お土産にした場合はオーブントースターで少し温めると、焼き立ての香りと美味しさが味わえます。
- 阿部蒲鉾店 本店
- 仙台 / ご当地グルメ・名物料理 / 食べ歩き
- 住所:宮城県仙台市青葉区中央2-3-18地図で見る
- 電話:022-221-7121
- Web:https://www.abekama.co.jp/
笹かまぼこのおすすめ店②:白謙 仙台駅店 おみやげ処(仙台市)
- 出典:tripnote.jp
白謙の本店は石巻にありますが、仙台の駅構内の「白謙 仙台駅店 おみやげ処」でも気軽に購入できます。味もベーシックな物からチーズ入りや紅ショウガ入りなどバリエーションがあり、飽きずに食べられるのもポイント。ミニサイズの笹かまは100円前後で販売しているので、ばらまき土産にもおすすめです。
- 白謙 仙台駅店 おみやげ処
- 仙台 / その他グルメ
- 住所:仙台市青葉区中央1丁目1-1地図で見る
- 電話:022-722-3480
- Web:http://www.shiraken.co.jp/shop/
【4】冷やし中華
- 出典:www.flickr.com仙台発祥の冷やし中華 photo by karinckarinc
冷やし中華の誕生は、冷房がなく夏場に熱いラーメンが売れなかった昭和初期に遡ります。暑い季節にも麺料理を食べてもらおうと冷たい麺料理の開発をはじめ、昭和12年に考案されました。下記で紹介する中華料理店・龍亭が発祥といわれていますが、仙台では様々なお店で工夫を凝らした冷やし中華が提供されています。
冷やし中華のおすすめ店:中国料理 龍亭(仙台市)
昭和6年(1931年)創業の「龍亭」は、冷やし中華発祥と言われているお店。当時のメニュー名は”涼拌麺(りゃんばんめん)”で、現在も”冷やし中華”ではなく”涼拌麺”というメニュー名を使っています。
味は醤油だれと胡麻だれの2種類。ハムや錦糸卵、きゅうりなどの具材が、麺とは別盛りで運ばれてくるので、自分で盛り付けを楽しめます。
- 中国料理 龍亭
- 仙台 / 中華料理 / ご当地グルメ・名物料理 / 冷やし中華
- 住所:仙台市青葉区錦町1-2-10地図で見る
- 電話:022-221-6377
- Web:http://ryu-tei.jp/
【5】牡蠣
広島県に次ぐ下記の収穫量を誇る宮城県。特に松島を中心に牡蠣の養殖が盛んに行われており、10月から3月にかけて旬を迎えます。様々な調理方法のある牡蠣ですが、近年人気なのが「牡蠣小屋」。蒸し焼きにした牡蠣が食べ放題で、殻がドラム缶に積みあがっていく様子は圧巻です。
牡蠣のおすすめ店:みちのく伊達政宗歴史館(松島町)
250体以上のろう人形を展示し、伊達政宗の生涯を紹介している博物館ですが、併設されているお食事処では、プリプリの牡蠣を食べ放題でいただくことができます。牡蠣は塩味がついているのでそのままでも美味しいですが、お好みでポン酢やレモン汁をかけても◎
- みちのく伊達政宗歴史館
- 宮城 / 博物館 / 雨の日観光 / 牡蠣 / 歴史博物館
- 住所:宮城県宮城郡松島町松島字普賢堂13-13地図で見る
- 電話:022-354-4131
- Web:http://www.date-masamune.jp/
【6】穴子
年間300~600トンと、全国でもトップクラスの水揚げ量を誇る宮城の穴子。大きくふっくらとしていて、脂のりも非常に良いのが特徴です。6月から8月にかけて旬を迎え、白焼きや蒲焼はもちろん、天ぷらやお寿司にして提供されます。
穴子のおすすめ店:すし哲 本店(塩釜市)
- 出典:tripnote.jp写真提供:バンビ由紀
宮城には穴子の専門店もありますが、美味しい穴子と一緒にお寿司も味わいたい!という方におすすめなのが、すし哲 本店。塩釜はお寿司屋さんの激戦区として知られており、この「すし哲」は、宮城県民なら知らない人はいないくらい有名店です。混雑必須なので、すし哲でランチをとるなら早めの時間の訪問がおすすめ。
- すし哲 本店
- 宮城 / 寿司 / ランチ / 牡蠣 / 穴子
- 住所:宮城県塩釜市海岸通2-22地図で見る
- 電話:022-362-3261
- Web:http://www.shiogama-sushitetsu.com/shiogama/
【7】はらこ飯
宮城県亘理(わたり)町の郷土料理。秋から冬に水揚げされる天然の秋鮭の身を醤油などを加えた汁で煮込み、その煮汁でお米を炊きます。ふっくら炊き上がった茶褐色のごはんに、鮭の身とイクラ(はらこ)をたっぷり乗せていただくのが「はらこ飯」です。
かの伊達政宗公も絶賛したという伝統料理ですが、現在では冷めても美味しくいただけるように工夫され、駅弁としても気軽にいただけるようになっています。
はらこ飯のおすすめ店:マルキチ女川浜めし屋(女川町)
- 出典:tripnote.jp左手がはらこ飯
女川ならではの鮮魚や水産加工品を販売するテナントが入っている商業施設「ハマテラス」内の水産加工品店。加工品はもちろん、釜めしも販売しています。
海鮮にほたて、牡蠣や、はらこ飯などの中から、お好きな釜めし(¥800~)を選びましょう。館内でも頂けますが、プラス100円でお持ち帰りも可能。レンジ加熱可能なので、御釜をふくめてのお土産としても嬉しいですね。お持ち帰りにすると、オリジナル風呂敷で包んでくれるそうです。
- マルキチ女川浜めし屋
- 宮城 / 魚介・海鮮料理 / ランチ / はらこ飯
- 住所:宮城県牡鹿郡女川町女川2丁目60番地地図で見る
- 電話:0225-98-9989
- Web:https://kobumaki.jp/hamameshi-ya
【8】せり鍋
春の七草のひとつとして知られる「せり」。宮城県のせりの生産量は全国でもトップクラスで、せりを使った鍋料理も親しまれています。鶏肉や鴨肉と一緒にネギや豆腐などの食材、そして根っこもついたままのせりを煮込みます。シャキシャキっとしたせりの食感がたまりません。
せり鍋のおすすめ店:いな穂(仙台市)
名掛丁センター街にある小料理店。「せりしゃぶ」という名称で、せり鍋が提供されています。根っこの部分は約15秒、葉の部分は2秒ほど鴨出汁のスープでしゃぶしゃぶ。歯ごたえが良く、食べ進める手が止まりませんよ!せりしゃぶは10月~4月の限定。予約必須、仙台せり鍋の名店です。