ハンバーグにエビフライ、オムライス・・・日本独自の進化を遂げた「洋食」。日本人の口に合うようにご飯との相性もぴったりで、手頃な価格で楽しめる東京都内の洋食レストランを厳選して5店舗ご紹介します。
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1. 麻布食堂(西麻布)
西麻布の高級住宅街の地下にひっそりと店を構えるのが、「麻布食堂」です。オムライスやハンバーグなどの定番洋食メニューをマスターが丹精を込めて作っており、リーズナブルな価格で提供しています。
中でも特に人気で、数々の雑誌にも取り上げられているのがオムライス(ランチの場合980円)です。まるで絵に描いたような、つるんとした美しい表面が特徴的。黄金色の卵と、その卵の中に包まれたチキンライスとの相性が絶妙で、極めてバランスのよいオムライスです。ソースは、定番のケチャップとホワイトソースからお好みで選ぶことができます。
他にもハヤシライス(980円)、ハンバーグステーキ、カニコロッケにメンチカツ(いずれも980円、ライス別)などがあり、注文が入ってからマスターが丹精込めて作ります。ファンの多い洋食屋さんというのも納得です。西麻布でカジュアルに、定番洋食を味わってみませんか?
2. 日比谷松本楼(日比谷)
明治36年、日本ではじめての洋式公園として誕生した日比谷公園。都心のオアシスの一つとして愛される公園内に、時を同じくして誕生したのが洋食屋日比谷松本楼です。日比谷公園の木立の中に構える3階建てのレストランは、国の首脳等が参加する会食の会場や、政治集会の拠点にもなるなど、日本の近代史に残る数々の歴史の舞台ともなりました。
現在では、1階が「Grill & Garden Terrace」として、昔ながらのハイカラな洋食を提供するほか、3階にはフランス料理の「Bois de Boulogne(ボア・ド・ブローニュ)」があります。ふらりと立ち寄れるカジュアルな雰囲気のGrill & Garden Terraceは、ランチ、ティータイム、そしてディナーも手軽なお値段で楽しめます。
ランチではハイカラビーフカレー(1,100円)、ハンバーグステーキ〜森のレストラン風〜(1,500円)や、お得な「松本楼の選べるビッグプレート(1,800円)」など、洋食の定番を楽しめます。特にビッグプレートは、ソースが3種類から選べるオムレツライスと、洋食(ハンバーグ・クリーミーカニコロッケ・海老フライからチョイス)がセットになっているので、いろいろ食べたいお一人様にもオススメです。
- 日比谷松本楼
- 銀座・有楽町・築地 / 洋食・西洋料理 / おしゃれなランチ
- 住所:東京都千代田区日比谷公園1-2地図で見る
- 電話:03-3503-1451
- Web:http://www.matsumotoro.co.jp/
3. 笄軒(西麻布)
西麻布の雑居ビル2階に店を構えるのが洋食屋さんの名店笄軒(こうがいけん)です。店内は、白と茶色を基調としたレトロでおしゃれな雰囲気。
お店の人気は、肉汁がジュワッと滴るハンバーグステーキ(180g/1,500円)のほか、チキンカツレツ(1,150円)、メンチカツ(1,150円)などの定番メニューです。カツ類はカリッと揚げられ、素材が生かされてしっかりと味わいのある逸品となっています。
デザートには、限定10食の笄軒人気のバスクチーズケーキ(650円)がオススメです。濃厚でクリーミーなチーズの香りがしっかりと感じられ、食後のコーヒーとの相性も抜群。売り切れる前に是非食べたいものですね。
- 笄軒
- 六本木・麻布・赤坂 / 洋食・西洋料理 / ランチ
- 住所:東京都港区西麻布4丁目6−5地図で見る
- Web:https://azabukougaiken.gorp.jp/
4.グリルグランド(浅草)
1941年創業の洋食レストランのGrill Grand(グリルグランド)は、浅草で店を構えて3代続く家族経営の老舗店。
1階は、テーブルクロスのかかったテーブルの並んだレトロな雰囲気のいわゆる洋食屋さん風の空間となっています。2階は畳の部屋が続くお座敷のテーブル席です。
人気は創業当時から味を受け継いだケチャップのかかったオムライス(1,260円)や、チキンライスの上にふわふわとろりとかけられた卵と、2週間煮込んだデミグラスソースがかけられた特製オムライス(1,785円)。
またぜひ食べたいのが、コロッケグランプリ(日本コロッケ協会主催)東日本クリーム部門において、最高位の金賞を何度も受賞しているカニクリームコロッケ(1,870円/2個)です。世代を超えて、人々に愛される老舗の味を味わってみませんか?
- グリルグランド
- 浅草・上野・谷根千
- 住所:東京都台東区浅草3丁目24−6地図で見る
- Web:https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13008702/
5. 七條(小川町)
1976年創業の洋食店。2018年から2021年現在も毎年ミシュランガイド(ビブグルマン)に掲載され、食べログの洋食部門の百名店にも選ばれている、ファンの多いお店です。ふらっと1人でランチに入ったり、カジュアルに本格洋食を手頃な値段で食べられるとあって、平日ランチ時でも常に満員。
ランチには薄い衣がサクッとしたミックスフライ(海老フライ2尾、アジフライ1本、コロッケ1個/1,360円)や、肉汁が滴るハンバーグステーキデミグラスソース(1,400円)、豪華な海老フライ(3本/1,330円)などの定番洋食メニューがメインとなります。
また夜にはランチでの人気商品以外にも、鴨もも肉のコンフィ(2,200円)や和牛たんシチュー(3,800円)などなどのフレンチメニューをリーズナブルに味わうことができます。
まとめ
いかがでしたか?レトロで、どこか懐かしさを感じる、日本の洋食。時代を超えた美味しさを守る老舗を中心に、ぜひお気に入りのお店を見つけてみてください。
ちなみに、食いしん坊筆者が独断で選ぶベスト洋食レストランは、広尾・西麻布エリアにある「笄軒(こうがいけん)」です。どれを食べても、また来たくなる味というのは、なかなかないと思いますが、このお店はリピート必至です。