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【13】スフォルツェスコ城(ミラノ)
「スフォルツェスコ城」は、イタリアのルネサンス期を代表する芸術界の巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが建設に関わったと言われている古城です。とにかく広く、どこを写真に撮るか迷うと思いますが、建物や空間を左右対称に写すと、整然とした写真が撮れます。
1300年代にヴィスコンティ家が建てた後、1450年にフランチェスコ・スフォルツァが改築したとされています。現在のスフォルツェスコ城内部は市立博物館となっており、レオナルド・ダ・ヴィンチや、同じくイタリアを代表する芸術家ミケランジェロなどの作品を鑑賞することができるほか、古代美術から近代美術まで様々な作品が展示されています。
特にこの城内での注目作品は、ミケランジェロがその一生を終える3日前まで制作に取り組んでいたと言われている生涯最後の遺作『ロンダニーニのピエタ(未完成)』。当時のミケランジェロは、89歳。その年齢と未完成作品とは思えないほどの力強さを放つピエタは、連日訪れる鑑賞者を圧倒しています。
- スフォルツェスコ城 ミラノ市立博物館
- イタリア / 博物館・美術館 / 博物館 / 城・宮殿
- 住所:Piazza Castello - 20121 Milano地図で見る
- Web:https://www.milanocastello.it
【14】ベネチア
ベネチアといえば「水の都」と、すぐに頭に思い浮かぶくらいイメージの強い街です。その言葉通り街全体に水路が広がっていて、とても入り組んでいます。その水路と歴史あるレンガ造りの建造物が織りなす景色は、また格別です。
- 出典:tripnote.jp
市内の移動には水上バスや水上タクシーといった、船での移動になるので、他の都市とはまた違った経験ができます。観光するならゴンドラには一度乗ってみたいものです。ハネムーンで訪れる人も多いベネチアならではのロマンティックな体験ができますよ。
- ミラノからの移動時間目安:特急電車で約2時間〜2時間半
- フィレンツェからの移動時間目安:高速鉄道で約2時間〜
【15】ドゥオーモ広場(フィレンツェ)
- 出典:tripnote.jp
フィレンツェに来たら必ずと言っていいほど「ドゥオーモ広場(Piazza del Duomo)」を訪れることだと思います。ドゥオーモとは街を代表する教会のことで、フィレンツェでは、後で紹介する「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」が街を代表するドゥオーモとなります。
- 出典:tripnote.jpサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の隣にある鐘楼
- 出典:tripnote.jpサン ジョヴァンニ洗礼堂
そしてこの大聖堂前にある広場がフィレンツェの中心部 = ドゥオーモ広場となっています。こちらの広場には大聖堂のほかにも「ジョットの鐘楼」「サン ジョヴァンニ洗礼堂」が建てられています。
- ドゥオモ広場(フィレンツェ)
- イタリア / 観光名所
- 住所:Piazza del Duomo, 50122 Firenze FI, イタリア地図で見る
【16】サンタ・マリア・デル・フィオーレ(フィレンツェ)
- 出典:tripnote.jp
フィレンツェの中でも目を引く大きな建物で、ランドマークとなっているのが「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ:Cattedrale di Santa Maria del Fiore)」。150年近くかけて建てられたこちらの聖堂は、外装にイタリア国旗の色でもある赤・緑の大理石が用いられており、細やかな装飾がいたる所に施されています。
- 出典:tripnote.jp
この教会は別名「花の聖母マリア」とも呼ばれ、その繊細な装飾や造りは、まさに「花」という名前の通りの美しさです。多くのお店などが並ぶ街の中心の広場(ドゥオーモ広場)にあるので、観光の通りがけに外観を見学するだけでもその姿に圧倒されること間違いなし。
- 出典:tripnote.jp聖堂内から見えるクーポラのフレスコ画
聖堂の中にも様々な美術品が飾られていますが、ここは礼拝堂になりますので肩が出ている服、ミニスカートなどの太ももが出ている服での見学は禁止されています。ですが入場は無料となっているので、夏場の服装に気をつけて、お時間があれば是非入場してみてください。
- サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
- イタリア / 教会
- 住所:Piazza del Duomo, Firenze地図で見る
【17】ジョットの鐘楼(フィレンツェ)
- 出典:tripnote.jp
「ジョットの鐘楼(Campanile di Giotto)」は、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオモ)の隣に建設された鐘楼です。塔内部には約400段の狭い階段が続いており、塔の頂上からは、カメラにおさまらないほど大きな赤いクーポラを間近に見ることができます。
- 出典:tripnote.jpジョットの鐘楼から見えるクーポラ
また、ジョットの鐘楼はフィレンツェで3番目に高い塔となっており、頂上からはクーポラの他にも「天井のない美術館」と称されるフィレンツェの街を360度見渡すことができます。昼はオレンジ色の屋根が連なる景色、夜は上品なライトアップが美しい景色が臨めます。鐘楼の頂上へ行くルートは階段の一択のみとなっておりますので、歩きやすい靴で訪問されることをお勧めします。
【18】ウフィツィ美術館(フィレンツェ)
イタリア国内に数多くある美術館の中でも、収蔵品の質・量ともに最大規模を誇る「ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)」。世界的にも有名なこの美術館には、ボッティチェッリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラッファエロなど、名だたる芸術の巨匠たちの作品をはじめ、イタリアルネッサンス時代の美術品が主に展示されています。
- 出典:tripnote.jp
当時フィレンツェで権力を握っていたメディチ家が趣味で集めた作品が中心となっており、元々は個人の家のコレクションだったというのも驚きです。
- 出典:tripnote.jpミケランジェロ作「聖家族」
- 出典:tripnote.jpレオナルド・ダ・ヴィンチ作「受胎告知」
美術館の中は全部で45の部屋に分かれており、有名な作品だけを見て歩いても、1時間以上はかかる広さです。イタリアルネッサンス時代を代表するレオナルド・ダ・ヴィンチ作の「受胎告知」、ミケランジェロ作の「聖家族」など、どこかで1度は目にした事のある作品も多く並んでいます。
- 出典:tripnote.jpテラスにあるガラス扉に映るドゥオーモ
- 出典:tripnote.jpテラスから見えるドゥオーモ
45番目の最後の部屋を出ると、ゆったりと休める展望テラスが広がっています。そこから見える美しい景色は、長時間美術品を集中して見ていた疲れをほぐしてくれるでしょう。また出口付近にはお土産屋さんがあり、美術品のマグネットや文房具などのお土産、美術館に展示されている作品の詳しい解説を載せた本(日本語版有)などが販売されています。
長時間のロスを防ぐためには事前予約を
美術館への入口は事前予約者用と当日入場の2つに分かれており、予約なしの場合には入場までに1〜2時間並ぶ事も珍しくありません。事前予約をしておくと時間のロスも防ぐことができるので、見学を希望する場合には事前予約が断然おすすめです。
- ウフィツィ美術館
- イタリア / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所:Piazzale degli Uffizi, 6, 50122 Firenze地図で見る
- 電話:+39 055 23885
- Web:http://www.uffizi.com/