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【17】ガルダ湖・シルミオーネ
イタリアで一番大きな湖として知られる「ガルダ湖」。湖の周囲には景色のよい素敵な街がいくつもありますが、その中でも特に観光客に人気の街が「シルミオーネ」です。古代ローマ時代に温泉保養地として栄えた街で、現在でもその遺跡がしっかりと残ることから、多くの観光客で賑わっています。
- 出典:tripnote.jp
- 出典:tripnote.jp
シルミオーネを代表する遺跡は、約2000年前のものとされる「グロッテ ディ カトゥッロ(Grotte di Catullo)」という古代ローマ時代の温泉遺跡です。草原の中にいくつもの温泉遺跡があり、ガルダ湖の景色も一望できます。約2000年前に古代ローマ人たちが入っていた温泉は今も湧き出ており、水着を持参して入浴する観光客もいます。
- グロッテ ディ カトゥッロ
- イタリア / 遺跡・史跡
- 住所:Piazza Orti Manara, 4, 25019 Sirmione BS地図で見る
- Web:http://www.grottedicatullo.beniculturali.it/index....
シルミオーネは、約2000年前の歴史に触れることができ、美味しいものにも溢れ、自然に癒されることのできるイタリアの魅力が詰まった街です。湖沿いには眺めのよいホテルも沢山あるので、是非滞在してみてください。また訪れたい、と思わせてくれる素敵な旅が待っています。
- ミラノからの移動時間目安:普通電車で約1時間20分、船に乗り換えて約20分
【18】ベルガモ
風光明媚な街の景観から、多くの旅行者に人気の街「ベルガモ」。丘の上に立つ旧市街地「チッタ・アルタ(高い街)」と、その麓に整備された市街地「チッタ・バッサ(低い街)」の2つの街からできている可愛いらしい街です。
ベルガモ観光の目玉とも言えるのが、丘の上にある高い方の街「チッタ・アルタ」の 散策。街は16世紀にミラノ共和国との境界のために作られた外壁で囲われており、まるで美しい街全体が箱の中にぎゅっと詰められたかのよう。
- 出典:tripnote.jpコッレオーニ礼拝堂(右)とサンタ・マリア・マッジョーレ教会(左)
- 出典:tripnote.jp白を基調にしたドゥオモの内部
中世の雰囲気がそのまま残る街並みにはゆったりとした時間が流れていて、ひと気のない路地に佇んでいると、まるでタイムスリップしたかのような錯覚を覚えることも。そんなチッタ・アルタの3大人気観光スポットは「サンタ・マリア・マッジョーレ教会」「コッレオーニ礼拝堂」「ドゥオモ」となります。ミラノから日帰りで十分楽しめるこの街を1日で回ってみましょう!
- ミラノからの移動時間目安:普通電車で約1時間
【19】ジェノヴァ
イタリア北西部の地中海に面した港湾都市「ジェノヴァ」。イタリア最大の貿易港を持ちながら、どこかのんびりとした雰囲気が漂う港町です。また、かの有名なアメリカ大陸を発見した冒険家・コロンブスは、このジェノヴァ出身と言われています。
ジェノヴァ観光の見どころの一つは、旧市街にある「ストラーデ・ヌオーヴェ(Strade nuove = 複数の新しい通り)」と、それらの通りにある「パラッツィ・デイ・ロッリ(Palazzi dei Rolli)」と呼ばれる大邸宅群。建築的にも価値あるものが多く建っていることから、2006年にユネスコ世界文化遺産として登録されました。
そしてジェノヴァの代表的な料理といえば、日本でも人気の「ジェノベーゼ(genovese)」。バジルと松の実、オリーブオイル、チーズなどを混ぜてペースト状にしたソースで、パスタに和えてもパンに塗っても美味しいので、本場のソースをぜひお土産にしてみてはいかがでしょうか。
- ミラノからの移動時間目安:特急電車で約1時間半
【20】トリノ
イタリア北部に位置し、2006年の冬季オリンピック開催地としても有名な街、ピエモンテ州の州都トリノ。人気観光地であるローマやミラノ、ヴェネツィアと比べると小ぢんまりとしているせいか、訪れる外国人観光客がそれほど多くなく、ちょっとした穴場な街となっています。
そんな穴場なトリノ、実は、知る人ぞ知る美食の宝庫として有名な街!フランスやスイスに近いため、特にチーズやワインの名産地としても有名です。そしてトリノと言えば、イタリアを代表するチョコレートの街。台形型をしたヘーゼルナッツのペーストが入った「ジャンドゥイオッティ(gianduiotti)」は、ここトリノで生まれました。ワインとチーズを楽しみながら、デザートにはぜひトリノ産のチョコを食べてみてください!
- ミラノからの移動時間目安:特急電車で約50分、普通電車で約2時間
【21】ボローニャ
欧州一古いボローニャ大学がある学芸都市として有名なのが、エミリア・ロマーニャ州の州都である「ボローニャ」。街のシンボルとも言える「ポルティコ」とよばれる柱廊アーケードが有名なほか、16世紀の最も美しい噴水のひとつと言われる「ネプチューンの噴水」やサン・ペトロニオ教会がある「マッジョーレ広場」、「サント・ステファノ教会群」などが主な観光スポットとなっており、重厚な中世の街並みで観光客を魅了しています。
また食道楽さんにとって、ボローニャは絶対に訪れたい街の一つ。ボローニャは、イタリア国内でも「美食の街」として知られています。何を差し置いても食べるべきは、ボローニャの街の名前がついた「ラグー・アッラ・ボロニェーゼ(ragu’ alla bolognese)」。
ボロネーゼは日本でもおなじみのパスタですね。ひき肉と野菜を煮込んで作ったミートソースのようなもので、タリアテッレと呼ばれる平たいパスタにかけて食べるのが一般的。ボローニャを訪れた際には、本場のボロネーゼもぜひ味わってみてくださいね。
- ミラノからの移動時間目安:特急電車で約1時間
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