この記事の目次表示
17.トリニダー(キューバ)
- 出典:tripnote.jp
サトウキビのプランテーションによって、作物と奴隷売買の中心地になった街「トリニダー」。スペインの植民地時代の影響を色濃く残し、ここだけ時が止まってしまったかのような街並みが広がります。隣のロス・インヘニオス渓谷とともに1988年に世界遺産に登録されました。
丸い石が敷き詰められた石畳や、心躍るパステルカラーの家々はどこか素朴。この古き良きコロニアル様式の街並みは、訪れる多くの観光客を惹きつけます。キューバの首都「ハバナ」からはタクシーで4時間、そのほか長距離バスやツアーでも訪れることができるので、キューバ観光の際にはぜひ足を運びたい。
18.タリン旧市街(エストニア)
IT大国と言われるエストニア。首都のタリンは、その旧市街が世界遺産に登録されています。バルト三国は日本人にはあまりなじみのない旅行先ですが、ここタリン旧市街はまるで童話の世界のような街並みで、ヨーロッパの密かな人気観光地です。
城壁に囲まれたこの町はとても小さく、歩いて十分にまわれる広さ。しかしながら14~15世紀の街並みが色褪せることなく息づいており、城壁の門をくぐると、そこは別世界。中世の美しい建物や教会、遊び心満載の看板、民族衣裳を着た売り子さんと、まるでテーマパークのように賑やかです。
タリンへはヘルシンキからフェリーで約1時間半と日帰りできる距離なので、バルト三国にはなじみがなくとも、北欧フィンランドを訪れたついでにでも訪れてみてはいかがでしょうか。
19.ニューハウン(デンマーク)
ニューハウンは、デンマークの首都コペンハーゲンにある港町。コペンハーゲンで最も賑わいを見せ、観光地として人気のこの町は、あのアンデルセンが愛した場所。今でもアンデルセンが暮らしていた赤い家が、運河沿いに残っています。
ニューハウンと言えばやはり、運河沿いに並ぶカラフルな建物が印象的です。コペンハーゲンを象徴するこの景観は、ガイドブックや絵はがきで目にしたことがある方も多いかもしれませんね。現在は港町としての機能はほとんど果たしていませんが、お洒落なカフェやレストラン、ショップが並び、街歩きが楽しい場所になっています。
20.カルタヘナ(コロンビア)
カリブ海に面する港町カルタヘナは、コロンビア随一の観光地。「カルタヘナの港、要塞、歴史的建造物群」として、1984年に世界遺産に登録されました。城壁に囲まれた旧市街には、大聖堂などの観光名所はもちろんのこと、お洒落なレストランや、石畳の小道、コロニアルな建物と見どころが多くあります。
町のどこを歩いても目に入るカラフルな建物たち、そして至るところに花と緑が飾られた美しい街並みに、きっとうっとりすることでしょう。さらには城壁からカリブ海に沈む美しい夕日を眺めることができ、魅力がつきません。
21.ポズナン(ポーランド)
ポズナンはポーランドで最も古い都市のひとつ。夏至の夜に行われる「聖ヨハネ祭」で、何千個ものランタンが宙を舞う幻想的な光景を、雑誌やテレビで目にしたことがある方も多いかもしませんね。そんなポズナンの観光の中心は「旧市街広場」です。ポーランドで3番目の大きさと言われるこの広場には、カラフルで可愛らしいデザインの建物が多く並び、おとぎの国に迷い込んだよう。
22.ザモシチ(ポーランド)
世界遺産にも登録されているザモシチ旧市街は、「ルネサンスの真珠」と言われる小さな町。上からみると函館の五稜郭のように星型の要塞になっています。町の中心である大市場広場には52mの塔を持つ市庁舎がそびえ、その周辺には高さを統一したパステルカラーのカラフルな建物が並びます。これらのカラフルな建物はアルメニア商人の邸宅だったもので、美しい装飾が施されています。
23.ガムラスタン(スウェーデン)
世界一美しい首都といわれるストックホルム。なかでも観光名所のひとつとして人気なのがガムラスタンです。中世の香りを今に残したこの街並みは、映画「魔女の宅急便」の舞台でもあります。玉石が敷き詰められた細い路地で、建物のあいだをほうきに乗って飛ぶキキの姿が思い出されますね。
赤や黄、緑の建物が建ち並ぶのは、町の中心にある「ストールトルゲット広場」。ここは1520年に起きたストックホルムの血浴の舞台であり、多くの貴族が処刑された歴史をもちます。しかし現在は広場に面してノーベル博物館があったり、お洒落なカフェのテラスでティータイムを楽しむ人々の姿が見られたりと、町の人たちの憩いの場となっています。