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尾瀬に行くなら!浅草発深夜特急「尾瀬夜行23:55」

取材・写真・文:

神奈川在住
訪問エリア:47都道府県

2019年8月13日更新

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写真:えいぶゆう/TossyPhoto

東武鉄道が運行する深夜特急「尾瀬夜行23:55」は、尾瀬に向かって浅草駅を23時55分に出発する夜行列車です。東京を起点とした場合、実は尾瀬ってアクセスするのがちょっと大変な場所。そんな尾瀬に効率よくラクチンに行ける尾瀬夜行を徹底的にご紹介します。

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「尾瀬夜行23:55」とは

尾瀬(おぜ)は、福島県、新潟県、群馬県の3県にまたがる高原地で、超・超・超どメジャー景勝地です。夏が近づくと、様々な記事や番組で特集が組まれる「尾瀬」。ほとんどの人が一度は聞いたことのある場所でしょう。

  • 尾瀬

そんな尾瀬にできるだけ気軽に行きたいところですが、都内を起点にアクセスを考えた場合、自動車で行くと3~4時間かかるうえに、現地では環境保護のためマイカー規制があったりして、途中から路線バスや乗り合いバスに乗り換える必要があります。

つまり、自分で行くには面倒な場所なのですが、これをとってもラクチンにしてくれるのが、東武鉄道が運行する「尾瀬夜行23:55」です。名前の「23:55」は始発の浅草駅を出発する時刻をさします。出発時刻を名前に入れてるなんてイカしてますよね。尾瀬のシーズンにあわせて、毎年5月下旬から10月中旬までの期間限定列車です。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto尾瀬夜行

それでは早速、「尾瀬夜行23:55」をご紹介してまいりましょう。

まずは予約

「尾瀬夜行23:55」は、東武トップツアーズのHPから予約します。毎日運行しているわけではなく、毎週金曜日・土曜日だけの臨時列車で、片道おとな6,000円です。乗車駅は浅草、北千住、新越谷、春日部から選ぶことができます。登山向け列車の予約なので、登山工程などの申告が必要になります。以下のことを事前に確認・検討しておきましょう。

  • 参加者全員の氏名・年齢・性別・当日の緊急連絡先携帯番号
  • 登山工程の申告 東武ツアーズが掲載しているモデルコースから選択するか、それ以外を歩く場合は、どういったルートで歩くか申告する必要があります。
  • 「入山日と入山口」そして「下山日と下山口」の申告も必要です。

万が一に遭難してしまった場合、こうした情報をもとに捜索が行われるので、確実に入力してくださいね。

チケット受け取り

ネット予約から1週間~10日ほどでチケットが送られてきます。チケットは2枚あり、「FEELクーポン」と「船車券」があります。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoFEELクーポン
  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto船車券

どちらも耳慣れないチケット名です。今回鉄道を利用するわけですから「乗車券」となりそうですが「船車券」と記載されています。

「乗車券」は鉄道やバスなどで使われており、船の場合だと「乗船券」となります。ところが、JRのチケットは鉄道・船の両方を「乗車券」として発行しています。

また、旅行代理店がチケットを用意する場合、あくまで代理なので、鉄道会社の券そのものを用意することはできません。そこで旅行代理店独自の様式で券を発行します。

JRが鉄道・船の切符を「乗車券」ということから、さらに鉄道会社が発行した切符と区別するため、旅行代理店が発行する切符は「船車券」という名称が使われるようになりました。旅行代理店によっては「クーポン」という名称を使用する場合もあります。要は「乗車券」と区別できればよく、東武ツアーズでは、クーポンと船車券の両方を発行しているというわけ。それでは今回それぞれどのように使うのか、尾瀬夜行にいよいよ乗車してみましょう!

