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夏は水遊びも!ルート途中に沢へ降りられる場所がたくさん
琵琶滝から登山道へ戻り、山歩きは続きます。少し疲れたら、休憩がてら沢へ降りてみましょう。「びわ滝コース」の道中には、沢へ降りて水にさわれる場所がたくさんあります♪夏場は本格的な水遊びが楽しめるので、とくに子連れ登山の際におすすめのコースです(ただし着替えをお忘れなく)。
「大山橋」へ。山頂まで残りは1.3km
30分ほど歩くと、小さい木の橋「大山橋」へさしかかります。ここまで登山口から約2km(「高尾山口駅」からは約2.5km)の道のり、山頂までは残り1.3kmです。ここからだんだん傾斜がきつくなってきますので、感覚的にはここが折り返し地点といったところでしょうか。
徐々に山が険しくなり、いよいよ“沢歩き”を体験!
紅葉の時季はこの辺りが見どころに
山道はアップダウンを繰り返しながら、順調に頂上へと進んでいきます。途中、木の根っこがかなり大きく露出している箇所がありますので、足もとに気をつけながら歩きましょう。紅葉の時季は、このあたりの樹々の色づきがとてもきれいです。
「びわ滝コース」のお楽しみ♪飛び石をつたう“沢歩き”
「大山橋」から30分ほどで、5号路との分岐点(↓下の写真)に到着。6号路は橋を渡らず直進し、たえず水が流れる沢の中に入っていきます。ここからが「びわ滝コース」のお楽しみスポット“沢歩き”です!
沢とはいえ、水量はさほどでもありません。飛び石が点々と置かれていますので、石の上をぴょんぴょんつたって歩けば、靴が濡れることもありません。大雨が降った直後でもない限り、飛び石が冠水することはないでしょう。しかし濡れた石は滑りやすいので、とくに小さなお子さんは気をつけてください。
最後の難所、階段上り!頂上はもうすぐ
沢歩きが終わると、最後の難所である階段が待っています。山の階段上りは歩幅を固定されてしまうため、とてもキツイものですが、ここ高尾山の階段もなかなかの手ごわさ。頂上の直前、いちばん疲れているタイミングで上らないといけないため、ここでぐずっているお子さんもたくさん見かけます(笑)
ピカピカのトイレの建物が見えたら、ついにゴール
階段を上り終えると少し広くなった場所に出るので、「ここが山頂?」と思いがちですが、ゴールはもう少し先。最後の坂を上ると、山の上とは思えないきれいな建物が見えてきます。ビジターセンターかと思いきや、実はこちらはピカピカのトイレ。ウォシュレット完備の清潔なトイレがあることも、子連れ登山には安心材料ですね。
紅葉に彩られた山頂から富士山を眺めよう
トイレ前の坂の先が、高尾山の山頂です。紅葉の時季には、カエデの真っ赤な彩りに登山疲れも癒されますよ。茶屋や売店のある広場の一番奥は、富士山が望める絶景スポット。晴れた日には、富士山の雄大な姿がくっきりと浮かび上がります。
下りのおすすめは4号路「吊り橋コース」
山頂でお昼休憩を取ったら、下りは4号路「吊り橋コース」を行きましょう。下り始めてからしばらくは普通の登山道ですが、川の流れが聞こえてくると間もなく吊り橋が現れます。高尾山にある唯一の吊り橋ということで、立ち止まって写真を撮る人も多くいます。
「浄心門」「たこ杉」を過ぎたら、一路リフトで麓まで
- 出典:www.photo-ac.com高尾山薬王院有喜寺の山門「浄心門」
吊り橋から約5~10分ほどで、真言宗智山派の関東三大本山のひとつである「薬王院」の山門「浄心門」に到着。さらに下って観光名所の「さる園」や「たこ杉」の前を通過したら、エコーリフトの「山上駅」へ。ここから一気にリフトで麓まで下りましょう。
紅葉の時季のリフトは、まるで赤や黄色の色彩の海を滑り降りるかのよう!ケーブルカーよりも、自然とダイレクトに触れ合うことができるリフトがおすすめです。紅葉した樹々に包まれるような感覚は、リフトでしか味わえません。
- 高尾山薬王院有喜寺
- 立川・八王子・日野 / 寺 / 紅葉 / 縁結びスポット
- 住所:東京都八王子市高尾町2177地図で見る
- 電話:042-661-1115
- Web:http://www.takaosan.or.jp/
- 高尾山エコーリフト
- 立川・八王子・日野 / 乗り物 / 紅葉
- 住所:東京都八王子市高尾町2205地図で見る
- Web:http://www.takaotozan.co.jp/timeprice/lift.php
紅葉の時季の高尾山はとにかく混雑!なるべく早めの行動を
6号路「びわ滝コース」を利用しての高尾登山、いかがでしたか?一年でもっともきれいな景色が楽しめるのはやはり紅葉の時季ですが、混雑はまぬがれません。筆者が訪れたのは9月の連休の中日で、この日も大変な混み具合でした。
「高尾山口」駅ですでに改札を抜けるまでに渋滞し、駅前の通りも人でいっぱい。登山中も道が狭いところでは、何度か「上り」と「下り」のすれ違いのため行列ができました。ようやく着いた山頂でも、お弁当を食べるスペースを探すのにも一苦労…。11時ちょっと前から上り始め、12時半に登頂するスケジュールでは、やはり遅すぎたようです。
紅葉の時季に高尾山を訪れる際には、なるべく朝早めの行動をおすすめします!混雑を避け、美しい紅葉と快適なハイキングを楽しんでくださいね。
- 高尾山
- 立川・八王子・日野 / 自然・景勝地 / 登山
- 住所:東京都八王子市高尾町地図で見る
- Web:https://takaozanyuho.com/