スペイン【バレンシア大聖堂】キリストが最後の晩餐で用いた本物の聖杯を拝める？！

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• 火祭りでも有名！スペイン第3の都市「バレンシア」
• バレンシア観光で絶対に外せない「バレンシア大聖堂（Catedral de Valencia）」
•    入場料と日本語オーディオガイドについて
• バレンシア大聖堂が誇る宝「聖杯礼拝堂（Capilla del Santo Cáliz）」
•    「最後の晩餐」後、いかにしてバレンシア大聖堂に聖杯が運ばれたのか
•    研究発表もされた聖杯は、バチカンにも本物の聖杯として認められている！
•    聖杯が描かれているステンドグラスの美しさも必見！
• まとめ

火祭りでも有名！スペイン第3の都市「バレンシア」

• 写真：トラベルライターValencia

スペイン北東に位置する「バレンシア」は、マドリッドとバルセロナに次ぐスペイン第3の都市であり、スペイン三大祭りの1つである「火祭り」が開催されることでも有名です。

バルセロナから電車もしくはバスにて4時間ほどで足を運べるバレンシアには、博物館や美術館をはじめ、世界遺産にも登録されている歴史的建造物群のほか、地中海の温暖な気候の恵みとして美味しいパエリアなど「食の都」としても知られています！

バレンシア観光で絶対に外せない「バレンシア大聖堂（Catedral de Valencia）」

• 写真：トラベルライターValencia Cathedral

スペイン・バレンシアの中心部に位置する主要な聖堂「バレンシア大聖堂（Catedral de Valencia）」。1262年に始まった建築がようやく終わりを迎えたのは、18世紀の頃です。なんと5世紀にもわたる建築の末完成した「バレンシア大聖堂」は、「ゴシック様式」をはじめ「ロマネスク様式」や「ルネサンス様式」、「バロック様式」、「ネオ・クラシック様式」と移り変わる時代とともに、多用な様式が混在しているのが特徴的です。

入場料と日本語オーディオガイドについて

• 写真：トラベルライターValencia Cathedral

1931年には重要文化財（BIC）にも指定されているバレンシア大聖堂は、実際に足を踏み入れると、ゴシック様式をメインに数々の建築様式の影響が見られます。1人につき7ユーロ（約850円）の入場料には、日本語のオーディオガイドも含まれているため、ぜひ忘れずに借りてくださいね。ただし、日本人観光客が多い場合など、日本語のオーディオガイドが使えないこともあるため要注意です！

日本語での説明を聞きながら、バレンシア大聖堂のなかを見学する際にかかる時間は40分程度です。そのため、日本語のオーディオガイドがすべて貸し出し中の場合には、40分ほどを目安に時間をずらしてみるのもおすすめです◎

バレンシア大聖堂が誇る宝「聖杯礼拝堂（Capilla del Santo Cáliz）」

• 写真：トラベルライターValencia Cathedral

バレンシア大聖堂のなかにある「聖杯礼拝堂（Capilla del Santo Cáliz）」には、直径9cmの半球状で、高さ17cmの暗赤色のメノウでできた聖杯が保管されています。1世紀に作られたこの聖杯は、イエス・キリストが「最後の晩餐」で用いたものといわれています。

ここバレンシア大聖堂内にある聖杯礼拝堂にて保管されている聖杯のほかにも、イエス・キリストが「最後の晩餐」で用いたのではないかといわれている聖杯は、世界各国で大切に管理されています。ただし、「バレンシア大聖堂にある聖杯こそが本物である」という説が濃厚だからこそ、バレンシアを訪れた際にはぜひ拝んでみてほしいのです！

「最後の晩餐」後、いかにしてバレンシア大聖堂に聖杯が運ばれたのか

• 写真：トラベルライターValencia Cathedral

イエス・キリストが「最後の晩餐」で用いたとされる聖杯は、その後ローマにある聖ペドロ大聖堂へ運ばれ、ローマ法王シクストゥス2世の代まで納められていたとされています。3世紀には、法王シクストゥス2世の執事であったラウレンティウスによって、彼の故郷であるスペイン・ウエスカに運ばれました。

また、713年以降のイスラム教徒による侵略のあいだは、ピレネー山脈地方に隠され、1399年にアラゴン王マルティン1世が所有することになったといわれています。マルティン1世が亡くなったあと、後継者となったアルフォンソ5世がバレンシア宮殿でのナポリ王滞在の際にバレンシア大聖堂へ移され、今日まで大切に保管されているといわれています。

研究発表もされた聖杯は、バチカンにも本物の聖杯として認められている！

• 写真：トラベルライターValencia Cathedral

1960年には、バレンシア大聖堂で保管されている聖杯に関する研究論文「バレンシア大聖堂の聖杯（El Santo Cáliz de la Catedral de Valencia）」が発表されています。スペインの考古学者によると、紀元前4世紀から1世紀にエジプトまたはパレスチナで作られた聖杯であることを確認し、時代的にもイエス・キリストが「最後の晩餐」で使用した本物の聖杯であると主張しています。

世界各地にある「聖杯」候補のなかでも研究発表がされること自体とても珍しく、歴代のローマ法王たちも何度もバレンシア大聖堂を訪れるなど、バチカンにも認められていることからも、本物の聖杯である可能性の高さが伺えます。

聖杯が描かれているステンドグラスの美しさも必見！

• 写真：トラベルライターValencia Cathedral
• 写真：トラベルライターValencia Cathedral

聖杯ばかりに目を向けてしまいがちですが、バレンシア大聖堂では聖杯が描かれた美しいステンドグラスなども必見です！

まとめ

• 写真：トラベルライターValencia Cathedral

いかがでしたか？世界各地で大切に保管され、イエス・キリストが「最後の晩餐」で用いたとされる聖杯の数々。そのなかでも、考古学者による研究発表がされ、バチカンにも本物と認められている聖杯が、ここ「バレンシア大聖堂（Catedral de Valencia）」で拝めます！バレンシアの中心部にあってアクセスも良いため、ぜひバレンシアの観光には外せないスポットとして足を運んでくださいね。