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6. 世界遺産 アシャンティの伝統的建築物群
アシャンティの伝統的建築物群(Asante Traditional Buildings)は、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。ガーナのAshanti(アシャンティ)州の、ガーナ第2の都市Kumasi(クマシ)近辺に点在しています。この建築物群は、18世紀頃に繁栄したアシャンティ王国の伝統文化を後世に伝える建物です。
建物は中庭を取り囲むような構造をしており、さらに壁には動物をモチーフとした装飾がなされいているのが特徴です。建材には竹、泥、ヤシの葉など自然由来のものが用いられています。年中暑いガーナでも、構造や建材を工夫して、通風性に優れた構造になっています。
世界遺産なのに地元のガーナ人も知らない、超!隠れた観光スポットです。
アシャンティの伝統的建築物群への行き方
「伝統的建築物群」はKumasi周辺に点在していくつもあります。ここでは、最も有名なBesease(ベセアセ)へのアクセスをご紹介します。
AccraからBeseaseへ
AccraのNkrumah Circle(ンクルマ・サークル)ステーション(通称・サークル)から、Kumasi行きのバスに乗車し、「Besease」で下車します。終点まで行かないようにご注意ください。目印は、「UNESCO World Heritage Site」の看板です。
降車したところから世界遺産の建物までは、徒歩約5分。降車場所からその建物は見えていないので、その辺にいるガーナ人に「Shrine(シュライン)に行きたい」と尋ねてみましょう。(地元の人からは"Shrine"(神社)と呼ばれています。)目立つ看板等もないので、かなり注意深く見ていないと普通の民家かと思って見逃します。ひょっとしたら、世界一存在感のない世界遺産かもしれません(笑)。
- アシャンティの伝統的建築物群
- ガーナ / 建造物
- 住所:Besease Traditional Shrine, Ghana地図で見る
7. ララバンガモスク
ララバンガモスク(Larabanga Mosque)は、西アフリカ最古のモスクです。ガーナ北部のNorthern(ノーザン)州にある小さな村Larabanga(ララバンガ)に、1421年に建造されました。長年、西アフリカのメッカとして人々から崇められてきたそうです。
なお、モスクは現在も礼拝所として使用されています。中へはムスリムでないと入ることはできません。
ララバンガへの行き方
1. AccraからTamaleへ
Accraのコトカ空港からTamale行きの飛行機に乗るのが1番早い方法です。
安く行きたいならバスを利用しましょう。AccraのCircleステーションからTamale(タマレ)行きのバスに乗り、終点で下車。約11時間かかります。
2. TamaleからLarabangaへ
TamaleからLarabangaまでは、タクシーをチャーターするのが便利です。Tamaleのステーションで適当にタクシーを捕まえ、交渉しましょう。
安く行きたい場合は、Wa(ワ)行きのトロトロに乗車し、Larabangaで下車しましょう。ただし、終点のかなり手前で途中下車することになるので、メイツ(車掌)に交渉が必要です。
Larabangaの村に着くと、ガイドの方が案内してくれます。
8. 壁画の村 シリグ
ガーナのUpper East(アッパーイースト)州にある小さな村、Sirigu(シリグ)。「壁画の村」として知られています。
「SWOPA(Sirigu Women's Organization for Pottery and Art)」へ行けば、シリグ風ペインティング体験もさせてもらえます(要予約)。
シリグへの行き方
1. AccraからBolgatangaへ
AccraのCircleステーションから、Bolgatanga(ボルガタンガ)行きのバスに乗って、終点で下車するのが1番楽な方法です。所要時間は約12時間。
1番時間のかからない方法は、Accraから飛行機でTamaleへ行き、TamaleからバスでBolgatangaへ行くことです。ただし、このバスの乗り心地が非常に悪いので、この行き方はお勧めしません。
2. BolgatangaからSiriguへ
BolgatangaからSiriguへは、タクシーチャーターが便利です。よく似た名前の「Sherigu」という村があります。間違われないようご注意ください。心配な場合はドライバーに行き先を伝えるとき、スペルまで伝えましょう。
最後に
カカオ農園だけじゃない、ガーナの観光地。ガーナを訪れたら、定番のスポットだけでなく、ぜひ隠れた名所も訪れてみてくださいね!