縁結び祈願のお社は全国にあまた存在します。が、なかでも“玉の輿”にあやかれる神社として有名な京都の「今宮神社」があります。日本史上No.1のシンデレラ女子桂昌院(お玉)にゆかりのある神社だからなのですが、東京にもお玉ゆかりの神社がある事をご存知でしょうか。今回は、お玉にゆかりのある神社に加え、東京で玉の輿や金運のご利益をいただくための神頼みができる5つの神社を紹介します。運気をあげるプチ旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
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【1】人を引き付ける魅力を身に着ける穏田神社(おんでんじんじゃ)
玉の輿運(逆玉運)は、いわば「愛され運」を高めることです。そのためには、魅力を増して人を引き付けるご神徳があるという神社へと参りましょう。
東京都渋谷区にある穏田神社は、女性磨きを頑張っている女性を応援する漢方の女医さんが境内にいらっしゃいます。玉の輿に乗りたいけど、まだまだだと自分に自信のない女性は、自分磨きを怠らないためにも、穏田神社に参拝してみてはいかがでしょうか。
神社に祀られるのはご夫婦の神であり、縁結びのご利益もあるので女子力アップを祈願しつつ、玉の輿につながる良縁を祈願できます。明治神宮から10分ほどのところにありアクセスもとても便利です。
【2】強運に守られた小綱神社(こあみじんじゃ)
「銭洗い弁天」といえば鎌倉の宇賀福神社が有名ですが、東京にも「東京の銭洗い弁天」金運神社があります。日本橋にある小網神社は、宇賀福神社と同様、市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)をお祀りする神社です。
東京下町八社福参り・強運厄除にも選ばれている小網神社は、金運UPのパワースポットとしてとっても有名になりました。またこちらは「強運厄除けの神様」としてもいわれのある神社です。
第二次世界大戦の際、小網神社を参拝してから出征した方は全員生還されたそうです。さらに東京大空襲でも当社が戦災を免れたということで、強運に守られた神社であることは間違いありません。
「なんとなくツイてないから、厄を払って運をあげたい」「なかなか良縁に恵まれない」という方にお勧めの神社です。
参拝の際には、鳥居をくぐって左側の「福禄寿様」に忘れずご挨拶しましょう。日本橋七福神の一柱「福禄寿様」は健康長寿のご利益とともに「福徳」「人徳」「財徳」など玉の輿に必要な「三得」のご利益があると評判です。
境内に吊るされた繭玉の下には、銭洗いの水が湧いており「お金を清めると金運が上がる」という言い伝えがあります。商売繁盛と大変よろしいそうです。他にも、参拝すると宝くじに当たる!と評判の金運神社でもあり、全国各地から多くの参拝客が訪れる人気のパワースポットとなっています。
- 小網神社
- 東京駅・丸の内・日本橋 / パワースポット / 神社
- 住所:東京都中央区日本橋小網町16-23,小網神社地図で見る
- Web:https://www.koamijinja.or.jp/
【3】最強金運の穴八幡宮(あなはちまんぐう)
新宿区に鎮座する当社は、江戸時代、庶民から信仰を集め、特に蟲封じ(むしふうじ)の祈祷が有名でした。ほかに商売繁盛、出世、開運にご利益があるといわれている神社です。
「穴八幡宮」という名の由来は、寛永18年(1641年)、この八幡宮建立のために山裾を切り開くと横穴が見つかり、穴から金銅の阿弥陀如来像が現れたということから来ています。
毎年冬至から節分の期間のみいただける「一陽来復(いちようらいふく)お守り」が最強金運にご利益抜群ということで、このお守りを目当てに毎年大勢の人がおしかけ、行列ができます。
数多いライバルに勝ち抜いて、玉の輿に乗りましょう。
【4】経営者の守り神虎ノ門金刀比羅宮(とらのもんことひらぐう)
虎ノ門金刀比羅宮は、こんぴらさんの愛称で知られる、四国の金刀比羅宮が本社になります。御神紋の丸金マークが境内の至る所に飾られており、金の気あふれる神社です。お守りなどにも丸金マークが付いているので、一つ身につけておくのもいいでしょう。
ビジネス街の真ん中のビルの一角に鎮座することからも、経営者や一家の稼ぎ手など生活を守る立場にいる人を特に応援してくれるとも言われ、昼休みのサラリーマンが気軽に参拝できる神社になっています。
元旦から10日までしかいただけない期間限定の福銭開運のお守りは「お金持ちになれる」という呼び声の高いパワーアイテムです。これをいただくことができれば、経営者に巡り合えるチャンスが到来するかも!?
- 虎ノ門金刀比羅宮
- 浜松町・田町 / 神社 / パワースポット / 縁結びスポット
- 住所:東京都港区虎ノ門1-2-7地図で見る
- 電話:03-3501-9355
- Web:http://www.kotohira.or.jp/
【5】大奥の女中が日参した柳森神社
最後に、玉の輿の語源にもなった「お玉」が創建した神社のご紹介をします。秋葉原駅にほど近い神田川のほとりに柳森神社が鎮座します。
江戸時代においては徳川家より社殿造営の寄進を受けるなど大変栄え、烏森神社・椙森神社とともに江戸三森の一つとして崇敬されたお宮です。
境内にある福寿神祠(徳川桂昌院殿)は通称「おたぬきさま」と呼ばれています。五代将軍綱吉の生母・桂昌院(お玉)により、江戸城内に福寿稲荷と称して創建されたのです。庶民の出ながら、他を抜いて(たぬき)玉の輿に乗った桂昌院にあやかろうと、大奥の女中達は皆この社を崇敬したといいます。
開運、諸願成就、勝運、出世に御利益があるとされ、玉の輿運UPの神社です。京都の「今宮神社」は京都の出である桂昌院が再興したということで、「玉の輿神社」として全国から多くの参詣者が訪れる聖地となっていますが、江戸で出世した桂昌院ですから、柳森神社も今宮神社に負けないご利益があることでしょう。
鳥居付近のおたぬきさまは、ユーモラスないで立ちで参拝者を迎えてくれますよ。まだ、多くの人に知られない穴場の玉の輿スポットです。ライバルに先駆けてお参りされてはいかがでしょう?