東京の浅草にあるどじょう料理屋「駒形どぜう・浅草本店」について詳しく紹介します!値段、メニュー、どぜう鍋の解説も!
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駒形どぜう・浅草本店とは
「駒形どぜう・浅草本店」は、東京の浅草にある、どじょう&くじら料理のお店です。1801年創業(徳川11代将軍の時代)で、江戸時代のグルメガイド本『江戸名物酒飯手引草』にも記載されている老舗です。
東京の郷土料理としてたびたび紹介されるどじょう料理ですが、どじょう料理を提供する飲食店の中でも最も有名なお店と考えられています。名物は「どぜう鍋」で、「どぜう」という言葉を生んだのもこのお店だと言われています。
駒形どぜう・浅草本店へのアクセス
- 東武スカイツリーライン・浅草駅:正面改札口から徒歩10分
- 東京メトロ銀座線・浅草駅:2出口から徒歩5分
- 都営地下鉄浅草線・浅草:A1出口から徒歩2分
- 都営地下鉄大江戸線・蔵前駅:A6出口から徒歩5分
駒形どぜう・浅草本店の雰囲気
「のれんをくぐれば、江戸の味わい。」と駒形どぜう・浅草本店はうたっており、入店してすぐの一階部分には、風情のある空間が広がっています。床に直接に座り込む座席は「入れ込み座敷」と呼ばれており、この形式で食べられるのもお店の特徴です。テーブル席もあります。
ちなみに建物は、江戸時代の代表的な商家造り「出し桁造り」というそうです。フロアは地下一階、一階、二階があります。
駒形どぜう・浅草本店のメニュー
「おしながき」の内容は、「どぜう」「お食事」「お料理」「定食」。「どぜう」の単品アイテムの「どぜうなべ」と「柳川なべ」が目立っています。これらは定食にすることも可能です。
どじょうのほかにも、「くじらなべ」をはじめとする、くじらのメニューも充実しています。ちなみに「どぜうなべ」はどじょうのみの鍋で、「柳川なべ」は、それを卵とじにした鍋です。
どぜうなべ(2,050円)
どじょうが敷き詰められた丸鍋、割下、ネギのみです。丸鍋には、どじょうが12匹ほど敷き詰められています。どじょうはすでに下ごしらえがされており、味噌風味のダシで一度煮て、それを割下の鍋で煮込みます。割下は甘いです。テーブルには山椒と七味が置かれているので、随時使用して、好みの食べ方で食べ進めます。
- 出典:gauchan.xyz画像:がぅちゃんのブログ
どじょうはかなり柔らかく、箸でつかむと崩れるほど。それを骨ごと食べます。臭みなどは一切なく、ネガティブな風味はしませんでした。しかしながら、どじょうの風味というのも特に感じませんでした。例えばうなぎなら確実にうなぎの味がしますが、そういうレベルでどじょうを感じることはありませんでした。そういう意味で、とても食べやすいです。
- 出典:gauchan.xyz画像:がぅちゃんのブログ
後半はどじょうがどんどんつぶれていくので、丸鍋の上でペーストのような状態になります(食べ方にもよると思いますが)。ネギや山椒などを加えていくともんじゃやきのようになるので、食べ方に幅が出て面白かったです。どぜうなべは、食感が面白い料理なのかもしれません。げてものでは決してないです。
余談:どぜう鍋の種類
どじょうを鍋で煮た料理の名称は「どぜう鍋」となっているのですが、どぜう鍋にはおおきく3種類あると言われています。丸鍋、ぬき鍋、柳川鍋です。
「丸鍋」は、どじょうを開かず丸ごと調理した鍋です(駒形どぜう・浅草本店のどぜうなべのどじょうは内臓が除去されています)。ぬき鍋はどじょうとごぼうの鍋で、柳川鍋はそれらを卵とじにしたものです。参考にしてみてください。
- 駒形どぜう
- 浅草・上野・谷根千 / 和食 / 郷土料理 / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:東京都台東区駒形1丁目7−12地図で見る
- 電話:03-3842-4001
- Web:https://www.dozeu.com/