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デパートメントHのステージパフォーマンス
- 出典:sushisandwich81.comSM同好会の活動報告
寸劇のようなものから本格的なダンスなど、様々なパフォーマーによる多様なパフォーマンスを鑑賞できるのもデパートメントHの見どころです。
パフォーマンスの大体の流れは「オープニングのドラァグクイーン登場&紹介」→「各パフォーマンス」→「宣伝コーナー」→「各パフォーマンス」となっています。
以下に、筆者が参加した際に印象的だったプログラムを4件ピックアップして紹介します!
1. オープニング:ドラァグクイーン登場&紹介
ドラァグクイーン登場
- 出典:sushisandwich81.com舞台袖から現れたドラァグクィーン
- 出典:sushisandwich81.com舞台に降り立ったドラァグクィーン
金色の舞台袖からマーガレットという名のドラァグクイーンのMCが登場し、ステージに降りたち、挨拶がなされます。
ドラァグクイーン紹介
- 出典:sushisandwich81.comランウェイ(出臍)を舞うドラァグクイーン
先ほどのドラァグクィーンMCによる紹介に伴い、続々と他のドラァグクイーンの方たちが登場します。メインステージから伸びる出臍を歩く様子は、ファッションショーのようにも見えます。
2. ドラァグクイーンによるパフォーマンス
音楽にあわせてダンスをしながら衣装が変わっていく(脱いでいく)という展開が多く、それぞれの表現に深い意味やメッセージを感じられるものもありました。
ドラァグクイーンというのはオカマや女装と呼ばれるものとは明らかに別種で、プロのパフォーマーなのだな…と思い知らされる内容とクオリティでした。
そういったプロによる芸術が鑑賞できることを考えれば、5,000円というデパートメントHの入場料が安く感じられるほどです。
ぜひ、ステージフロアで間近で鑑賞してみてください!
- 出典:sushisandwich81.comドラァグクイーンのRachel D'Amour(レイチェルダムール)によるパフォーマンス
3. 女性によるパフォーマンス
セクシーなパフォーマンス
女性によるパフォーマンスもかなりハイレベルなダンスが多く、肌の露出が非常に高かったです。
キャットファイト(Catfight)
女性同士が服をもぎ取りながら戦うというショーで、笑い、エロ、エロ、といった内容でした。時に観客が濡れる可能性があるので、ステージとの距離には注意して鑑賞してください。
4. 告知コーナー
様々な団体が各々の活動を告知・宣伝できる時間です。お店、イベント、映画など、宣伝したいものがある人はステージに上がってきてOKという感じでした。
団体の活動風景をデモンストレーション(パフォーマンス)したりするのですが、それが印象的で、意外にも見どころのあるコーナーでした。
SM同好会のデモンストレーション
とあるSM同好会の活動紹介ということで、男性の股間を女性が蹴るというパフォーマンスを発表していました。
ちなみに、蹴られている方は、AbemaTVの『日村がゆく』でも紹介された「全日本金蹴り選手権」第1回優勝&2連覇された「金蹴られ侍シンジ」という方です。カウンターで蹴られた回数を数えており、2017年は1万1発蹴られたそうです。
ふざけているようで実は全然お遊びじゃないのが、デパートメントHの面白いところです。
一般参加者も粒ぞろい
「変態」さん
体に「変態」「露出」と書かれており、しっかり真面目に変態されているので、見やすくて健全ですらあるように思えました。
「M男」さん
ステージフロアの片隅でずっと四つん這いで待機しながら、様々な人に叩かれていました。誰も嫌な顔はしていないようで、盛り上がっていました。
異性装×コスプレ
男性が女性にor女性が男性に装うことを「異性装」といい、いわゆる「女装」や「男装」がそれに当てはまります。デパートメントHでは、そこにアニメキャラが混合したりしていました。
この他にも、「男の娘(おとこの子)」という、性的指向は女性(女性が好きな男性)で女装する男性などもいます(ゲイ、オカマ、ニューハーフ、ドラァグクィーンとは違った性質です)。
外見で性別を判断しかねるビジュアルの方が多いのも、デパートメントH特有の雰囲気と言えます。
さいごに:「デパートメントH」の雰囲気はやさしい
都会のクラブのような「怖い」「危ない」というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかしデパートメントHでは、それとは真逆の雰囲気を感じます。
「変態」「フェチ」と呼ばれるような比較的少数派の趣味・趣向(レザーやゴムの衣装、SMが好きなど)を持つ人たちの発表と社交の場という雰囲気で、怖いよりは愉快な空間です。
また面白いことに、アングライベントにありがちな独特のピリピリした雰囲気もありませんでした。
意外と誰でも参加しやすい
会場では、何の変哲も無い私服の大学生のような方や、若い男女の参加者も多く見受けられました。普通の格好でも変な格好でも浮かないので、誰でも参加しやすいパーティーと言えます。
デパートメントHは、未知の世界に触れたい人にとって、恐らく入りやすく、いさかいも無い空間のように思います。来たければ勝手にどうぞという感じで、誰も何も拒絶しない雰囲気です。
ただし、年齢制限に関してだけはその限りではありません。健全にクレイジーに楽しむためにも、イベント参加時は、写真付きIDを絶対に忘れないようにしてください…!
- デパートメントH
- 浅草・上野・谷根千 / イベント・祭り
- 住所:東京キネマ倶楽部地図で見る
- Web:https://ameblo.jp/department-h/
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