ガボン

【ガボン共和国】大西洋を望むアフリカ大陸の首都リーブルヴィル

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:186ヶ国

2021年10月5日更新

509view

お気に入り

写真:toshel

アフリカ大陸の中央に位置する赤道直下の国「ガボン共和国」。首都リーブルヴィルは、広大な大西洋に面した都市です。今回はリーブルヴィルの観光スポットをご紹介します。

この記事の目次表示

ガボン共和国の場所

ガボン共和国(以下、ガボン)は、アフリカ大陸の中央に位置し大西洋に面した熱帯雨林の国です。ガボンという珍しい国名は、大航海時代のポルトガル人がここの小高い丘の形状を海から見上げた際、外套フードを広げたように見えたことから、ポルトガル語の「Gabao(水夫用外套)」と呼ばれるようになり、そのまま国名になったといわれています。

大西洋沿いの首都リーブルヴィルはガボンを代表する港湾都市で、商業取引の拠点として栄えています。

ガボン共和国の人々

様々な民族の住むガボンでは、フランスの植民地だった名残で宗教はキリスト教徒が圧倒的に多く、次いでイスラム教、伝統宗教と続きます。公用語はフランス語で、その他、民族独自の言語を話し、英語を話せる人がほとんどいない印象です。人口のわずか0.5%しかいないフランス人が、未だ強い影響力を持っています。

  • 写真:toshel

通貨はCFAフランを使用しています。旧フランス領だったアフリカ14か国で採用されている共通通貨です。

  • 写真:toshel

リーブルヴィルの見どころ

ガボンの首都リーブルヴィルの見どころをご紹介します。

ノートルダム教会

街の丘の上にあるノートルダム教会は、2015年に再建された新しい教会です。地元のカトリック教徒や観光客の多い、リーブルヴィルの象徴的な建物と言えるでしょう。正面のファサードは、ポルトガルの伝統的な塗装タイルであるアズレージョを全面に配しています。

  • 写真:toshel

内装のインテリアはエクステリアよりもシンプルですが、清潔で静かで、訪れる人を温かく歓迎する雰囲気に包まれています。

  • 写真:toshel

サンタ・マリア教会

キリスト教がガボンに到達し、初めて設立された古くからある教会です。現在に至っても主要な教会で、地元のコミュニティにとって重要な礼拝所となっています。

  • 写真:toshel

ハッサン・モスク

街の中心に建つハッサン・モスクは、収容人数が10万人を誇るガボン国内最大のモスクです。ミナレットの高さは210m。上部にはメッカへ光を向けるレーザーが搭載されています。青い大理石、青銅、チタンで建てられた華やかなデザインが素敵ですね。

  • 写真:toshel
ハッサン・モスク
ガボン / モスク
住所:hassan mosque gabon地図で見る

チュ・モスク

ダウンタウンにある、地元人の絶えないモスクです。

  • 写真:toshel
チュ・モスク
ガボン / モスク
住所:chu mosque gabon地図で見る

Memorial Leon MBA

1960年にガボンが独立した際、初代大統領となったレオン・ムバの記念碑です。建物には翼で建物を抱く2羽の白い鳩が平和の象徴として配されています。彼の名は、首都リーブルヴィルにある国際空港にも使用されています。

  • 写真:toshel
Memorial Leon MBA
ガボン / モニュメント
住所:Memorial Leon MBA地図で見る

モン・ブエ市場

リーブルヴィルの「マルシェ・モン・ブエ」は、ガボン最大の市場で、食料品から衣料、雑芥、宝石に至るまで様々な物が売られています。市民の台所でもありながら、ウィンドウショッピング的な要素もあり常に混雑しています。

  • 写真:toshel
モン・ブエ市場
ガボン / 市場・朝市
住所:Marche du Mont-Bouet地図で見る

国立芸術伝統博物館

海岸近くにある国立芸術伝統博物館は、2019年2月にできた新しい博物館です。フランスの植民地と、その民族的背景を受けたガボンの豊かな文化遺産と多様性を伺える作品が多く展示されています。ガボンの人々は精神的なものを大事にしており、伝統的な信念として自然と来世に焦点を当てた生活をしていることが伺えます。

  • 写真:toshel

博物館は月曜と日曜は閉館しています。

国立芸術伝統博物館
ガボン / 博物館
住所:Musee des Arts et Traditions du Gabon地図で見る
Web:https://www.facebook.com/mnatgabon/

ステード・コンプレックス・オムニスポート

街の中心部に建つ、あらゆる屋外スポーツに適応するオープンなスポーツ複合施設。住宅街に突然現れますが、遠くからでも存在感を放つほど大きい施設です。

  • 写真:toshel
ステード・コンプレックス・オムニスポーツ
ガボン / スポーツ・アウトドア
住所:stade complex omnisports gabon地図で見る

パレス・ド・スポーツ

その隣にある屋根付きの屋内スポーツ専門の施設です。

  • 写真:toshel

これらスポーツ施設の豪華さと、周辺に建ち並ぶ貧相な家屋のバランスがなんとも微妙です。

パレス・ド・スポーツ
ガボン / スポーツ・アウトドア
住所:palace des sports gabon地図で見る

リーブルヴィルへの行き方

日本からガボンへの直行便はないので、アフリカの主要国を経由して行きます。

ガボンの旅行予約はこちら


ガボンのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

ガボンのホテルを探す

ガボンの航空券を探す

ガボンのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

この記事を書いたトラベルライター

地球旅~現在186ヵ国~
行ったことのない国を中心にひとり旅しています。他国の歴史、文化、宗教、遺跡、そしてそこに住む人々の考え方に興味があります。

車の運転が好きなので、海外ではドライブ旅を楽しんでます。普段は会社員です。

【ホンジュラス】世界屈指の犯罪都市テグシガルパ

世界の治安が悪い国ランキングなどを見ると、毎年必ず上位になってしまうホンジュラス。しかし、手つかずの美しい自然が多く、世界遺産に登録されたマヤ文明のコパン遺跡を...


【レバノン】ベイルート・ビブロス・バールベックの見どころ

遠い昔、世界の中心が地中海にあった時代、レバノンは東西貿易の交差点となる重要な位置にあり、繁栄の極みにありました。古くから数多くの王様や将軍が、この土地を挙って...


カリブの島はどこがいい?陽気レゲエでちょっぴり危険な「バルバドス」どこまでも静かな「アンティグア」

カリブ海には、大小様々な島がおよそ700あります。そのほとんどは欧米各国の領土で、独立国はわずか13カ国のみ。今回は、その中より対極にある2つの小さな島国をご紹...

【サウジアラビア】ついに観光ビザ解禁!閉ざされていた王国の珍しい文化と各都市の見どころ

観光での入国が困難だったサウジアラビアが、2019年9月27日に突然、ツーリストビザの発給開始を発表しました。今回は、サウジアラビアに古くからある慣習と文化、そ...

【ベネズエラ】世界の危険都市上位?首都カラカス

世界屈指の産油国にしてハイパーインフレーションに陥った南米の国ベネズエラ。かつて、スペイン植民地から独立へと導いた英雄「シモン・ボリバル」の生まれ育った街でもあ...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります