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【ポート・ブレア】最も遠いインド!アンダマン・ニコバル諸島中心地の観光見どころ6選

取材・写真・文:

埼玉在住
訪問エリア:23ヶ国

2018年10月3日更新

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写真:ある通訳案内士

インド本国からはるか東、ミャンマーの南方に位置するのが、アンダマン諸島とニコバル諸島です。外国人は入域を制限されている、知る人ぞ知るリゾート地となっています。今回は、その中心地ポート・ブレアの見どころをご紹介します!

この記事の目次表示

【1】セルラー刑務所

  • 写真:ある通訳案内士インドにとって大事な地であり、綺麗に整備されている

ポート・ブレアで最も有名な観光地が、セルラー刑務所。セル(監房)が並んでおり、それがそのまま施設名になっています。

  • 写真:ある通訳案内士相当数の監房が並ぶ

1896年から数十年かけて造られた、大きな刑務所です。監房は698ありましたが、現存しているのは半分ほどです。

  • 写真:ある通訳案内士建築物としては美しいのかもしれない・・

このセルラー刑務所には、どんな人々が収容されていたのでしょうか? 当時大英帝国に支配されていたインドの独立運動家たち(政治犯)が、はるばるアンダマン諸島まで連れてこられていたのでした。インド独立の歴史を理解する上で、重要な場所なのです。

  • 写真:ある通訳案内士囚人が置かれていた状況を垣間見る

実は、1942年から終戦まで、日本軍がアンダマン・ニコバル諸島を支配下においており、その当時の写真をフォトギャラリーで見ることができます。

  • 写真:ある通訳案内士移り行く時代

また夜には、セルラー刑務所をライトアップして、この地の解説などをヒンディー語か英語で聴けるショーが行われています。

  • 写真:ある通訳案内士光のショーは人気

ただ、インドのIDカード番号がチケット購入に必要で、外国人の参加はハードルが高そうでした。ショーの前になると、入り口前に行列ができます。

  • 写真:ある通訳案内士光のショーをどうしても観たいのであれば受付に訊いてみよう

またセルラー刑務所前の公園には、独立運動に命をかけた人々の像が立っています。

  • 写真:ある通訳案内士独立運動に命をかけた彼らは、今のインドをどう思うだろうか

セルラー刑務所への外国人の入場料は、100ルピー(160円)です。

【2】人類学博物館

  • 写真:ある通訳案内士色鮮やかな絵が目を引く外観

アンダマン・ニコバル諸島には複数の先住民族がおり、そういった先住民族について理解を深められるのが、人類学博物館です。

インドや東南アジアから多くの移民が来ていることから、現在も多様な民族が暮らす地域となっており、それについても解説されています。人種のるつぼですね。

内部は写真撮影禁止です。外国人の入館料は、150ルピー(240円)です。

人類学博物館
インド / 博物館・美術館 / 博物館
住所:Anthropological Museum, Port Blair地図で見る
Web:http://www.andamans.gov.in/html/portblair.html

【3】サムドリカ海洋博物館

  • 写真:ある通訳案内士アンダマン・ニコバル諸島について学ぼう

アンダマン・ニコバル諸島の総合博物館が、サムドリカ海洋博物館です。インド海軍が運営しているとのこと。

  • 写真:ある通訳案内士先住民族の文化も知れる

先住民族の暮らしから、固有種の多いアンダマン・ニコバル諸島の生態系についてまで知ることができます。「ベンガル湾の孤島」と言われるだけあり、日本で言えば小笠原諸島のような、独特の生態系を有しているそうです。

  • 写真:ある通訳案内士ちょっとした水族館

入館料は50ルピー(80円)です。

サムドリカ海洋博物館
インド / 博物館・美術館 / 博物館
住所:Samudrika (Naval Marine Museum)地図で見る
Web:http://www.andamans.gov.in/html/portblair.html

【4】コルビンの入り江

  • 写真:ある通訳案内士この平和な入り江でも戦があったのだろう

アンダマン・ニコバル諸島でビーチに行くならば、トリップアドバイザーによる「人気のビーチトップ25」アジア部門で2017年1位になった、ハブロック島のラドハンガービーチが人気です。

とはいえ、ポート・ブレアにもコルビンの入り江というビーチがあります。ポート・ブレアにしか滞在しない方は、こちらに行ってみるといいかもしれません!

ビーチでのんびりすることもできますし、ちょっとしたマリンスポーツを楽しむこともできます。

  • 写真:ある通訳案内士このバンカーは今まで何を見てきたのだろうか・・

また、いくつか太平洋戦争時の日本軍のバンカー(掩体壕。装備や物資、人員などを敵の攻撃から守るための施設)も残されています。ここでも歴史を感じることができますね。

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この記事を書いたトラベルライター

インドでIT企業に勤めていたバックパッカー
タイのバンコク留学や、インドのチェンナイ駐在を経験した通訳案内士登録者です。
自分が行って良かった場所について書いてます!

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それぞれの国の魅力、語れます😃
https://zipanger777.com

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