台湾の中部に位置する都市台中。首都の台北から新幹線で約1時間と距離も近く、日本からの観光客も非常に多い都市として知られています。そんな台中で今「インスタ映えする」「カラフルで可愛い」と話題になっているスポットが彩虹眷村(Rainbow Village)。なんでもこのペイントは1人の男性の手によって描かれたのだとか。本日はそんな気になる台中の観光地、彩虹眷村をご紹介いたします。
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眷村とはなにか
そもそもこの眷村というのは台湾独特のもので、軍人村とも呼ばれています。それは第二次世界大戦後、中国の国民党軍が台湾の統治を始めたことがきっかけに移住してきた人々のために作られた住居なんです。その移住者たちは軍人を始めとする公務員であったことから、この名前がつけられました。
この村を一躍有名にしたおじいちゃん
もともとは殺風景であった眷村に絵を描き始めたのは、ここの住人である黄永阜さん。香港からこちらに移り住んだ黄さんは、2008年当時、老朽化と地区の開発のため取り壊し予定であった自身の住む眷村に絵を描き始めたのだそう。その理由はなんと「暇だったから」とのことなのですが、今やその暇つぶし(?)も村全体に広まっており、圧巻の風景を作り出しています。
御歳94歳の黄さんは、まだまだご健在。運が良ければ彩虹眷村内のお土産ショップでお会いすることも可能です。カメラを向けるとお茶目にピースサインをして写真を一緒に撮ってくれますよ!
お気に入りのキャラを探そう!
15分ほどで見て回れる彩虹眷村ですが、その壁には様々なオリジナルキャラクターが描かれています。オリジナルの可愛らしいキャラクターから、どこかアニメで見たことあるようなキャラクターまで数え切れないほど。
いくつかのキャラクターたちは人気が高いようで、キーホルダーやポストカードなどのグッズにもなっています。彩虹眷村を訪れた際には、ぜひじっくりと回って、自分のお気に入りのキャラクターを見つけてみてくださいね。また、観光の後にはぜひお土産ショップを訪れてみてください。当然ここでしか買うことができなグッズはどれも可愛らしく、きっと目移りしてしまうはず!
彩虹眷村へのアクセス方法
彩虹眷村近くには駅がないため、基本的にはタクシーかバスで行くことになります。
バスで行く
彩虹眷村へは台中市の玄関口である台湾新幹線台中駅から、26, 70, 99番のバスで彩虹眷村、または南屯同安厝で下車をして向かうことができます。時間は約1時間ほどです。
ちなみにバスの料金は無料。台中市内ではEasyCard(悠遊卡)を使えば、一日の移動距離を上限10kmまでとし、バスを無料で利用することができるんです。
タクシーで行く
確実にたどり着くことができ、なおかつ台中駅から30分ほどで到着することができます。料金や約300元(約1,046円)ほどです。
UBERを使う
アメリカ発の配車サービスアプリUBERは、台中でも使用することができます。配車する車や時間帯により料金は異なりますが、目的地をアプリに打ち込むだけでたどり着くことができますので、言語に不安のある方や、タクシーが捕まえられなかった場合にはオススメです。
入場について
彩虹眷村は無料開放されており、入場に際して料金はかかりません。ですが、まだこちらの村に住んでいる方もいらっしゃるため、早朝や夜遅くにこちらを訪れる際にはお気遣いをお願いいたします。
※記事内の台湾ドルから日本円への換算は2019年1月現在のレートを利用しています(1元=約3.49円)
- 彩虹眷村
- 台湾 / 町・ストリート / インスタ映え
- 住所:408 台湾 Taichung City, Nantun District, 春安路56巷地図で見る
- Web:http://www.1949rainbow.com.tw/