写真：myaoすり鉢状の地形を持つラパスは、標高約3,600m。世界一高い場所に位置するボリビアの事実上の首都です。その為、市街地の上と下での高低差は約700mだとか。ここで重宝されている交通機関はなんとロープウェイ！ウユニ塩湖に行く為に訪れる観光客も多いラパスにて、ラパスらしい乗り物沿線で、買うべきお土産のチョコレート、食べるべきおやつを1つずつ紹介します。
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ラパスの新しい交通手段、ロープウェイ。
すり鉢状の街であるため、坂の多いラパスでは、市街地の上と下では約700mの高低差があります。標高も高いこの地で歩くのは、すぐに息があがってしまい、まるで高い山の山登りをしている気分に。ラパス市内の移動手段として、バスやタクシーなどがあるものの、治安やわかりにくさ、所要時間など、なかなか神経を使うもの。
そこで渋滞緩和など地元民の交通手段として新たに登場した都市交通がロープウェイ(ミ・テレフェリコ)！2014年に登場して以降、楽で早くて便利だと、地元民の通勤や買い物、観光客の乗り物として規模の拡大化が進んでいます。また、世界一高い場所を走るロープウェイは都市交通としては世界最長と話題です。
写真：myao
2017年現在、運行しているロープウェイは、レッド、イエロー、グリーンの3ライン。合計距離は10kmに及びます。最大10人まで乗れるゴンドラは、ラパスの住宅地の上をスイスイと通り、スムーズに高低差のある目的地へと運んでくれます。
- 写真：myao
- 写真：myao最大10人乗れるゴンドラはとてもキレイ
ラパスの街は、標高の高い地区が貧しい人の住むエリア。すり鉢状の下に向かうほど高層ビルが建ち並び、高級住宅地やオフィス、ホテルなども集まる地区となります。ロープウェイから見下ろすと、上ではコロニアルな建物だったのが、下に向かうにつれて近代的な建物に変化し、暮らしの違いなどが垣間見えてきます。
- 写真：myao住宅地の上を通るので、庶民の暮らしが垣間みれる
- 写真：myaoすり鉢状の上部は標高が高い分、風も強いし温度も低く厳しい。
- 写真：myao標高の高い場所だがサッカー場やバスケのコートがある。他国との試合は楽勝だとか。
- 写真：myaoすり鉢状の底部にはビルが建ち並び、地区の違いが目で見てわかる
- ミ・テレフェリコ レッドライン Central/Taypi Uta駅（始発駅）
- ボリビア / 駅・空港・ターミナル
- 住所：TELEFÉRICO ROJO, La Paz, ボリビア地図で見る
- Web：http://www.miteleferico.bo/?maplist=taypi-uta
- ミ・テレフェリコ イエローライン Libertador/Chuqi Apu駅（始発駅）
- ボリビア / 駅・空港・ターミナル
- 住所：Yellow And Green Choqueyapu Cable Car Station, La Paz, ボリビア地図で見る
- Web：http://www.miteleferico.bo/?maplist=libertador-chu...
- ミ・テレフェリコ グリーンライン Irpawi駅（始発駅）
- ボリビア / 駅・空港・ターミナル
- 住所：Cable Car Station Green Irpavi, Av de la Fuerza Naval, La Paz, ボリビア地図で見る
- Web：http://www.miteleferico.bo/?maplist=irpavi-irpawi
イエローライン沿いでお土産とおやつをGETせよ！
2017年1月時点で3ライン運行しているロープウェイ。将来的には5ラインに増えることが決まっています。その中でも、エルアルト地区からソポカチ地区を経由してカラコト地区を結ぶイエローラインは絶景と噂のライン。片道3Bs(ボリビアーノ・約50円程)ですので、是非乗ってみて下さい。晴れていたら、標高6,000m峰の雪をかぶったワイナポトシやイリマニ山も見えるようです。
また、駅名はスペイン語とアイラマ語で表記されています。筆者はエルアルト地区のMirador/QHANA PATA駅から乗車し、ソポカチ地区のSopocachi/SUPHU KACHI駅へと下りました。
- 写真：myao地元の人も沢山利用している
- 写真：myao外の街の雰囲気と違い、とても近代的な乗り場
人気のEL CEIBOチョコは専門の出店で購入すべし!!
