フィジー
フィジー観光
本島と1島1リゾートスタイルの小さな島々

最もフィジーらしい「タベウニ島」を訪れるべき理由

取材・写真・文:

トラベルライター

2018年6月28日更新

6,555view

お気に入り

写真:トラベルライター

ガーデンアイランドとも呼ばれる美しい自然を誇るフィジーのタベウニ島は、300を超える島々から成るフィジーのなかで「最もフィジーらしい島」ともいわれています。そんなタベウニ島の魅力や、足を伸ばしてでも訪れるべき理由とは?

この記事の目次表示

美しい自然を誇るガーデンアイランドこと「タベウニ島」

  • 写真:トラベルライターTaveuni
  • 写真:トラベルライターTaveuni

フィジーで3番目に大きな島である「タベウニ島」は、フィジーならではのエメラルドグリーンのラグーンはもちろん、緑が多いことから「ガーデンアイランド」とも呼ばれ、原始が残っているとまでいわれる豊富な自然を誇る島です。

330個もの島々からなるフィジーのなかで、最もフィジーらしいともいわれるタベウニ島だからこそ、せっかくフィジーを訪れたのなら時間をかけてでも足を運ぶべき島なのです!

最もフィジーらしい島「タベウニ島」の魅力と訪れるべき理由

世界中でここにしか咲かない、フィジーの国花「タンギモウジア」に出会える

  • 写真:トラベルライタータンギモウジアの花

フィジーのなかで最もフィジーらしいといわれるタベウニ島ですが、その理由の1つとして、神秘的なフィジーの国花である「タンギモウジア」が関係しています。日本の国花は、日本人であれば誰もが目にしたことのある「桜」ですよね。しかし、フィジーの国花であるタンギモウジアは、フィジー人でさえ実物を見たことのある人はそれほど多くないほど、珍しい花なのです。

なぜなら、タンギモウジアは世界中はもちろん、なんとフィジーのなかでもここタベウニ島にしか咲かず、ほかの島へ移植したとしても枯れてしまう、まさに神秘的な花なのです。また、タンギモウジアはタベウニ島のなかでも山中標高が800~1,000mあたりのみに咲く稀少固有種であり、タンギモウジア湖という湖の畔に咲く花として、11~2月上旬が見頃といわれています。

  • 写真:トラベルライタータンギモウジアの花

タンギモウジアは別名「乙女の涙」と呼ばれており、赤と白の小さな花がたくさん咲くその先端から水が滴り落ちる様子が、まるで乙女が悲しげに涙を流す姿を連想させることからこのような別名がつけられたといわれています。実際に、タベウニ島には乙女の涙と呼ばれるタンギモウジアにまつわる伝説があります。

昔フィジーの王女が戦士と許されない恋仲になり、山中にて密会を重ねていたものの、2人の関係が発覚してしまったことで戦士が殺害されてしまいます。その事実を知らない王女は、戦士を待ちわびながら山中で涙を流しており、その姿がタンギモウジアになったと言われています。まさに、乙女の涙という物語として語り継がれているのです。

180度の日付変更線が通る、世界でもかなり貴重な場所で不思議な経験ができる

  • 写真:トラベルライターmeridian time line

タベウニ島は、180度の日付変更線が通っている、世界でもかなり貴重な島でもあります。そんな貴重な場所でありながら、最もフィジーらしい島「タベウニ島」らしく、サッカー場のなかにポツンと簡素な看板が立てられているのみ。名所でありながらも、つい通り過ぎてしまうほどのタベウニ島ののんびりとした魅力が感じられるはずです◎

看板の真ん中に立ち、ここを挟んで昨日と今日を行き来?!することだってできちゃいます。そんなとっても不思議な経験ができるのも、ここタベウニ島ならではの魅力であり、足を伸ばして時間をかけてでも訪れるべき理由なのです。ぜひ、昨日と今日が混在する不思議な空間を肌で感じてみてはいかがでしょうか?

