渓谷を川霧が幻想的におおう「霧幻峡」や、神秘のパワースポットとして人気の「丸池様」、大人の休日倶楽部のCMで紹介された「鶴の舞橋」など、感動の景色に出会える東北のおすすめ絶景スポットをご紹介します。
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1.霧幻峡(福島)
- 出典:tripnote.jpphoto by kaTasiさん
霧幻峡と呼ばれる三更(みふけ)集落周辺は、福島県奥会津に位置する山あいの小さな廃村集落。只見川沿いに集落が点在し、冬は積雪が2メートルにもなる豪雪地域です。この一帯は、温度差によって川霧が発生することでも知られ、渓谷全てを白い世界へと誘う幻想的な景色を作り上げます。
- 出典:tripnote.jp撮影:奥会津郷土写真家・星賢孝
限界集落からの脱却をめざして立ち上げられた霧幻峡プロジェクトでは、毎年4月下旬から11月中旬までの土日祝日は、和船(要予約)に乗り旧三更地区を散策できます。
廃村になってしまった集落には、大山祇神社や小安観音、霧幻地蔵や古民家が当時のままに残されており、厄災から免れたこれらの施設に宿る力が、訪れる人の運気をあげ、願いをかなえるパワースポットとして注目を浴びています。
- 霧幻峡
- 福島 / 自然・景勝地 / 絶景 / 紅葉 / パワースポット / 穴場観光スポット
- 住所:大沼郡三島町早戸地図で見る
- 電話:0241-55-3103(霧幻峡プロジェクト)
- Web:https://www.mugenkyo.info/
2.丸池様(山形)
- 出典:tripnote.jpphoto by hiroshiさん
「丸池様」は鳥海山からの湧き水だけを水源とする小さな池。神秘のパワースポットとして人気です。周囲はぐるりと原生林に囲まれており、エメラルドグリーンの水はとても不思議で神秘的な色。眺めているだけでなんだか神聖な気持ちになります。丸池様自体がご神体とされ、決して魚などを獲ってはならないといわれてきました。
- 出典:tripnote.jpphoto by akiponさん
湧き水がとても冷たいので、池の中の倒木はなかなか朽ちることがなく、まるで龍のように水の中に沈んでいます。ちなみに丸池様は、鳥海山の7合目にある「鳥海湖」と地下水脈でつながっている、なんていう伝説もあるそうですよ。
3.山寺(山形)
- 出典:tripnote.jpphoto by Riokaさん
山形市にある天台宗の寺院「立石寺(りっしゃくじ)」は、通称「山寺」として親しまれている、山形を代表する寺院です。一度は耳にしたことがあるでしょう、俳人「松尾芭蕉」が詠んだ「閑さや岩にしみ入る蝉の声」は、まさにこの地で詠んだ句。悪縁を絶ち切り良縁を結ぶパワースポットとして人気です。
- 出典:tripnote.jpphoto by のっぽやんさん
山寺を象徴する小さな赤いお堂は「納経堂」と言い、書写の法華経を奉納する場所です。山寺は奥の院までは1,000段もの階段をのぼる必要があり、納経堂があるのは900段ぐらいの場所になります。
- 山寺
- 山形市 / 寺 / 紅葉 / 観光名所 / パワースポット / インスタ映え / ツーリング
- 住所:山形県山形市山寺4456-1地図で見る
- 電話:023-695-2002
- Web:http://www.yamaderakankou.com/
4.鶴の舞橋(青森)
- 出典:tripnote.jpphoto by akiponさん
女優・吉永小百合さんが出演するJR東日本・大人の休日倶楽部のCMで紹介された「鶴の舞橋」。津軽富士とも称される岩木山を借景にのぞむ鶴の舞橋は、古き良き日本を思い起こさせる懐かしの風景です。樹齢150年以上の青森ヒバを用いた橋は長さ300メートルにおよび、木造の三連太鼓橋では日本一の長さを誇ります。
- 出典:tripnote.jp
晴天の日には津軽富士と称される岩木山が湖面に映り込み、思わずため息が漏れてしまう程の絶景と出会うことができますよ。
5.北山崎(岩手)
- 出典:tripnote.jpphoto by とこなつさん
北山崎とは北三陸海岸の代表的な景勝地のひとつで、別名「海のアルプス」との異名をもつ美しい海岸。高さ200mもの大海蝕崖に、海面にそびえ立つ奇岩、大小さまざまな海蝕洞窟と、変化に富んだ海岸が約8kmにわたって続きます。
北山崎には第1から第3まで展望台があり、特におすすめなのが第2展望台。300段以上の階段を上り下りする必要がありますが、断崖のギリギリのところに展望台が作られているので、ダイナミックな絶景を楽しめます。またさっぱ船や観光船も運行しており、迫力ある景色を海の上から鑑賞するのもおすすめです。
6.小安峡(秋田)
栗駒国定公園にある小安峡は、全長約8kmのV字渓谷。周辺の断崖から温泉の蒸気が何箇所も吹き出す「大噴湯(だいふんとう)」が有名です。