南米は良質なカカオが採れることでも有名です。その為、チョコレートのお土産は定番◎メーカーや種類も豊富でどれを買おうか迷ってしまう程。
その中でも人気なのがEL CEIBO(エルシーボ)のチョコレート。南米ボリビアの農業協同組合がカカオ豆の栽培からチョコレート製造まで一貫して行っています。
こちらのチョコはチョコレート鑑定家であるクロエ氏と共同開発したファインチョコレートです。ウユニ塩湖の塩を使ったり、キヌアのパフが入っているタイプもあり、全種類制覇してみたくなります。パッケージはオシャレ、サイズも2タイプ(20gと80g)あり、お土産にぴったり！もちろん味もGOODです!!
- 写真：myaoお土産一番人気は真ん中のウユニ塩湖の塩が入ったチョコ。クセになる美味しさです！
空港やスーパーにも売っていますが、一番お値打ちなのはEL CEIBOの直売所であるMirador/QHANA PATA駅にある出店。20gのチョコは6Bs〜6.5Bs(約100円)、80gは24Bs(約400円)でした。空港では倍程で、スーパーでも気持ち高めで販売されていたので、是非コチラでゲットしてください◎
- 写真：myaoEL CEIBOの出店では大きな単位のお金は使えなかった。小銭のない人は下のスーパーで両替を！
QHANA PATA駅の建物には、Ketalというスーパーも1Fに入っています。そちらでキヌアやチアシードなど、ボリビアらしい食べ物のお土産も手に入ります。
- EL CEIBO Mirador/QHANA PATA駅店
- ボリビア / スイーツ
- 住所：Teleferico Amarillo Mirador Park, El Alto, ボリビア地図で見る
地元民の朝食やおやつのサルテーニャは美味!!
地元で人気のファストフードといえばサルテーニャ(エンパナーダと呼んだりもします)。さくっとした生地の中にジューシーな肉やジャガイモなどが詰まったサルテーニャは、庶民の朝食の定番です。街のいたるところで売っているので、是非食べてみて下さい。
- 写真：myao街のいたる所でこういったフードケースに入って売っている
そしてもう1種、チーズが入って粉砂糖のかかったサルテーニャも。こちらはおやつとして人気の一品。筆者も頂きましたが、とってもおいしくて、日本人の口にもとても合うおやつです。
このチーズバージョンは「JAWITAS Mi Chulumani」というお店でしか見かけませんでした。「JAWITAS Mi Chulumani」はラパスに数店舗あるようですが、Sopocachi/SUPHU KACHI駅入口に出店が出ていました。見つけたら、こちらも是非！忘れられない味です。1つ5Bs程(約80円程)。
- 写真：myao
- 写真：myao良い香りがしてきたら、きっと近くにサルテーニャ
- 写真：myaoほのかに甘くてとろとろでおいしい
- JAWITAS Mi Chulumani Sopocachi店
- ボリビア / スイーツ
- 住所：Mendez Arcos 956, La Paz, ボリビア地図で見る
最後に
すり鉢状のラパスの町並みは、ぜひ上から見渡してみたいもの。しかし、上部のエルアルト地区は、貧困層エリアの為、とても治安が悪いのが現実です。ロープウェイで行き来できるようになり、近年はだいぶ良くなったとも言われていますが、それでも行かれる際は他の地区以上に周りに気をつけて行動をしてください。
筆者はツアーで訪れた為、皆でロープウェイに片道乗車していますが、個人旅行の際は下から上へ向かい、町並みを見渡すなど行動範囲は駅の近場までとし、ロープウェイにて戻って来ることをオススメします。どこにいても貴重品には気をつけて、よい旅を！
