「日本五大銘飯」にも選定されている、東京・深川発祥の郷土料理「深川めし」。深川めしの解説と、清澄白河(きよすみしらかわ)にある深川めし専門店「深川宿・本店」を紹介します。メニュー、値段、アクセス情報もお見逃しなく。
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深川めしとは
- 出典:gauchan.xyz画像:がぅちゃんのブログ
「深川めし」とは、平たく言うと「貝を炊き込んだ、または、煮てぶっかけたご飯」のことです。日本を代表する郷土料理のひとつで、「日本五大銘飯」や「農林水産省郷土料理100選」にも選ばれています。
深川めしのルーツは、江戸時代の深川の漁師の生活に関係しているそうです。漁師が貝の味噌汁をご飯にぶっかけて食べていたのが始まりと言われています。一方、大工さんは、貝を炊き込みご飯にいれてお弁当にしていたそうです。
深川めしは、東京の深川以外にも日本各地に存在します。地域によってバリエーションがあり、穴子が含まれることもあるようです。
深川について
深川は東京都江東区にあり、「下町」の典型例と言えるでしょう。「深川八郎右衛門」という人物が地名の由来とされています。松尾芭蕉ゆかりの地でもあり、今回ご紹介する深川宿・本店の近くには、観光名所の「芭蕉記念館」があります。
深川めしの有名店「深川宿」
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深川めしを食べられる飲食店の中でも最も有名なのが、「深川宿/ふかがわじゅく」です。東京に2店舗あり、本店は清澄白河(きよすみしらかわ)にあります。もうひとつの店舗の富岡八幡店は、東京メトロの公式チャンネルで、石原さとみさんが食事をしていたことでも話題になりました。
深川宿・本店の雰囲気
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「東京の郷土料理のお店」という感じです。高級な様子ではなく、風情のある食堂といった佇まい。席につくとすぐ、店員さんがメニューの説明をしてくれました。
深川宿・本店のメニュー
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内容はシンプルで、定食3つのみ。
- 深川めし:あさりの味噌煮のぶっかけご飯(漁師さんパターン)
- 浜松風:あさりの炊き込みご飯(大工さんパターン)
- 辰巳(たつみ)好み:上記2つ両方が食べられる定食
ほかにも「あさりの串焼き/660円」といった、こまごまとした一品料理があります。
辰巳好み
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「深川めし」と「浜松風」の2種類の深川めし、それに「すまし汁」「野菜の煮物」「漬物」「白玉と黒胡麻ペースト」が含まれます(2,365円)。
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ぶっかけご飯のほうの深川めしにはネギ、海苔、味噌などが入っており、普段はお目にかかれない量のあさりの身が山盛りになっています。
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炊き込みのほうの浜松風は、ややドライで美味しいです。ぶっかけはあさり自体をガツガツ楽しむ感じですが、こちらは風味を楽しむ感じです。
ぶっかけも炊き込みも「深川めし」ですが、違う料理くらいの差があります。これらが両方楽しめる辰巳好みは、定食として満足度が高いと思います。
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深川めし以外もたいへん美味しく、漬物や煮物も隙のない食べ応えでした。食後はデザートの「くず切り」がついてきます。
ちなみに深川宿では、店内で買えるお土産・お弁当、または通信販売も充実しているので、店内で食事ができない場合でも深川めしを味わうことができます。
深川宿・本店へのアクセス
深川宿・本店は、東京メトロの清澄白河駅のA3出口より徒歩すぐです(290メートル)。
- 深川宿 本店
- 錦糸町・両国・清澄白河 / 郷土料理 / 和食 / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:東京都江東区三好1丁目6−7地図で見る
- Web:http://www.fukagawajuku.com/