ヨーロッパの東にあるハンガリーの首都ブダペスト。ドナウ川の両端に歴史的な建物が織りなす景観の美しさから「ドナウの真珠」とも呼ばれています。美しい歴史的建造物、ヨーロッパの中でも屈指の治安の良さ、そして物価の安さもあり、ヨーロッパを代表する人気の観光地です。そんなブタペストが温泉都市であることをご存知でしたか?ここでは、ブダペストにあるセーチェニ温泉についてご紹介していきます。
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実は温泉都市のブタペスト
ハンガリーの温泉文化はとても歴史が古く、2,000年前の古代ローマ時代には公衆浴場が建設されています。ハンガリー国内には100箇所近くの温泉があり、1937年国際沿療学会議ブダペスト大会でブダペストは国際治療温泉地に認定され、世界的に温泉に恵まれた首都と言われるようになりました。
ハンガリーの温泉スタイルは全て混浴で水着着用。日本でいう温泉というよりかは、温水プールのイメージに近いです。
まるでアミューズメントパークのようなセーチェニ温泉
入場料はロッカー使用料込みで平日は4,900フォリント(2,107円)、土日5,100フォリント(2,193円)です。キャビン(個室)使用だと、平日は 5,400フォリント(2,322円)、土日5,600フォリント(2,408円)。
ちなみにタオルはレンタルで1,000フォリント(430円)+デポジット2,000フォリント(860円)でした。タオルレンタルはクレジットカード決済ができず、またユーロでの支払いもできませんでしたので要注意です。
セーチェニ温泉は男女混浴なので、水着を着用して入ります。なんと、ロッカールームも男女混合!しかし鍵がかかる着替えをするための個室があり、そこで水着に着替えられるのでご安心ください。
屋外温泉はまるでプールのようです。温度は38度程度。日本の温泉から比べると少しぬるく感じるかもしれません。
温泉に浸かりながらチェスを楽しむ姿も。この光景は日本のテレビでも度々紹介されているので、見たことのある方も多いかもしれません。こういう光景が見られるのはヨーロッパならではの醍醐味ですね。
内風呂も男女混浴です。こちらの温泉の温度も32度前後と少々ぬるめ。冬の季節ですと少し寒く感じるかもしれませんが、サウナも設置されてますので、サウナで体を温めましょう。もちろん水風呂もありますので、サウナとの交互浴も楽しめます。
またセーチェニ温泉では、ビールを飲みながら温泉が楽しめたり、夜にSPAパーティーが開催されたりと様々なエンターテイメントが用意されてます。大人数でこのようなパーティーに参加したら楽しそうですよね。
セーチェニ温泉への行き方
筆者はブタペストの中心街、デアーク・フェレンツ広場(Deák Ferenc Square)から地下鉄1号線を利用していきました。デアーク・フェレンツ広場周辺は空港からのエアポートバスの発着場所でもあり、また地下鉄のデアーク・フェレンツ広場駅は地下鉄1号線・2号線・3号線が通っており、非常にアクセスの良いエリアです。
地下鉄1号線でメキシコ通り駅(Mexikói út M)行きの電車に乗ります。デアーク・フェレンツ広場(Deák Ferenc Square)駅から9駅目にセーチェニ温泉駅(Széchenyi fürdő)に到着します。乗車時間は約10分程度です。
ブタペストの地下鉄は世界遺産として登録されてますので、地下鉄のレトロな雰囲気も見所ですよ。
地下鉄出口から地上に上ると大きな黄色い建物が見えてきます。それがセーチェニ温泉です。
- デアーク・フェレンツ広場
- ハンガリー / 公園・動植物園 / 広場
- 住所:Budapest, Deák Ferenc Square, 1051 ハンガリー地図で見る
まとめ
ブタペストのセーチェニ温泉をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?日本とは異なったハンガリーの温泉文化をぜひ味わってみてくださいね。
※日本円の表記は、2017年9月現在のレート(1フォリント=0.43円)によるものです。
- セーチェニ温泉
- ハンガリー / 日帰り温泉
- 住所:Budapest, Állatkerti krt. 9-11, 1146 ハンガリー地図で見る
- Web:http://www.szechenyibath.hu/