大パノラマの絶景が楽しめる「中禅寺湖」や、別世界に迷い込んだような竹林が広がる「若竹の社 若山農場」、豪華絢爛な美しさに目が奪われる「日光東照宮」など、大人におすすめの栃木のお出かけスポットをご紹介します。
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1. 中禅寺湖
- 出典:tripnote.jpphoto by コチドリさん
日光にある中禅寺湖は、周囲約25kmで最大水深163m、海抜は1,269mと日本で一番高所にある湖です。中禅寺湖からのぞむ大パノラマが絶景として人気で、とくに秋の紅葉の季節はうっとりするような美しさ。日本百景にも選定されています。湖沿いの散策路を散歩したり、遊覧船でのクルージングや湖畔のカフェから湖を眺めるのもおすすめです。
- 出典:tripnote.jpphoto by kaTasiさん
大人のお出かけでおすすめなのが、中禅寺湖を見下ろす絶景が楽しめる「中禅寺湖スカイライン」。とくに紅葉の時期は全山が紅葉している様を見下ろすことができますが、それほど知られていないので、穴場の紅葉スポットと言えるかもしれません。また突き当りの半月山展望台からは、空撮のような素晴らしい景色が楽しめるので、ドライブがてら訪れてみてください。
- 中禅寺湖スカイライン
- 日光 / 自然・景勝地 / 紅葉 / 観光道路 / ツーリング
- 住所:栃木県日光市中宮祠地図で見る
2. 若竹の社 若山農場
- 出典:tripnote.jpphoto by ru♡さん
宇都宮の北部に位置し、東北自動車道・宇都宮ICからも数分という場所にある広大な竹林です。その大きさは、東京ドーム約5個分にも相当する24ヘクタール。平地でこんなに広い竹林は珍しいことから、各種メディアの撮影に使用されることも多い観光名所です。
若山農場では、モウソウチクを中心にマダケやハチク、ヒメハチク、カンチクなど15種類ほどの竹が栽培されています。種類によって、節の間隔、太さや色合いにも違いがあります。よく手入れされた竹林は、鳥のさえずりと風にそよぐ笹鳴りのみで、静寂の空間。目を閉じていると、別世界に迷い込んだような気分になれて、大人のお出かけには特におすすめのスポットです。
- 出典:tripnote.jpphoto by aymikityさん
またいずれも土日祝のみの開催になりますが、竹林の中にある茶屋で竹の茶器に淹れられたお抹茶と和菓子をいただいたり、日没後のライトアップを楽しんだりすることもできます。季節に応じたお楽しみとしては、筍狩りやブルーベリー摘み、栗拾いなども体験も可能です。
- 若竹の社 若山農場
- 宇都宮市 / インスタ映え / 果物狩り
- 住所:栃木県宇都宮市宝木本町2018地図で見る
- 電話:028-665-1417
- Web:https://www.wakayamafarm.com/
3. 那須ロープウェイ/茶臼岳
那須岳の主峰「茶臼岳」の山麓と山頂の間を結ぶ、全長812m・高低差294mのロープウェイ。茶臼岳登山者向けに設けられたものですが、往復1,800円で乗車することができるため、ドライブがてら立ち寄るのもおすすめ(冬季は運休)。秋にはロープウェイから那須岳の紅葉が一望できるなど、眼下の絶景を楽しむことができます。
- 出典:tripnote.jpphoto by 岩井 眞太朗さん
また標高1,915mの茶臼岳は、関東を代表する活火山で、現在も白い噴煙を噴き上げています。9合目までロープウェイが通っているため、山頂駅から茶臼岳頂上まで40分~50分程度の気軽な登山も楽しめ、アクティブに過ごしたい大人のお出かけにもおすすめ。山頂からは360度の大パノラマが広がり、迫力ある噴煙や雄大な眺めが楽しめ、いっそうの絶景が堪能できますよ。
- 那須ロープウェイ
- 那須町(那須郡) / 乗り物 / 紅葉 / 穴場観光スポット / ロープウェイ
- 住所:栃木県那須郡那須町大字湯本字那須岳215地図で見る
- 電話:0287-76-2449
- Web:https://www.nasu-ropeway.jp/
4. 那須湯本温泉
茶臼岳が間近に望む、那須温泉郷の中心にある栃木県でも最も古い温泉地。那須与一ゆかりの神社である「那須温泉(ゆぜん)神社」が名所となっていて、約40軒の温泉旅館が立ち並ぶ情緒ある景観も魅力です。
その中でも共同浴場「鹿の湯」は、1300年ほど前に発見されたといわれる伝説が残る、那須温泉の象徴的な浴場。傷ついた鹿が温泉で体を癒していて発見された、という伝説が名前の由来となっています。日帰り温泉なので立ち寄りやすく、大人のお出かけにもぴったり。
- 出典:tripnote.jpphoto by yukinkoさん
入浴前には、ひしゃくで頭からお湯をかぶる「かぶり湯」という入浴法が効果的とされているので、ぜひ体験したいですね。また浴槽は6つに仕切られており、それぞれに違う温度で温泉を楽しむことができます。石鹸やシャンプーの使用は禁じられていますので、ご注意ください。
