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【リビア】ついに解禁!e-Visa取得方法

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東京在住
訪問エリア:191ヶ国

2024年6月8日更新

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2024年3月末、リビア政府はついにオンライン申請によるe-Visaシステムを開始しました。申請自体はとても簡素で分かりやすいですが、注意点もありますので今回は申請方法とノウハウを共有したいと思います。

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ついに開始!リビアのe-Visa

2024年3月末、リビア政府はついにオンライン申請によるe-Visaシステムを開始しました。リビアの門戸を開き旅行促進の道へ舵を切ったことの表れです。e-Visaは観光客、ビジネス、就労者向けにアクセスしやすく、リビアのグローバル化を高める第一歩となることでしょう。実際、リビア国内には古代遺跡がほぼ完ぺきな姿で残り、観光資源は他の国には例を見ない素晴らしさです。

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リビアVisaのオンライン取得方法

リビア政府がe-Visaを解禁してすぐに筆者はツーリスト向けe-Visaを取得し、現地へ赴きました。日本のパスポートをお持ちであれば誰でも申請可能です。ビザ申請は簡単ですが、プロセス中の入力に悩む場面もありましたので、今回は注意点を踏まえて申請方法をご説明したいと思います。

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①アカウント作成

最初のステップでは、申請者が公式のリビアe-Visaポータルにアカウントを作成することから始めます。個人情報を入力して、アプリケーションプロセスの管理に使用されるプロファイルを設定します。

②申請フォーム記入

アカウントを作成すると、申請者は申請書に記入するように指示されます。申請フォームには、訪問日、旅行の目的、パスポート番号や有効期限などの個人情報、申請者の旅行計画に関する詳細な情報を入力します。

③ドキュメントアップロード

次のステップでは、パスポート、個人写真、およびツーリストVisa以外のカテゴリでは指定されたその他の関連文書をアップロードします。特にパスポートと個人写真のデータ量は低く上限設定されてぃすのでご注意を。

④ビザ料金の支払い

最後に申請者はビザ料金を支払います。クレジット番号を入力し、支払いが成功すると申請書は正式処理として提出されます。この際に、処理が終了した旨のメールが届きます。

ビザ申請代金は63US$です。

申請後の承認プロセス

e-Visaアプリケーションを提出した後、リビアのビザ当局による審査を経ます。申請ステータスはHP上に表示されます。また、追加情報のリクエストもメールおよびこちらのHP上に表示されますので、見逃さないように注意が必要です。

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e-Visaの発行平均日数

e-Visaは発行に最長1週間かかるとされています。筆者は申請から3日後にe-Visa(PDF)がメールで送られてきました。HP上からもダウンロードできます。

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e-Visa発行の注意点

アプリケーションフォームの入力時

ミドルネームの入力項目があり、入力しないとエラーになる

父親の名前等をミドルネームに入れるとOK

宿泊するホテル名や住所を入力する項目があるが未だ決めていない

首都トリポリでは、ネットで予約できるホテルが限られており、そのホテルが高価で予約を戸惑う場面もあるかと思います。筆者はホテルを予約せずに行き、google mapsにて予め目星を付けていたホテルへ直接向かい空室を確認して宿泊しました。アプリケーションフォームにはそのホテル名と住所を入力しています。但し、イミグレーションで宿泊先を確認されることはありません。

ツアー名や引受者等を入力する項目があるが未だ決めていない

これまでリビアは個人旅行が制限されており、旅行者は必ずツアーを申し込む必要がありました。その名残で項目があるようですが、筆者はツアーでなく個人で巡りましたので、上述のホテル支配人の名前を入れました。こちらもイミグレーションで確認されることはありません。

ドキュメントアップロード時

パスポートや証明写真のアップロードでエラーが出る

上述のように、アップロードデータ量の上限は非常に低く設定されています(数十KB)。写真リサイズのアプリ等を使用し、上限内に収まるようリサイズしたうえでアップロードしましょう。

ビザ料金の支払い

クレジット番号を入力し送信しても支払い終了画面に遷移しない

近年、不正使用防止の観点から、クレジットカードのネット利用に関してセキュリティが高く設定されている場合があります。海外サイトのセキュリティチェックに整合せず、処理を終了できない状態が発生する頻度が高くなっています。この場合は、カード会社に連絡し、本サイトの利用を許可する必要があります。

現地のイミグレーションで

e-Visaは印刷して持っていく

現地のイミグレーションにて、メールやHPからダウンロードしたe-Visaを電子のままスマートフォンなどで提示すると、「疑義がついて入国を長時間待たされた」との例を何度か聞いています。e-Visaはなるべく印刷して持って行った方がよさそうです。

また、旅行中に市を跨る移動の際は、チェックポイントで度々パスポートとビザを提示する必要がありますので、必ずパスポートは携帯します。

ツーリストVisaの期間

リビアの観光e-Visaは通常、シングルエントリで発行日から90日間有効です。入国後、このビザで許可される滞在期間は最大30日です。

リビア公式e-Visaポータル

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トリポリ
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地球旅~現在191ヵ国~
行ったことのない国を中心にひとり旅しています。他国の歴史、文化、宗教、遺跡、そしてそこに住む人々の考え方に興味があります。

車の運転が好きなので、海外ではドライブ旅を楽しんでます。普段は会社員です。

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