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ヴェネツィア
水の都ヴェネツィア、アドリア海に面したこの街では、伝統料理もやはり魚介類がメインです。
セーぺ・コル・ネーロ/sepe col nero
ヴェネチア料理でインパクトのあるものといえばセーぺ・コル・ネーロ(イカのイカ墨和え)ではないでしょうか。お皿の中全て真っ黒で、一瞬躊躇してしまう見た目ですが、味はとても美味しいです。イカスミのパスタも同じくおすすめです!
ポレンタ・エ・スキーエ/polenta e schie
ポレンタ・エ・スキーエは、とうもろこしの粉を煮たポレンタに揚げた小エビを添えたもので、トウモロコシの黄色と小エビのピンクの組み合わせがとても可愛い一皿です。またポレンタは、北イタリアでは主食としてもよく食べられるものです。
ティラミス/tiramisu
ティラミスは、説明不要なほど日本でも知られたデザートですが、元々はここヴェネツィアのあるヴェネト州などの北イタリアが発祥のスイーツとなっています。
ナポリ
南イタリアにある陽気な街ナポリ。山も海もあり、「ナポリを見てから死ね」と言われるくらい美しい街です。北イタリアのような洗練されたイメージではないですが、その分エネルギッシュな街の熱気をひしひしと肌で感じることができます。また食文化に関しても、イタリアの北部や中部とは違った雰囲気を感じます。
ナポリピッツァ/pizza
ナポリといえばピッツァ、そう!ピザじゃなくピッツァ!
なんとなくピッツァと発音するだけで本場感がでますね(笑)。まずは、トマトソースにモッツァレラチーズとバジルだけのシンプルなマルゲリータをどうぞ。
ババ/baba’
ナポリにはナポリ発祥のお菓子もいろいろありますが、リキュール入りのシロップにたっぷり漬けられたケーキ、ババ(後ろのバを強く発音します)は大人の味で癖になる美味しさです。
カッフェ/caffe’
最後に、ナポリに行ったら忘れてはならないのがカッフェ(エスプレッソコーヒー)です。エスプレッソはイタリアのどこで飲んでも美味しいのですが、ナポリのエスプレッソはイタリア人にとっても格別のようです。イタリアでは、「カッフェ」と注文するとエスプレッソがでてきます。ちなみに日本でもおなじみのKIMBOコーヒーはナポリのブランドです。
その他の都市
トリノ
イタリア北部に位置する、ピエモンテ州トリノ。
トリノと言えば、チョコレートが有名です。台形型をしたヘーゼルナッツのペーストが入ったジャンドゥイオッティ/gianduiotti(ジャンドゥイオットとも)は、ここトリノで生まれました。イタリアではチョコレートの街としても知られているトリノを訪れたら、ぜひチョコを食べてみてください!
ジェノヴァ
イタリア北西部の地中海に面した港町ジェノヴァ。この街では、やはり街の名前がそのままついたジェノベーゼ/genoveseが代表的な料理です。バジルと松の実、オリーブオイル、チーズなどを混ぜてペースト状にしたソースで、パスタに和えてもパンに塗っても美味しいです。
ボローニャ
食道楽さんにとっては、ここボローニャも外せない街の一つ。イタリア国内でも、美食の街として知られています。そしてまず食べるべきは、やはりその街の名前がついたラグー・アッラ・ボロニェーゼ/ragu’ alla bolognese。ボロネーゼは日本でもおなじみのパスタですね。ひき肉と野菜を煮込んで作ったミートソースのようなもので、タリアテッレと呼ばれる平たいパスタにかけて食べるのが一般的です。
また、平たい板状のパスタとボロネーゼソースを交互に重ねたラザーニャ/lasagnaも絶品ですよ。
シチリア
イタリアの南の島シチリア、温暖な気候で独特の雰囲気を醸し出すこちらの地方では、やはり食べ物も他の地域とは少し違ったものが見られます。
ライスコロッケのようなアランチーノ/arancino(シチリア方言ではアランチーナとも)は、大きさも手頃で小腹が空いた時にでも食べたい一品です。
そしてシチリアのお菓子といえばカンノーロ/cannolo。筒状のクッキー生地のようなものの中にリコッタチーズなどのクリームがぎゅうぎゅうに入ったもので、一口食べれば体中に幸せが広がります。
まとめ
何を食べても美味しいイタリアですが、地域ごとに育まれてきた伝統食はやはりその土地で食べるのが一番のような気がします。地域ごとに特色のあるイタリア料理をぜひ食べてみてください。