- 那須湯本温泉
- 那須町(那須郡) / 町・ストリート / 温泉地
- 住所:栃木県那須郡那須町湯本182地図で見る
- 電話:0287-76-2755
- Web:http://www.nasuonsen.com/
5. 日光東照宮
- 出典:tripnote.jpphoto by ラベンダーさんさん
日光を代表する観光スポット日光東照宮。江戸幕府初代将軍である徳川家康を祀り、境内には国宝8棟、重要文化財34棟をかかえ、豪華絢爛な美しさに目が奪われます。三代将軍・家光公の時代に京都や大阪など各地から集められた職人たちによって造り上げられました。
- 出典:tripnote.jp唐門と本社
1999年12月には、世界遺産「日光の社寺」を構成する資産のひとつとして、世界文化遺産にも登録されています。境内には、陽明門、五重塔、唐門、三神庫、御本社、宝物館など、とにかく見どころが多く、歴史好きな大人のお出かけにはとくにおすすめです。
- 出典:tripnote.jpphoto by shun0623さん
- 出典:tripnote.jpphoto by み_かさん
そして「日光東照宮」といえば、「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻も見どころのひとつ。神厩舎の長押上には猿の彫刻が8面あり、人間の一生が風刺されています。その彫刻のなかに、この三猿が掘られています。
また有名な眠り猫は、日光にちなんで陽だまりでうたた寝をしている姿と言われてますが、別の説では悟りを表しているとも伝えられていて、これらにはどこか謎めいたストーリーを感じます。
- 日光東照宮
- 日光 / 寺 / 観光名所 / 紅葉 / パワースポット / 世界遺産
- 住所:栃木県日光市山内2301地図で見る
- 電話:0288-54-0560
- Web:http://www.toshogu.jp/
6. 那須フラワーワールド
那須連山を背景にした標高600mの高原に広がるフラワーパーク。5月にはチューリップ、ポピー、アネモネ、6月はバラ、ルピナス、ひなげし、7~8月はバラ、日光キスゲ・クレオメ・サルビア、9月〜10月はサルビア、マリーゴールド、ケイトウ、そして10月はコスモスと、四季折々に季節の花が楽しめます。
- 出典:tripnote.jpphoto by ohiさん
とくに5月のカラフルなチューリップ畑と、9月〜10月にかけて見られる炎のようなケイトウは圧巻!敷地内は広すぎず、あまり長く歩き回らずに済むのも大人のお出かけにおすすめ。ただし花が少ない時期は見どころに欠けるため、事前に公式サイトで花の開花状況をチェックしてみてくださいね。
- 那須フラワーワールド
- 那須町(那須郡) / 花畑 / インスタ映え / 植物園
- 住所:栃木県那須郡 那須町豊原丙那須道下5341-1地図で見る
- 電話:0287-77-0400
- Web:http://www.flower-world.net/
7. イタリア大使館別荘記念公園
- 出典:tripnote.jp
明治中頃から昭和初期にかけ、国際的な避暑地として賑わっていた日光。特に標高の高い中禅寺湖の周辺は、各国の大使館をはじめ多くの外国人別荘が建てられました。
湖南岸にはヨーロッパの各大使館別荘が残る地区があり、その中に昭和3年(1928年)にイタリア大使館の夏季別荘だった建物があります。平成9年(1997年)まで実際に使われていて、その後、栃木県が取得し修復などを行い、現在は一般公開されています。
- 出典:tripnote.jp
国の登録有形文化財にも指定されている建物内からは、歴代大統領が絶賛した中禅寺湖の絶景を眺めることができます。また建物の前にはなんとも絵になる桟橋があり、男体山がそびえ立つ景色も楽しめますよ。
- イタリア大使館別荘記念公園
- 日光 / 公園 / インスタ映え / 歴史的建造物
- 住所:栃木県日光市 中宮祠2482地図で見る
- 電話:0288-55-0880
- Web:https://www.nikko-nsm.co.jp/italy.html
8. 霧降高原
赤薙山(あかなぎさん)斜面に広がる標高約1,200mの高原地帯。高山植物の宝庫で、とくに6月下旬から7月中旬には約26万株のニッコウキスゲが辺り一面を黄色く彩ります。群生地のキスゲ平にはハイキングコースが整備されており、高原の花観察コースや天空回廊往復コースなど気軽に散策が楽しめます。
また霧降高原は、キャンプ場やスキー場、ゴルフ場などが整備された高原リゾートとなっていて、大人のお出かけで訪れるのにもおすすめ。カップルにも人気です。
- 霧降高原
- 日光 / 自然・景勝地 / 紅葉 / 花畑(6月) / 花畑(7月) / ハイキング
- 住所:栃木県日光市所野地図で見る
- 電話:0288-21-5170
- Web:http://www.kirifuri-kogen.jp/
9. 瀧尾神社
