イスラエルで3年暮らして100軒以上食べ歩いた筆者が、東京・江古田にある有名なイスラエル料理店「シャマイム/Shamaim」を紹介します。
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イスラエル料理とは
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本題に入る前に、まずはイスラエル料理が何なのかについて簡単に説明します。「イスラエル料理は無い」と言われることがあります。こう言われると混乱しますが、これはイスラエルという国の成り立ちに関係しています。
イスラエルは東欧出身のユダヤ人達によって1948年に建国された歴史があります。移民が集まってできた国なので、移民の料理(イスラエル国外の料理)が母国料理になるという状態が存在します。
イスラエル発祥の料理が無い(厳密にはあるけれど)と見なされるため、イスラエル料理は無いと言われます。しかしながら、イスラエルの定番料理は確かに存在し、それが現在ではイスラエル料理と呼ばれています。
この記事で紹介するイスラエル料理店の「シャマイム」は、そういったイスラエル料理をピンポイントで提供するお店です。中東料理や地中海料理とごっちゃになりがちなイスラエル料理ですが、そうならずにあくまでもイスラエル料理が味わえます。
シャマイムとは
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シャマイムは、東京ではかなり有名で、東京のイスラエル料理店としてまず名前が挙がるお店の一つです。東京都練馬区の江古田(えこだ)というエリアにあります。ちなみに「シャマイム/SHAMAIM/שמים」はイスラエルの公用語のヘブライ語で「空」のような意味があります。
シャマイムの雰囲気
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シャマイムはごちゃっとした日本の商店街のようなエリアにあり、独特の雰囲気を放っています。ヘブライ語で「空」と言ってるだけあって、看板が空らしいデザインです。どちらかというと目立っている外観なので、見つけやすいと思います。
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階段から2Fへと入店します。この階段にシャマイムを取材したであろう雑誌の表紙の数々がディスプレイされており、シャマイムがいかに有名かということが伝わってきます。
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店内は食堂といった雰囲気で、イスラエルの音楽が流れています。白と青の組み合わせがイスラエルらしいです。壁にはイスラエルの首相の写真やユダヤ教に関するアイテムがディスプレイされており、イスラエルのお店といった様子。
シャマイムのメニュー
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品数が多く、イスラエルの定番料理の図鑑のようになっています。飲み物やデザートも充実。定番料理を複数まるっと楽しめるプレートもあるので、注文の際に迷いにくいです。
また、フムスやファラフェルといったイスラエルの定番料理は単品での注文が可能。食べ放題コースがあるのが珍しいです(2,444円)。
フムスセット+ファラフェル
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「フムスセット/1,100円」に、単品の「ファラフェル/550円」を注文しました。フムスとファラフェルは、日本料理でいう「米と味噌汁」に匹敵するほど定番のイスラエル料理なので、イスラエル料理を食べるならこのふたつは注文すべきと言えるように思います。
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フムスは、ひよこ豆のペーストで、レモン、ニンニク、タヒーニ(ごまペースト)、オリーブオイルなどが含まれます。サンドイッチに塗ったり、ピタパンにつけて食べるのが一般的。
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ファラフェルは、ひよこ豆のコロッケのような食べ物で、ひよこ豆、ニンニク、タマネギ、コリアンダー、クミン、などが含まれます。