「ワイキキ・ビーチ」というと、ホテルが立ち並んだ、ひとつのビーチの呼称と思いがちですが、実はダイアモンドヘッドふもとのカイマナ・ビーチ(サン・スーシー・ビーチ)から、ママラ湾に面したフォート・デ ・ルッシー・ビーチ辺りまで、全長約3kmにわたる、いくつもの連なったビーチの総称なんです。それぞれのビーチは名称も細かく分かれ、波が高くマリンスポーツ向きだったり、防波堤に囲まれたファミリー向けだったり、それぞれ特徴があります。ここではワイキキエリアでの、目的に合わせたビーチの選び方をご紹介します。
この記事の目次表示
[1]Kapiolani Beach(カピオラニ・ビーチ)
ダイアモンドヘッド側のワイキキのはずれ、カピオラニ公園前のビーチ。コンクリートの遊歩道が見えた辺りから、赤いパラソルが目印のベアフットビーチカフェ手前までを指します。
カピオラニ公園では、ローカルの人達が椰子の木陰でバーベキューをしたり、芝生でのんびりピクニック等を楽しんでいます。人も少なく芝生もあるので、子供連れやのんびりしたい人におすすめのビーチです。
沖ではサーフィンもできます。また手前の浅瀬では多くの魚が泳いでいるので、是非シュノーケルで映画『ファインディング・ニモ』の世界を覗いてみましょう。
海に入るのが苦手な人は、遊歩道をのんびりウォーキングするのも良いでしょう。
海で遊んだあと、目の前にあるベアフットビーチカフェで頂くランチは格別!ガーリックシュリンプなどのプレートランチ、サンドウィッチ、バーガーやシェイブアイス、スムージーなどがおすすめです。
- ベアフットビーチカフェ
- ホノルル / カフェ・喫茶店
- 住所:2699 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815 アメリカ合衆国地図で見る
トイレ・シャワーもあるので、着替えもできるのが嬉しいポイントです。
[2]Queens Surf Beach(クイーンズ・サーフ・ビーチ)
カパフル・ピアから、遊歩道起点付近までのビーチ。 ボディーボード専用ビーチなので、特にボディーボードを楽しみたいという方におすすめです。サーフィンは禁止なので、子供も安心して楽しめます。
ピアから海へ飛び込むローカルの姿がよく見られますが、観光客はジャンプするタイミングを間違え、大怪我する人がいるので気をつけましょう。また潮が引いている時は、サンゴが出ている部分があるので、注意しましょう。
ハワイを舞台にしたアメリカの人気テレビドラマ、『ハワイFive O』の撮影にも時々遭遇します。陸からは規制線が張られますが、海からだと規制がないので、より間近で見学できます。
毎週金曜日の夜にヒルトンホテルから打ち上げられる花火は、ピアから正面に見られるので行ってみましょう。また月に一度、「サンセット・オン・ザ・ビーチ」という無料の映画上映やライブの開催も見逃せないイベントのひとつです。
ビーチには、サーフボード、ボディーボード、SUP(スタンド・アップ・パドルボート)、パラソルや椅子のレンタル店があるので、手ぶらで行っても安心です!
- クイーンズ・サーフ・ビーチ
- ホノルル / ビーチ
- 住所:2701 Kalakaua Avenue Honolulu HI 96815地図で見る
[3]Kuhio Beach(クヒオ・ビーチ)
クイーンズ・サーフ・ビーチの隣にあり、防波堤に囲まれていて、天然のプールのようなビーチ。ここは波も穏やかで浅く、小さな子供連れや泳ぎの苦手な方、浮き輪でのんびりしたい方には特におすすめです。
浅瀬でも多くの魚が泳ぐ姿が見られ、また防波堤にはカニもいるので、子供たちが夢中で捕まえようとする姿をよく目にします。また砂浜は広く綺麗な貝殻も落ちているので、子供連れの人はバケツとシャベルがあった方が良いでしょう。
防波堤の上は滑りやすいので、注意しましょう。
また夕方からは、ハワイ王朝時代からの伝統であるトーチ・ライティングが行われた後、芝生の上で地元のフラ教室の生徒さんが、古典フラからモダンフラまでをバニアンツリーの下で披露します。無料なので是非、足を運んでみましょう。