瀧尾神社は弘法大師が820年に創建したと伝えられ、現在の建物は1645年に改築したものです。境内には「運試しの鳥居」のほか、「縁結びの笹」、「酒の泉」、「子種石」などいくつかの見どころがあります。
特に瀧尾神社の参道の奥にある、ちょっと変わった造りをした「運試しの鳥居」と呼ばれる石の鳥居が有名。この鳥居の上部真ん中にある穴に小石を3つ投げて、ひとつでも石を通すことができれば願い事が叶うと伝えられています。大人のお出かけで足を運んだ際は、ぜひ試してみてくださいね。
10. 戦場ヶ原
- 出典:tripnote.jpphoto by じんの あおいさん
標高約1,400mの高所にある湿原で、夏でも平均気温は17〜18℃ほどです。戦場ヶ原自然研究路には木道が整備されており、気軽にハイキングを楽しめます。道中には男山の雄大な姿を一望できる展望ポイントも。
- 出典:tripnote.jpphoto by ナミーゴさん
一年を通じて散策が可能ですが、特におすすめの時期は6月と秋ごろ。6月には風にふわふわ揺れる様が可愛いワタスゲが、9月下旬〜10月上旬には美しく色づいた草紅葉が楽しめます。自然研究路を散策しながら、野鳥や草花の自然とふれあえる、大人のおでかけにはぴったりなスポットです。
11. 大谷資料館・大谷寺
- 出典:tripnote.jpphoto by hiroshiさん
宇都宮市の大谷町周辺に分布する「大谷石」。その大谷石の地下採掘場跡の一部は現在「大谷資料館」として公開されています。ライトで照らし出されたそこは幻想的な世界が広がり、まるで地底で目覚めた巨大神殿のよう。
- 出典:tripnote.jpphoto by Oliveさん
- 出典:tripnote.jpphoto by ☆ももん☆さん
PV撮影をはじめ、さまざまなロケ地としても利用されています。一年を通して平均気温10度前後に保たれており、季節を問わず観光しやすいので大人のお出かけにもおすすめ。近くにはカフェなどもあり、ジェラートを食べてひと息つくのもいいですね。
- 出典:tripnote.jpphoto by ☆ももん☆さん
さらに、大谷資料館から車で3分、徒歩でも10分弱でアクセスできる、大谷寺にも立ち寄ってみましょう。ご本尊の大谷観音は高さ4mの千手観音で、平安時代に弘法大師により作られたとされる日本最古の石窟仏も見られます。
- 大谷資料館
- 宇都宮市 / 博物館 / 観光名所 / インスタ映え / ツーリング / 歴史博物館
- 住所:栃木県宇都宮市大谷町909地図で見る
- 電話:028-652-1232
- Web:http://www.oya909.co.jp/
12.那須八幡のツツジ群落
ちょうど山が新緑で包まれるころに見頃を迎える、那須八幡のツツジ群落。5月下旬〜6月上旬にかけて、紅色をしたヤマツツジの開花を追うようにオレンジのレンゲツツジが花を咲かせ、あわせて20万本ものツツジが咲き誇ります。
- 出典:tripnote.jp
群落は広大な範囲に広がっていますが、「つつじ吊橋」にほど近い「八幡つつじ園地」エリアであれば、比較的道のりが平坦で足元も整備されているので、大人のお出かけでも散策しやすいでしょう。散策路には、つつじの群落を見下ろせる展望台もいくつか設けられています。
- 那須八幡のツツジ群落
- 那須町(那須郡) / 自然・景勝地 / 花畑 / つつじの名所
- 住所:栃木県那須郡那須町湯本地図で見る
13. 那須ステンドグラス美術館
イギリス・コッツウォルズ地方のマナーハウスをモチーフに建てられた美術館は、一歩足を踏み入れた瞬間から、ここが日本であることを忘れてしまいそうな空間が広がっています。アロマの香りが漂い、パイプオルガンやオルゴールの音色に癒され、まさに非日常の世界。1800年代中心のアンティークステンドグラスが配され、その美しさにうっとりしてしまいます。
- 出典:tripnote.jpphoto by ぽぽい子さん
希少価値の高いステンドグラスも多く、ステンドグラス美術館としては、日本最大級の規模を誇ります。 英国マナーハウスの雰囲気ただようカフェや、充実したギフトショップもあるので、大人はとくに楽しめますよ。ぜひ足を運んでみてくださいね。
- 那須ステンドグラス美術館
- 那須町(那須郡) / 美術館 / インスタ映え
- 住所:栃木県那須郡那須町高久丙1790地図で見る
- 電話:0287-76-7111
- Web:http://stainedglass-museum.com/
14. 竜化の滝
塩原渓谷随一の名瀑と言われている竜化の滝。落差約40mの滝は、ほぼ垂直の岩壁を3段に分かれて流れ落ちています。流れ落ちる滝水の力強い姿が、竜が天に昇っていく姿と似ていることから、竜化の滝と呼ばれるようになりました。
滝までは、国道沿いに整備された無料の駐車場から約600mほど遊歩道を歩く形になります。遊歩道の最も奥に竜化の滝があるため、滝までの道中は渓谷美も楽しめますよ。駐車場から滝までは、ゆっくり歩いて25分ほどです。