リトアニアの世界遺産クルシュー砂州の行き方と見どころ

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• リトアニアの世界遺産「クルシュー砂州」とは
• 1.リトアニアの港町「クライペダ」
•    クライペダの見どころ
• 2.クルシュー砂州最北の町「スミルティネ」
•    スミルティネの見どころ
• 3.リトアニアのリゾート地「ニダ」
•    ニダの見どころ

リトアニアの世界遺産「クルシュー砂州」とは

• 写真：まきまき

リトアニアの世界遺産であるクルシュー砂州は、全長98kmもある超ロングビーチです。湾曲しながら南へと伸びる細長い陸地の先は、ロシアの飛び地であるカリーニングラードへと続いており、北側52㎞がリトアニアの地となります。そのためクルシュー砂州はリトアニアだけでなく、ロシアをまたぐ2国の世界遺産ということです。

クルシュー砂州の最北はスミルティネとういう町で、最南はニダという町になります。ニダは穏やかな雰囲気のリゾート地です。ここからは、クライペダからフェリーでスミルティネに渡り、その後バスでニダへ行くまでの町の見どころと行き方をご紹介していきます。

1.リトアニアの港町「クライペダ」

• 写真：まきまき

クルシュー砂州へ行くには、まずリトアニア西部の港町「クライペダ」から出発します。クライペダには列車駅と長距離バスターミナルがあるため、各地から行きやすくなっています。

次にクライペダ港から対岸のスミルティネまでフェリーに乗ります。港には乗船券が買える自動販売機があり、料金は往復券で0.8ユーロ(約103円)とかなりお手頃価格になっています。窓口もあるのでどちらかでチケットを購入しましょう。

自動改札に乗船券をかざすと中へ入れるので、そこで船が来るのを待ちます。所要時間は約15分で出航本数は1時間に3本くらい。とても便利に行くことができます。

クライペダの見どころ

• 写真：まきまき

クライペダにはいくつかの見どころがあり、オススメなのは旧市街とクライペダ城です。旧市街にはツーリストインフォメーションセンターがあるので、まずはそこで情報収集してみてはいかがでしょうか。クライペダ城は城跡が残されているだけですが、周囲は博物館となっているので見応えはあると思います。

2.クルシュー砂州最北の町「スミルティネ」

• 写真：まきまき

クライペダ港からスミルティネまで船の旅を楽しんだ後は、ニダ行きのバスに乗ります。バス停は港から少し奥へ向かうとすぐ見つかります。所要時間は約1時間ですが、本数はあまり多くないので、日帰りであればできるだけ早い時間に乗った方がいいでしょう。料金はドライバーに直接支払います。

スミルティネの見どころ

• 写真：まきまき

スミルティネの港からひたすら海方向へ歩くと、Lithuanian Sea Museumという水族館の建物が見えてきます。港から水族館までは徒歩10分くらいです。さらに林を抜けていくと砂浜に出ることができ、この辺りはクルシュー砂州の最北となるので、ニダへ行く時間がない方はこの場所を楽しむのもいいでしょう。

3.リトアニアのリゾート地「ニダ」

• 写真：まきまき

ニダはクルシュー砂州のリトアニア側の最南であり、穏やかな雰囲気が漂うリゾート地です。バス停から海岸へは少し歩きますが、お散歩コースのようになっているので、順番に歩けばひと通りの見どころを通過できます。

ニダの見どころ

• 写真：まきまき

ニダではゆっくりとお散歩しながら、景色を楽しむのがおすすめです。まず東側の公園Parnidžio pažintinis takasを歩くと見えてくるのは迫力のある大きな砂の丘で、階段を上がると砂丘の上に出ることができます。そこには見晴らしのいい水辺の景色が広がり、右手に黒く見えるのはロシアです。

• 写真：まきまき

海岸へ行くには西側へ向かいます。砂は白く美しく、このビーチを南に向かって歩くとロシアにぶつかることになります。このように陸続きに他国があるのは日本では味わえない感覚ですね。国境付近はどのようになっているかわかりませんが、ロシア側へ入国するにはビザが必要なので、残念ながらこのまま歩いていくわけにもいきません。

• 写真：まきまき
• 写真：まきまき

ニダの町を見下ろす灯台と、その周辺には森林が広がっています。クライペダから日帰りでニダを観光するのはじゅうぶん可能ですが、できれば1泊してゆっくりとした時間を過ごすといいかもしれません。そしてクルシュー砂州を訪れるなら、ぜひ最南のニダまで足を運んでみてください。