冬の寒さが厳しい京都ですが、寒い時期は観光客も減り、他の季節よりゆったり観光が楽しめます。積雪日限定でライトアップが行われる貴船神社や、雪景色の中で格別に美しい金閣寺など、冬の京都観光におすすめのスポットをご紹介します。
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1.貴船神社
- 出典:tripnote.jpphoto by ま こ とさん
貴船神社は水の神様・高龗神(たかおかみのかみ)を祀る神社で、絵馬の発祥地として知られています。参道の両脇には灯篭がつらなり、毎年1月後半〜2月の間は積雪日限定ライトアップとして、雪が積もった土曜日のみ、夕暮れ〜夜の20時までライトアップが行われます。
ライトアップが開催される場合は当日15時に貴船神社の公式サイトやFacebook、Twitterでアナウンスがありますので、この時期に京都滞在するなら欠かさずチェックしておきたいですね。
- 貴船神社
- 大原・鞍馬・貴船・八瀬 / 観光名所 / 神社 / 紅葉 / パワースポット / 縁結びスポット / ツーリング
- 住所:京都府京都市左京区鞍馬貴船町180地図で見る
- 電話:075-741-2016
- Web:http://kifunejinja.jp/
2.金閣寺
どの時期に訪れても光り輝く姿が見事な金閣寺ですが、冬の雪景色の中に佇む金閣寺の姿はまた格別の美しさ。雪が積もるほどに降る日は例年数日しかないので、見られたら貴重な冬だけの絶景です。
また、雪が降った場合でもうっすら積もる程度だと午前中のうちに溶けてしまうことも多いので、できるだけ早い時間に訪れましょう。なお、金閣寺の最新の状態はライブカメラで確認できます。
- 金閣寺
- 今出川・北大路・北野 / 寺 / 世界遺産 / 庭園の名所
- 住所:京都府京都市北区金閣寺町1地図で見る
- 電話:075-461-0013
- Web:http://www.shokoku-ji.jp/k_about.html
3.高台寺
- 出典:tripnote.jpphoto by SF_logbookさん
慶長11年(1606年)に、豊臣秀吉の妻・北政所(ねね)が秀吉の菩提を弔うために創建した高台寺では、例年1月中旬〜3月初旬までの期間限定で、週末の金・土・日に冬の夜の茶会 夜咄(よばなし)が開催されています。
ロウソクの灯りだけが灯された中でお茶をいただく会で、点心(軽いお食事)や美しくライトアップされた夜の庭園散策も含まれており、所要時間は約3時間ほど。参加前日の16時までに予約が必要で、参加料金は1人7,000円です。
- 高台寺 冬の夜の茶会 夜咄(よばなし)
- 東山・祇園 / イベント・祭り / 冬のおすすめ観光スポット
- 住所:京都府京都市東山区高台寺下河原町526番地地図で見る
- Web:https://www.kodaiji.com/chakai.html
- 高台寺
- 東山・祇園 / 寺 / 観光名所 / 紅葉 / パワースポット / 桜の名所 / 縁結びスポット / 竹林 / 庭園の名所
- 住所:京都府京都市東山区高台寺下河原町526番地地図で見る
- 電話:075-561-9966
- Web:https://www.kodaiji.com/
4.天橋立
日本三景のほか、“日本の名松百選” や“日本の道百選” 、“日本の渚百選” など多くの日本百景に選ばれている景勝地。白砂青松の美しさで知られる名所ですが、冬、天橋立に立ち並ぶ松の葉に雪が降り積もった時だけ、まるで水墨画のような景色へと変わります。
- 天橋立
- 天橋立・舞鶴・宮津・丹後 / 自然・景勝地 / パワースポット / ツーリング / 観光名所
- 住所:京都府宮津市地図で見る
- 電話:0772-22-8030
- Web:https://www.amanohashidate.jp/spot/amanohashidate/
5.実光院
勝林院の支院で、応永年間(1394年~1428年)に宗信法印により復興されたという記録が残されています。元々は実光院の向かいの敷地(現在の大原陵)に建っていましたが、1919年に普賢院と理覚院を統合する形で移転し現在に至ります。
客殿南側の契心園は律川より水を引いた池を中心にした池泉鑑賞式庭園で、江戸時代後期に造られました。西側は回遊式庭園になっており、秋から春にかけて咲くという珍しい「不断桜」が特に有名です。冬、雪の降る日には雪化粧された桜というめずらしい光景に出会えますよ。
- 実光院
- 大原・鞍馬・貴船・八瀬 / 寺 / 穴場観光スポット / 紅葉 / 庭園の名所
- 住所:京都府京都市左京区大原勝林院町187地図で見る
- 電話:075-744-2537
- Web:http://www.jikkoin.com/
6.北野天満宮
菅原道真をお祀りする北野天満宮は、通称「北野の天神さん」とも呼ばれ、古くから学問の神様として信仰されてきた神社です。50種類の梅の木が約1,500本植えられた「梅苑」を敷地内に有し、例年2月初旬から3月下旬までの開苑期間には梅の花を愛でに多くの観光客が訪れます。
- 北野天満宮
- 今出川・北大路・北野 / 神社 / 紅葉 / 梅の名所
- 住所:京都府京都市上京区馬喰町地図で見る
- 電話:075-461-0005
- Web:http://www.kitanotenmangu.or.jp/
7.かやぶきの里
京都市内から車で約1時間の距離に位置する、美山町のかやぶきの里。数多くのかやぶき屋根の民家を残す地域で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。冬にはかやぶきの屋根に雪がしんしんと積もり、辺り一帯が静けさで包まれます。
例年1月末〜2月頭にかけて雪灯廊と題したライトアップイベントが開催されており、かやぶき民家が温かい光で照らし出され幻想的な景色を見せてくれます。初日と最終日にあげられる冬の花火も必見です。
- 美山かやぶきの里「雪灯廊」
- 綾部・福知山 / イベント・祭り / 夜景
- 住所:〒601-0712 京都府南丹市美山町北 美山 かやぶきの里地図で見る
- 電話:0771-77-0660
- Web:http://www.yukitouro.jp/
- 美山かやぶきの里
- 綾部・福知山 / 町・ストリート / 穴場観光スポット / 花畑(9月) / 花畑(10月) / ツーリング / コスモス畑 / 重要伝統的建造物群保存地区
- 住所:京都府南丹市美山町北地図で見る
- Web:http://www.kayabukinosato.jp/
8.雲龍院
京都東山区にある真言宗泉涌寺(せんにゅうじ)には九つの末院があり、「雲龍院(うんりゅういん)」はその末院の一つです。南北朝時代の後光厳(ごこうごん)天皇の勅願で建てられたお寺で、「別格本山」という本山に準じた待遇を受ける特別な格式を持った寺院です。拝観料は3種類あり、拝観料400円、お抹茶付き900円、写経(拝観・お抹茶込み)1,500円になっています。
雪見障子から4つの違った景色が見える「色紙の景色」や、丸窓の「悟りの窓」と四角い窓の「迷いの窓」から美しい日本画のような景色が楽しめる「悟りの間」などの見所があります。雪見障子や窓から、雪化粧された庭園風景を時間を忘れてゆっくりと眺めてみては。
- 雲龍院
- 東山・祇園 / 穴場観光スポット / 寺
- 住所:京都府京都市東山区泉涌寺山内町36地図で見る
- 電話:075-541-3916
- Web:http://www.unryuin.jp/
9.宝泉院
京都駅から北に約1時間、のどかな山里の大原には、天台宗が栄えた大原の中心的道場である勝林院があります。宝泉院はその中の僧が住居とする僧坊として、平安時代末期に建立されました。三千院に次ぐ大原の観光名所です。
宝泉院には、盤桓園、鶴亀庭園、宝楽園の3つの庭園があります。その中でも一番の見所は盤桓園(ばんかんえん)です。客殿から柱を額縁に見立てて眺めるため、額縁庭園とも呼ばれています。客殿に一歩足を踏み入れると、視界にいっぱいに広がる迫力満点の景色や樹齢700年の五葉松に驚かされます。
また拝観料の800円には、お抹茶と和菓子が含まれているので、素敵なお庭を眺めながらゆっくりお茶をいただくという贅沢なひとときが過ごせます。
- 宝泉院
- 大原・鞍馬・貴船・八瀬 / 寺 / 穴場観光スポット / 紅葉 / 竹林 / 庭園の名所
- 住所:京都市左京区大原勝林院町187番地地図で見る
- 電話:075-744-2409
- Web:http://www.hosenin.net/
10.下鴨神社
導きの神、勝利の神として信仰を集める下鴨神社。正式名称を賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)と言います。鮮やかな朱色をした楼門は高さ13メートルで、重要文化財に指定。広い境内にはその他にも多くの重要文化財があります。
下鴨神社の冬の見どころといえば、楼門を入って右手、朱塗りの輪橋(そりはし)の袂に植えられている「光琳の梅」。国宝である尾形光琳の『紅白梅図屏風』に描かれた梅のモデルと伝わることから、この名がつけられました。例年2月下旬から3月上旬にかけて、濃いピンクの花を咲かせます。
- 下鴨神社
- 下鴨・北白川・平安神宮 / 一人旅 / 神社 / 紅葉 / パワースポット / 縁結びスポット / 世界遺産 / 観光名所
- 住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59地図で見る
- 電話:075-781-0010
- Web:http://www.shimogamo-jinja.or.jp/