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世界遺産は一つもない
古来からの伝統ある文化的な建築物を数々ご紹介しましたが、これまでに登録された世界遺産は一つもありません。
タバコはダメよ!
ブータン王国では、タバコが売られていません。タバコの販売が法律で禁止されているのは、世界中を探してもこの国のみです。他国からの持ち込みはできますが、関税は100%。そして、自分の部屋以外(公共の場所)での喫煙はNGです。
マニ車
チベット仏教の地ではよく見るマニ車。
この円柱の中にはお経が入れられており、これを時計回りに回すことで、お経を一回唱えたと見なされ、功徳を積むことができます。一日中、回しているお年寄りを何度か見かけました。信心深いですね。
大きなマニ車は、一周するごとに鈴が鳴るなど工夫されており、何度回したか分かるようになっていますよ。お経が沢山入れられていますので、重くて回らないマニ車もあります。
がっしりとしたものからペットボトルで作ったものまで、マニ車は多種多様。
場所も一般家庭のお庭や、流れる川の上に水車のように取り付けられていたりと、ブータン王国ではあちこちでマニ車を目にすることができます.
見つけたら念のため、回しておきましょう。
チベット仏教に則って生き物は殺さない。けど、、、
「生きるものを殺めるべからず」
チベット仏教では、輪廻転生が信じられています。人間はもちろんのこと、動物を殺すと、仏教6道のうち天道や人間道へ生まれ変わることができないとされています。
ここブータン王国でも、それは強く信じられており、美しい川にいるたくさんの魚も、誰一人として獲る人はいません。牛やヤギなどが街の公道を闊歩していますが、それは乳絞りのみの目的で飼われています。
「生きているものは殺してはいけない」
これは、全国民に守られている法律ですが、肉や魚は普段から食べますので、それらは全て輸入に頼っています。
学生とガイドは民族衣装の着用義務あり
女性は「キラ」、男性は「ゴ」を着用しています。2017年には眞子様がブータンを訪問され、キラを着用されてましたね!
ブータン人は建設に不向き?
ブータン王国の首都が置かれるティンプーは今、まさに建設ラッシュ。しかし、どこの建築現場を見ても、働いているのはインド人ばかり。
聞いてみると、ブータン人はこれらの作業に向いてないのだとか?このため、ブータンで建物を建設する人は全員、インドからの出稼ぎ労働者なのだそう。
手旗信号
ブータンの首都ティンプーは、交通量が少ないわけではありません。しかし、どの道にも信号は見当たりません。
なんと、この国には信号が一つもないのです!
ブータン王国の中で、比較的交通量の多いティンプー中心街に唯一、警察による手旗信号があります。
譲り合いの心が浸透しているブータンでは、あまり信号は必要ないのかも知れませんね。
切手のデザインは自由自在
ティンプーの街の中心にある中央郵便局は、一風変わった切手を販売しています。
様々なデザインの切手は1,000種類以上あるほか、自分の好きな写真を切手にしてくれる珍しいサービスもあります。
もちろん、自撮り写真もOK!友人へ送る旅の絵はがきに、自分の顔の切手を貼るのも面白いかもしれませんね!
ブータンより投函したもののみ有効です。
ブータン王国への行き方
このように素敵で面白くて不思議な国、ブータン王国は、フラッと立ち寄って空港でビザをゲットする!といった個人旅行ができない数少ない国です。
ビザだけを取得するということもできず、必ず指定の旅行会社へガイド付きツアーを申し込む必要があります。
ツアーでは運転手付き専用車とガイドさんが、滞在中ずっと案内をしてくれます。一人旅の場合でも、運転手とガイドさんはセットです。
個人旅行派の方は自分の好きなように動けず、もどかしい思いをされるかも知れませんが、どこへ行くにもガイドさんがすべてを仕切ってくださり、要所要所ですべて説明してくださいます。朝、ホテルを出てから、夜、帰ってくるまで至れり尽くせりの専属ツアー!たまにはこのような旅もよいかもしれません。
おわりに
幸福と癒しの国ブータンはいかがでしたでしょうか。「幸せ=お金ではない。」と感じることのできる経験が、ブータンにはたくさん詰まっていますので、是非一度、訪れてみてくださいね!