江戸時代から下町として栄え、多くの倉庫が立ち並ぶ町、東京・清澄白河(きよすみしらかわ)。最近では、アメリカ発のコーヒーチェーン「ブルーボトルコーヒー」をはじめとしたおしゃれなカフェが点在しているほか、アート作品が鑑賞できる美術館など、見どころ満載!今回は、初めての方でも十分観光やグルメを楽しめる清澄白河のおすすめスポットとお店をご紹介します。
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「倉庫街」から「アート×カフェの街」へリノベーションした清澄白河
東京で「下町」と呼ばれるエリアのひとつ「深川(ふかがわ)」。その中で清澄白河は深川エリアの一角に位置しています。江戸時代、幕府が塩を運ぶために運河を整備。そこで最初に整備されたのが現在、清澄地区を流れる小名木川(おなきがわ)です。川沿いには物資を貯蔵する蔵が多く立ち並んでいたことから、倉庫街として栄えました。
その後、1995年に東京都現代美術館がオープンしたことをきっかけに、倉庫をリノベーションした現代アートのギャラリーが増加。アートの街として発展していくほか、2015年にアメリカで人気のコーヒーチェーン「ブルーボトルコーヒー」の日本1号店が清澄白河に出店。これを皮切りに周辺には、カフェが多く出店するようになりました。
- ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラッグシップカフェ
- 錦糸町・両国・清澄白河 / カフェ・喫茶店 / 女子旅 / モーニング・朝ごはん
- 住所:東京都江東区平野 1-4-8地図で見る
- Web:https://store.bluebottlecoffee.jp/pages/kiyosumi
清澄白河までは、東京メトロ半蔵門線もしくは都営地下鉄大江戸線に乗っていくことができます。東京駅からは地下鉄丸ノ内線を経由して約15分でアクセスできるほか、羽田空港からは、京急線と都営浅草線の大門駅を経由して約45分で行くことができます。
【1】ハナショウブ&バードウォッチングを楽しめる「清澄庭園」
清澄白河駅から歩いてすぐのところにある「清澄庭園(きよすみていえん)」。江戸時代中期に造られた庭園で明治時代、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎(いわさきやたろう)がこの邸地を取得して整備されました。隅田川の水を引いた大泉水(おおいずみすい)や、富士山にたなびく雲を表現した築山など、美しい風景を楽しめます。
清澄白河のある深川界隈には、江戸時代を代表する俳人・松尾芭蕉(まつおばしょう)が活動していた庵があったことから史跡が残っています。その中で庭園内には、芭蕉の句碑があり、最も有名な一句「古池や かはづ飛び込む 水の音」という俳句が刻まれています。
また庭園の出入口から少し歩いたところにある「自由広場」では、6月に咲くハナショウブのほか、ソメイヨシノやアジサイ、ヒガンバナ、スイセンなど、季節の花を見ることができます。
さらに、自然の野鳥たちを大泉水周辺で見られるのも魅力のひとつ。キジバトやムクドリのほか、ツバメやホシハジロ、ヒドリガモなど、季節の野鳥も見られるので、庭園散策とあわせてバードウォッチングを楽しみましょう!
- 清澄庭園
- 錦糸町・両国・清澄白河 / 庭園
- 住所:東京都江東区清澄3-3-9地図で見る
- 電話:03-3641-5892
- Web:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index033....
【2】マグロの旨味を凝縮したラーメンが味わえる「YUJI RAMEN TOKYO」
アメリカ・ニューヨークのブルックリンにあるラーメン店「YUJI RAMEN(ユウジ ラーメン)」。神奈川・新横浜にあるラーメン博物館で1年半出店していましたが、2018年9月に卒業した後、10月に清澄白河でオープン。ラーメンのほか、餃子を提供しています。
人気の「ツナコツラーメン」は、極細のストレート麺にマグロのアラを強火で炊き上げたスープで仕上げた一品。肉を一切使っていないので、あっさりとしているほか、トッピングしている煮卵や揚げレンコン、そしてトロトロとしたマグロのハラモが絡み合って、絶品です!
- ユージ ラーメン トウキョウ
- 錦糸町・両国・清澄白河 / ラーメン
- 住所:東京都江東区清澄3丁目3-25地図で見る
- 電話:03-6240-3718
- Web:https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131303/13226715/
【3】あさりがたっぷり!深川めしが味わえるお店「深川 釜匠」
東京の郷土料理のひとつ「深川めし」。清澄白河や門前仲町を含む深川は江戸時代、漁師の町として栄え、日常食としてあさりがたっぷり入ったご飯を食べていました。その中で、絶品の深川めしを味わえるお店が資料館通りにある「深川 釜匠(かましょう)」。地元の方を中心に人気を集めています。
提供するのは、あさりとしめじを、こだわりのだしでふっくらと炊き上げた「深川めし」(991円+税)や、ネギと油揚げ、そしてたっぷりあさりが入った「深川丼ぶり」など。きざみのりや卵黄がトッピングされており、特製のだしとの相性は抜群です!
【4】はちみつの魅力を発信する専門店「BEE FRIENDSHIP 完熟屋」
資料館通りにあるはちみつ専門店「BEE FRIENDSHIP(ビーフレンドシップ) 完熟屋」。愛媛で生産されたはちみつのほか、はちみつを使ったジャムや飴、お酒などを販売しています。
人気のはちみつは、愛媛・佐田岬(さだみさき)で採取して作った日本みつばち(924円+税~)をはじめ、みかんの花(1,200円+税~)、さらにあっさりめでクセの少ない「山野草」(900円+税~)など、種類は豊富!子どもはもちろん、大人もお気に入りのはちみつが手に入ります。
また、はちみつを使ったスイーツも提供!生はちみつをトッピングした「BEE BEE ICE CREAM(ビー ビー アイスクリーム)」や「ハニークレープ」(444円+税)など、絶品のはちみつスイーツを味わえるので、ぜひチェックしてみて。
- 完熟屋 清澄白河 BeeFrendship
- 錦糸町・両国・清澄白河 / スイーツ
- 住所:東京都 江東区 白河2-2-1地図で見る
- 電話:03-5875-9315
- Web:http://www.kanjyukuya.com/kiyosumi/