ハイチ

【ハイチ】光と影~美しい自然景観と貧困と~

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:191ヶ国

2023年6月27日更新

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古き良き港町ジャクメル

首都ポルトープランスから南へ、山を越えること3時間。

  • 写真:toshel

ジャクメルはフランス統治時代に裕福なコーヒー商人の拠点となった港町です。芸術家も好んで住んだこの街は、ポルトープランスとは違う趣の静けさがあります。

  • 写真:toshel

フランス統治時代の栄華を今も遺す町並み

  • 写真:toshel

ジャクメルの中心部は、コーヒーの輸出で栄華を極めた時代の面影を今も遺しており、美しい海と整った街並みの綺麗さが印象的です。

こちらは民家の壁です。コーヒーの木と海、そして大きな船が描かれています。当時、コーヒーが輸出される様を遺されているのですね。

  • 写真:toshel

Hotel Florita

そんな中でも、ひときわ当時の良き時代をそのままに反映して遺されているホテルがあります。

Hotel Floritaです。

  • 写真:toshel

ここは、ジャクメルがさとうきびとコーヒーで最も繁栄した1888年に建立された、裕福なハイチコーヒー農園経営者の大邸宅でした。

  • 写真:toshel

ジャクメルのさとうきびとコーヒーが陰りを見せ衰退していくと、家主もこの街から去り1950年に閉鎖されます。その後、1999年に、ハイチが最も繁栄した過去とその世界の魅力を経験できるホテルとして改築され、世界の大統領や要人などが訪れるまでになりました。

事務所だった1Fはカフェに改装されています。

  • 写真:toshel

リビングルームだった最上階は、スイートルームに改装されていますよ。

  • 写真:toshel

コーヒーの重量を計った昔の秤が、外に無造作に置いてあります。

  • 写真:toshel

当時を知るうえでも貴重なこちらのホテルは、歴史的な情緒を求めて沢山の人が訪れ、依頼するとホテルの従業員がフリーで館内を説明してくれます。

  • 写真:toshel

壁やドアが素敵

ジャクメルの街に連なる家は、栄華を極めた昔の邸宅をそのまま使用している家が多いです。散歩しているとパステルカラーやビビッドカラーの壁やドアデザインが素晴らしく、写真を撮るために度々足をとめてしまいます。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

また、当時のデザインドアが、アンティークとして売られているショップもあります。

  • 写真:toshel
ホテル フロリタ
ハイチ / ホテル
住所:Hotel Florita Jacmel地図で見る
Web:https://www.hotelflorita.com/

ジャクメル名物のお面

ここジャクメルで有名なのが、こちらのお面。

  • 写真:toshel

紙素材で作られたこちらのお面は、ジャクメルを歩いているとどこでも売られています。

お値段もそれなりですが(40US$/約4,400円~)、よくできているのでお土産に一ついかがでしょうか。

  • 写真:toshel
ジャクメル
ハイチ / 町・ストリート
住所:Arrondissement de Jacmel, ハイチ地図で見る

ハイチへの行き方

日本からハイチへ直行便はありませんが、主なアメリカ系航空会社がハイチへ運航しています。

  • 写真:toshel

地方都市は穏やかですが、首都ポルトープランスには、車の中から写真を撮るのも危険なスラム地域があります。一人旅の方でも、できるだけツアーや友人など現地に詳しい人とともに行動されることをお勧めします。

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地球旅~現在191ヵ国~
行ったことのない国を中心にひとり旅しています。他国の歴史、文化、宗教、遺跡、そしてそこに住む人々の考え方に興味があります。

車の運転が好きなので、海外ではドライブ旅を楽しんでます。普段は会社員です。

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