日本人にとってあまりメジャーでないアジアの国は、なかなか行く機会もなくなじみも薄いですが、東京にあるアジアンタウンなら、日本にいながら旅行気分でご当地グルメが楽しめます!最近はテイクアウトも充実。新大久保のネパールタウン、高田馬場のミャンマータウンで、アジア旅にGo!
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はじめに
東京・山手線で隣同士の高田馬場と新大久保は、それぞれミャンマータウン・ネパールタウンとして、その国の料理や文化が根付いているのを知っていますか?
コリアンタウンで有名な新大久保は、出稼ぎや留学で日本に挑戦しに来たネパール人が、もともと外国人の多かったこのエリアになじみ、ネパールタウンを形成しました。一方、今では学生街となった高田馬場には、90年代頃から当時の軍事政権を逃れてきたミャンマー人が集うようになり、「リトル・ヤンゴン」としてミャンマー人コミュニティが広く浸透しています。
日本のチェーン店ももちろんありますが、「ここは本当に日本?」と思うようなコアなお店や風景がそこかしこに。本記事では、常連やコアユーザーでなくても気軽に訪れることができ、その国の料理を楽しめる、かつテイクアウトも可能なお店を6つ紹介します。
【1】〜【3】は新大久保のネパール料理店、【4】〜【6】は高田馬場のミャンマー料理店です。
【1】オシャレで大満足の「アーガン」
ネパール料理といえばダルバートが有名です。ダル=豆、バート=ご飯 にタルカリ(付け合わせのおかず)などがついた、ネパールの代表的な定食です。
アーガンでもダルバートは定番ですが、おすすめはネワール料理の「ネワリサマエバジセット」。カトマンズ地方に多いネワール族のもので、お酒に合う辛めのおかずと、チウラという干したお米が特徴です。
牛肉、野菜、たまご、豆といろいろなおかずがずらりと並んで楽しい!どれも違う味付けでとってもおいしいです。ただしなかなか辛いので要注意。
テイクアウトだと残念ながらこの素敵な葉っぱのお皿ではないのですが、自宅でちょっとずついろんなネワール料理の味を楽しむことができます。おかずの数により値段の異なる3種類があり、全て「ネワリ○○セット」と名前がついています。
場所はJR山手線の新大久保駅の東側、ザ・コリアンタウンの中にあります。見渡せばハングルばかり、韓国料理店や屋台フード、コスメストアが並ぶ通りです。見た目もオシャレで味も本格的な、アーガンのネワリセットを、ダルバートとともにトライしてみてはいかがでしょうか。
【2】ネパール居酒屋「MOMO(モモ)」
ネパール料理名が店名にもなっていて、わりと定番モノを楽しめるお店です。ランチセットは、上記でご紹介したダルバートに近いプレートがあり、中身をいろいろ選べるのがポイント。ご飯かロティ(ナンのようなもの)、カレーの種類、ドリンクを好きに選べます。
「ネパール居酒屋」というだけあって、ディナータイムはおかずがとっても豊富なんです。ディナーでもランチのセットでも、個人的にはタルカリ(付け合わせのおかず)がいい働きをしていると思います。ディナーだと全てがテイクアウトできるわけではないそうですが、お酒にもごはんにも合うネパールフードは要チェック。昼も夜も、テイクアウトも店内の雰囲気も、いろいろな楽しみ方があるお店です。
【3】モモを食べよう!「ソルマリ」
大久保駅と新大久保駅の中間エリア。周囲にはアジア食材店も多く、ネパールだけでなく様々な在日アジア人の集う場所になっています。ここでも代表的なネパール料理は食べられますが、ソルマリで食べるならモモがおすすめです。チベット地方の料理ですが、ネパール風の水餃子として知名度も高いのではないでしょうか。
プレーンのモモ(+ソース)と、スープ入りのモモが2種類、他に揚げモモなどバリエーションがあります。個人的には、モモを頼むならスープモモがおすすめ!個人の感覚にもよりますが、プレーンは小龍包に酷似していて、ネパール感が薄いように思います。その点スープモモは、スープが独特で普段出会わない味なので、モモと合わせてより一層楽しめます。
プレーンでもほんのりカレー風味でおいしく、お持ち帰りにもぴったり!ネパールの軽食をエンジョイしましょう。
- ソルマリ 新大久保店
- 新宿 / ネパール料理
- 住所:東京都新宿区百人町2-20-23地図で見る