日付変更線
フィジー / その他スポット
住所:International Dateline, Waiyevo village football field, Taveuni, Fiji地図で見る

美しい「ボウマの滝」の滝壺にある天然プールで遊べる

  • 写真:トラベルライターBouma Waterfalls
  • 写真:トラベルライターBouma Waterfalls

緑豊かでガーデンアイランドとも呼ばれるタベウニ島ですが、水の豊かな島でもあり、なかでも1番有名なのが幻のように美しいと評される「ボウマの滝」です。滝壺のある天然プールでは、緑豊かでのんびりとしたタベウニ島ならではの大自然をたっぷりと肌で感じることができる場所です。

  • 写真:トラベルライターBouma Waterfalls

ボウマの滝はもちろん、ボウマの滝へ辿り着くまでの道のりも美しく、大自然を全身で感じることのできる軽いトレッキングコースのような道だからこそ、とにかく喧騒とはかけ離れた最もフィジーらしい島「タベウニ島」を満喫できること間違いなしです◎

ボウマの滝
フィジー / 自然・景勝地 / 滝
住所:Tavoro Waterfalls, Tavoro Forest Park and Preserve, Taveuni Island, Fiji地図で見る

自然のウォータースライドで、誰もが童心に帰れる

  • 写真:トラベルライター天然のウォータースライド

タベウニ島の西側、ボウマの滝の反対側にも、大自然を全身で感じることのできる「天然のウォータースライダー(Waitavala Natural Rock Waterslide)」があります!私たちが一般的にウォータースライダーといって頭に浮かべるのは、人工のウォータースライダーですよね。

でも、ここはフィジーのなかでも最もフィジーらしいタベウニ島です。写真を見れば、いかに自然によって生み出された天然のウォータースライドであるかがわかるはずです!

  • 写真:トラベルライター天然のウォータースライド

現地の子どもたちは、立ったまま滑ってみたりちょっとした技を加えたりと玄人ならではの遊び方で楽しんでいますが、1度滑ってみれば実際の迫力に驚かされるはずです!ツルツルとした岩の滑りによって結構なスピードを誇る天然のウォータースライダーは、開放感あふれる迫力があり、誰もが童心に帰って楽しめるアクティビティーとしておすすめです◎

Waitavala Natural Rock Waterslide
フィジー / 自然・景勝地
住所:Waiyevo, Taveuni Island, Fiji地図で見る

最もフィジーらしい島「タベウニ島」の魅力は肌で感じるのみ!

  • 写真:トラベルライターTaveuni

世界中でここにしか咲かない神秘的なフィジーの国花に出会えたり、180度の日付変更線が通る場所で昨日と今日が混在する不思議な体験ができたりと、ここタベウニ島でしか経験できないことはもちろんタベウニ島が誇る大きな魅力です。

ただしもっと大きな魅力は、のんびりとしたフィジーらしい時間の過ごし方であったり、フレンドリーなフィジアンたちとの関わり合いなど、訪れた1人1人が肌で感じられることなのです。最もフィジーらしい島といわれる「タベウニ島」だからこそ、足を伸ばして時間をかけて訪れれば、きっと「タベウニ島の魅力は肌で感じるのみ」と伝えた意味がわかるはずです◎

タベウニ島
フィジー / その他スポット
住所:Taveuni island地図で見る

フィジーの旅行予約はこちら


フィジーのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

フィジーのホテルを探す

フィジーの航空券を探す

フィジーの現地アクティビティを探す

フィジーのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


【フィジー】南国の町で不思議な懐かしさを感じよう!世界遺産の歴史的港町・レブカ

明るく陽気な南国の楽園というイメージが強いフィジーですが、そんなフィジーにも、まるで過去へタイムスリップしてしまったかのような懐かしさを感じさせる港町があります...


フィジー神秘の島【マナ島】を満喫できる、バックパッカー宿「Mana Lagoon Backpackers」

フィジーのなかで伝説が残る島として有名な「マナ島」は、フィジー語で「霊的なもの」を意味し、神の棲む島ともいわれています。そんなマナ島へ、バックパッカーとして絶対...

【フィジー】透明度抜群の海の上で至福のひと時を!南国の海に浮かぶ水上バー・Cloud9

抜けるような青空と、どこまでも青く透き通る海に、白い砂浜。フィジーといえばそんなイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。そんなイメージ通りのリゾート...

【フィジー】美しい海でサメと一緒に泳ごう!クアタ島のシュノーケリングツアー

透き通った美しい海が広がるフィジーは、海でのアクティビティが充実しています。その中でも、日常生活ではテレビや水槽の中でしか目にしない、サメと泳げるスリリングな体...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります