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高島炭坑
高島炭坑(北渓井坑)は西洋の技術が日本ではじめて用いられた炭坑です。深さ約43メートル、日産300tを出炭したといわれていますが、明治9年(1876年)に海水の浸入により廃坑となりました。初期の近代的炭坑施設として非常に価値があります。
- 高島炭坑
- 長崎 / 遺跡・史跡
- 住所:長崎県長崎市高島町99-1地図で見る
- 電話:095-829-1193(長崎市文化財課)
- Web:http://www.nagasaki-tabinet.com/guide/60918/
端島炭坑(はしまたんこう)
端島は通称”軍艦島”とよばれ、世界遺産登録後に多くの観光客が押し寄せ話題となりました。長崎港から南西の海上約17.5km、大きさは南北に約480m、東西に約160mととても小さな島です。明治から昭和にかけて海底炭坑によって栄え、最盛期の1960年(昭和35年)には、当時の東京都区部の9倍もの人口密度だったそう。しかし使われる資源が石炭か石油に移ったことにより、1974年(昭和49年)に閉山、現在は無人島になっています。
端島へは船の運行会社によるツアーで行くことができます。各社により時間は異なりますが、長崎港、伊王島港からだいたい30分ほどで到着します。
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- 端島
- 長崎 / 観光名所 / 絶景 / 島・離島 / インスタ映え / 世界遺産
- 住所:長崎県長崎市端島地図で見る
- Web:https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/51797
旧グラバー住宅
旧グラバー住宅のあるグラバー園は、長崎県を代表する観光スポットのひとつとして、名前を聞いたことがある方も多いと思います。英国スコットランド出身の貿易商トーマス・ブレーク・グラバーは、1859年(安政6年)の長崎開港後に来住した、諸外国の商人たちのひとり。日本の近代化に大きく貢献した人物です。そんな彼と家族が住んでいたのが、旧グラバー住宅です。1863年(文久3年)に建てられた日本最古の木造洋風建築で、主屋・附属屋が国の重要文化財に指定されています。
- グラバー園
- 長崎 / 観光名所 / 絶景 / パワースポット / 桜の名所 / ツーリング / インスタ映え / 世界遺産
- 住所:長崎県長崎市南山手町8番1号地図で見る
- 電話:095-822-8223
- Web:http://www.glover-garden.jp/
三池(福岡・熊本)
三池炭鉱、三池港(三池炭鉱宮原坑、三池炭鉱万田坑、三池炭鉱専用鉄道敷跡、三池港)
三池炭鉱に関連する施設が、「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として登録されています。三池炭鉱は、洋式採炭技術の導入により増産体制を確立し、日本の近代化をエネルギーの面で支えてきました。1997年に閉山しましたが、三池炭鉱に関する遺産が多くのこっており、日本の近代化をいまに伝える貴重な遺産として、重要文化財や国の史跡、国の登録有形文化財などに登録されています。
- 三池炭鉱宮原坑
- 福岡 / 遺跡・史跡
- 住所:福岡県大牟田市 宮原町1丁目 86−3地図で見る
- 電話:0944-41-2515(大牟田市世界遺産登録・文化財室)
- Web:https://www.miike-coalmines.jp/miyanohara.html
- 三池炭鉱万田坑
- 荒尾市 / 遺跡・史跡 / インスタ映え / 世界遺産 / ツーリング
- 住所:熊本県荒尾市原万田200番地2地図で見る
- 電話:0968-57-9155(万田坑ステーション)
- Web:https://www.miike-coalmines.jp/manda_misumi.html
- 三池炭鉱専用鉄道敷跡
- 福岡 / 遺跡・史跡
- 住所:福岡県大牟田市、荒尾市地図で見る
- 電話:0944-41-2515(大牟田市世界遺産登録・文化財室)
- Web:https://www.miike-coalmines.jp/rale.html
- 三池港
- 福岡 / その他スポット
- 住所:大牟田市新港町地図で見る
- 電話:0944-41-2515(大牟田市世界遺産登録・文化財室)
- Web:https://www.miike-coalmines.jp/port.html
三角西(旧)港(みすみにし(きゅう)こう)
熊本県宇城市三角町にある三角港。西港と東港に分かれており、西港が「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつになっています。宮城県の野蒜築港(のびるちくこう)、福井県の三国港とともに明治の三大築港とよばれていますが、120年以上の時が過ぎたいまも当時の姿をとどめているのは、ここ三角西港だけ。756mもの石積みの埠頭や水路は明治の面影をのこし、周辺を歩けば西洋風の建物がいまも残されています。
- 三角西港
- 宇城市 / 遺跡・史跡 / 穴場観光スポット / 世界遺産
- 住所:熊本県宇城市三角町三角浦地図で見る
- 電話:0964-32-1428(宇城市教育委員会世界遺産推進室)
- Web:https://www.miike-coalmines.jp/manda_misumi.html
八幡(福岡)
官営八幡製鐵所(八幡製鐵所旧本事務所、八幡製鐵所修繕工場、八幡製鐵所旧鍛冶工場) 【非公開施設】
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto by Indiana jo CC BY-SA 4.0 from Wikimedia Commons
北九州工業地帯の中心工場として日本の近代化を支えた八幡製鐵所。その関連する施設として、旧本事務所、修繕工場、旧鍛冶工場、そして後に紹介する遠賀川水源地ポンプ室の4つが「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として世界遺産に登録されています。
これらの施設は製鐵所の敷地内にあることから非公開施設になっていますが、構成資産のひとつである旧本事務所に限っては、外観を眺めることができる眺望できるスペースが設けられています。
- 八幡製鐵所旧本事務所
- 北九州 / 建造物 / 歴史的建造物 / 世界遺産
- 住所:福岡県北九州市 八幡東区尾倉地図で見る
- Web:http://www.city.kitakyushu.lg.jp/soumu/01901014.ht...
- 八幡製鐵所旧鍛冶工場
- 北九州 / 遺跡・史跡
- 住所:福岡県北九州市八幡東区尾倉地図で見る
遠賀川水源地ポンプ室【非公開施設】
1910年(明治43年)、八幡製鉄所の拡張計画にともない遠賀川東岸に建てられた、ポンプ室。遠賀川から水をくみ上げ、12km離れた製鉄所に水を送る施設としてつくられました。明治の面影が色濃くのこるレンガ造りの建物ですが、現在も現役で稼働しているため非公開施設になっています。
- 遠賀川水源地ポンプ室
- 福岡 / 遺跡・史跡
- 住所:福岡県中間市 土手ノ内1丁目3−1地図で見る
- Web:http://www.city.nakama.lg.jp/sangyo/kanko/sekaiisa...