- 出典:tripnote.jpphoto by ぽぽい子さん
遊歩道に向けて轟音を響かせ、勢いよく蒸気が噴き出すさまは、別名「地獄釜」と呼ばれるのも納得の迫力。地球のエネルギーを肌で感じながらゆっくりと散策したいスポットです。
7.龍泉洞(岩手)
- 出典:tripnote.jpphoto by ぽぽい子さん
岩手県岩泉町にある鍾乳洞。洞内に住むコウモリとともに、国の天然記念物にも指定されており、”ドラゴンブルー”と呼ばれる世界有数の透明度を誇る青い地底湖が有名です。洞内の総延長はわかっている部分で3,600mあり、そのうち700mを公開。現在も調査は進んでおり、総延長は5,000m以上と推定されています。
- 出典:tripnote.jpphoto by ぽぽい子さん
8つある地底湖のうち3つが公開されており、第3地底湖は水深98m、非公開の第4地底湖は水深120mと日本一の深さを誇ります。洞内の照明をLED化することにより、より幻想的な世界を演出しています。
- 龍泉洞
- 岩泉町(下閉伊郡) / 鍾乳洞 / 観光名所 / パワースポット / インスタ映え / ツーリング
- 住所:岩手県下閉伊郡 岩泉町岩泉神成1-1地図で見る
- 電話:0194-22-2566
- Web:http://www.iwate-ryusendo.jp/
8.蔵王 お釜(宮城)
- 出典:tripnote.jpphoto by やまたけさん
蔵王の火口湖である「お釜」は美しいエメラルドグリーンの水が特長で、季節や時間帯によって色調が変化することから”五色沼”とも呼ばれています。お釜へと続く観光道路は、ドライブコースとしても人気です。
- 出典:tripnote.jpphoto by owlさん
お釜周辺は真夏でも涼しく、年間を通じて気温が低いため、上着や防寒着の用意が必須。また霧が出ているとお釜がまったく見えなくなることも多く、天気とよく相談して出かけましょう。駐車場のすぐそばには「蔵王山頂レストハウス」があり、食事や休憩もできます。
- 蔵王 お釜
- 蔵王・白石 / 自然・景勝地 / 観光名所 / インスタ映え / パワースポット / ハイキング / ツーリング
- 住所:宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有地内地図で見る
- 電話:0224-33-2215(蔵王町農林観光課)
- Web:http://www.zao-machi.com/31
9.田沢湖(秋田)
- 出典:tripnote.jpphoto by ぽぽい子さん
周囲20km、水深423.4mと日本でもっとも深い湖として知られ、透明度の高い瑠璃色の湖面が魅力的な湖。この地に語り継がれている”辰子姫伝説”から、美容や縁結びのパワースポットとして人気を集めています。
- 出典:tripnote.jpphoto by y_mielさん
約40分かけて田沢湖を周遊する遊覧船で湖上からの景色を楽しんだり、縁結び神社を巡ったりと、楽しみ方も色々。
- 田沢湖
- 仙北市 / 自然・景勝地 / 観光名所 / パワースポット / 縁結びスポット / ハイキング / ツーリング
- 住所:秋田県仙北市田沢湖地図で見る
- 電話:0187-43-2111(仙北市田沢湖観光情報センター「フォレイク」)
- Web:http://www.tazawako.org/
10.浄土ヶ浜(岩手)
- 出典:tripnote.jpphoto by ぽぽい子さん
国の名勝にも指定されている「浄土ヶ浜」は、霊境和尚が”さながら極楽浄土のごとし”と感銘を受けたことから名付けられました。群青色の海と白い奇岩が見せてくれる光景は、美しいの一言。
- 出典:tripnote.jpphoto by ぽぽい子さん
海岸から眺めるのもいいですが、「遊覧船」や「さっぱ船」に乗って海上から間近で眺めると、その迫力に圧倒されることでしょう。
- 浄土ヶ浜
- 宮古市 / 自然・景勝地 / 観光名所 / パワースポット / ハイキング / インスタ映え / 奇岩 / ツーリング / 海水浴場
- 住所:岩手県宮古市日立浜町32地図で見る
- 電話:0193-62-2111(宮古市観光課)
- Web:https://www.city.miyako.iwate.jp/kanko/jyoudogaham...
11.羽黒山(山形)
- 出典:tripnote.jpphoto by ぽぽい子さん
山形県鶴岡市にある標高414mの山で、月山、湯殿山とあわせて出羽三山と総称されます。山形県有数のパワースポットとしても知られ、国宝の羽黒山五重塔は約640年前に再建された、東北最古の塔。
- 出典:tripnote.jpphoto by ぽぽい子さん
そして随神門からはじまる参道は2km弱にもおよび、2,446段もの長い石段が続きます。両側には杉並木がつづく神秘的な道のりの途中には茶屋もあり、名物の力餅で一休みしてみて。