浅草駅に入る前にお買い物

ということで23時の浅草駅に到着。あと数時間したら終電という時間にお出かけするなんて、ちょっと不思議な気分です。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto浅草駅

尾瀬夜行に乗ってしまうと、このまま尾瀬の登山道入り口まで買い物をするチャンスはありません。車内販売もないので、浅草駅に入る前に必要な買い物をすませておきましょう。尾瀬内にも売店がありますが、歩荷(ぼっか)さんが人力で物資を運び入れているので、少々値段が高額になります。

  • 歩荷さん

朝ごはん、行動中に飲む水や食料など購入しておきましょう。水は登山工程にもよりますが、1.5から2リットルは持ち込みたいので、飲み終わった後は小さくつぶせる薄い素材のペットボトルがお勧めです。現地にいくとゴミを捨てる場所はありませんので、ゴミがコンパクトになるような観点で商品を選ぶといいでしょう。ちなみに、浅草駅のすぐ近くにはスカイツリーが見えるビュースポットや雷門がありますから、ちょっと早めに来て買い物がてら周囲を散策するのもいいですね。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoスカイツリー
  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto雷門

浅草駅から改札まで

浅草駅の建物内に入ると、大きな電光掲示板の左端に、4番線乗り場、尾瀬夜行23:55の表示が!

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto電光掲示板

この奥のエスカレーターと階段を登っていくと、改札があります。テンションあがりますね~!

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto改札

改札横の駅員が控える窓口の前には、こんな掲示板がありました。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto改札前の掲示板

「ご入場の際にクーポン券を拝見いたします。お手数ではございますが、 FEELクーポン をお手元にご用意ください」と書かれています。へえ~、ここでは船車券は出さないでクーポンを出すんですね。

尾瀬夜行の改札は23時35分頃に始まります。この時刻になると浅草駅は登山装備の人がぞくぞくと集まってくるので、尾瀬夜行の存在を知らない一般客の人はちょっと異様に思うでしょう・・・。

ちなみに筆者が尾瀬を訪れた日は、関東では道路が冠水するほどの大雨でした。大雨になる予報がでていたので、夜行列車の利用客はほとんどいないんじゃないの!?と思っていましたがまったくの杞憂。悪天候が予想されるにもかかわらず、尾瀬夜行はなかなかの乗車率!尾瀬の人気はすごいですね。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto改札横からホームに入る登山客

尾瀬夜行は自動改札機からではなく、横にある入り口から入場します。駅員さんにFEELクーポンを渡すと、ポンっとスタンプを押してくれます。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoクーポンを出して入場
東武鉄道 浅草駅
浅草・上野・谷根千 / 駅・空港・ターミナル
住所:台東区花川戸1-4-1地図で見る
Web:http://railway.tobu.co.jp/guide/station/info/1102....

いよいよ車内へ

ホームに停車する尾瀬夜行。ぴっかぴかの車両です。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto尾瀬夜行

こちらは東武鉄道特急列車500系「リバティ」です。リバティは2017年の春に運行が開始された新しい車両で、英語では「Revaty」。これは造語だそうで、多線区での運行を実現する「Variety」と、路線を縦横無尽に運行する自由さ「Liberty」を組み合わせて(かつVarietyの文字を並びをかえてr(i)e・va・ty)、Revatyとなったのだそう。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoRevaty
  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto臨時

Revatyロゴと週末だけの「臨時」の電光掲示板がきらめきます!車体の外に号車番号はありませんが、尾瀬夜行は3両編成の運行なので迷うことはありません。先ほど入場では「FEELクーポン」をつかいましたが、「船車券」に座席番号が記載されているので、指定席を探しつつ車内にIN!

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto車内

開放的な天井と青を基調とした広めの座席がとっても快適そう!天井は東京スカイツリーのイメージである「白」を基調とし、川の流れをイメージした柔らかな曲線でつくられ、座席は江戸の伝統色「江戸紫」をモチーフにした配色だそう。

アームレストには、コンセントもあるので寝ている間にスマホを充電することもできます。車内には無料Wi-Fiも飛んでいますが、寝てしまうのであまり出番はないかも。アームレストにはテーブルも隠されています。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoコンセント
  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoテーブル

トイレも広くてピカピカなのでこれは快適そう!

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto広くて多機能なトイレ

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※この記事は2019年7月11日に公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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この記事を書いたトラベルライター

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知らない土地、知らない文化、知らない人。知らない何かがいつも自分の心を広げてくれます。広がったその先を見てみたい。その探求心や好奇心はそのまま「旅」として、いつも心のまんなかにあります。

えいぶゆう(文)とTossyPhoto(写真)の2人で、心のまんなかにある「旅」を切り取っていきます。

あなたの心にも旅の灯がともりますように。

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