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ティカル博物館
ティカル遺跡の入り口にある博物館です。主要な遺物は、グアテマラの首都にある博物館へ貯蔵されているため、展示物が少なく、物足りない感じがします。
首都グアテマラ・シティの国立考古学民族学博物館
ティカル遺跡からはかなり離れた場所になりますが、グアテマラ国内で出土したマヤ遺跡の遺物は、首都グアテマラ・シティにある国立考古学民俗学博物館に多く貯蔵されています。
遺物は保存状態も良く、ティカル遺跡内にある博物館よりずっと充実しています。マヤ文明で発掘されるこれらの遺跡は、顔の表情や、身体の状態に思わず「えっ?」と笑ってしまうような個性的な物が多く、「何に使ったのだろう?」「これを、居間などに飾るのか?」と思わさせるような不可解な置物などもあって、一つ一つが興味深いです。
下の写真は、先ほどご紹介したティカ遺跡のⅠ号神殿に埋蔵されていたキング・ハサウの副葬品である翡翠(ヒスイ)です。マヤ文明では、翡翠は金(GOLD)よりも貴重とされていました。
円形の中庭を囲うように、多くの石碑も展示されています。
下の写真は、マヤ文字の彫られた貴重な石碑です。
下の写真は、現代のそれに限りになく近い木琴とハープです。筆者も驚いたのですが、マヤ時代に既にこのような楽器があったのでしょうか。天文学に長けていたマヤ文明ですから、楽器なども発明されていたのでしょうね。
グアテマラ・シティの考古学民族学博物館は、遺跡好きにとっては非常に興味深い博物館と思われますので、もし首都へ行かれるようでしたら、ぜひ寄ってみられることをオススメします。
- グアテマラ国立考古学民族博物館
- グアテマラ / 博物館
- 住所:Museo Nacional de Arqueologíay Etnologí地図で見る
- Web:http://www.munae.gob.gt/
ティカル国立公園観光の拠点となる街フローレス
ティカル遺跡を観光するにあたり、拠点にすると便利な街はフローレスです。ペテン・イツア湖に面しており、ティカル遺跡を観光する欧米の観光客が多く、治安がよい可愛らしい街です。
フローレス島
ぺテン・イツア湖に浮かぶ島で、レジェノ橋を歩いて渡っていくことができます。
Catedral de Flores
フローレスで一番美しいカテドラルです。
- カテドラル・デ・フローレス
- グアテマラ / 教会
- 住所:Calle Union 20, Flores, Guatemala地図で見る
ペテン・イツア湖クルーズ
ペテン・イツア湖をぐるりと一周できるちょっとしたクルーズもオススメです。フローレス島以外にもちょっとした島があり、人の住んでいる島や無人島を回ることができます。フローレス島を見下ろす丘へのトレッキングができるプランもできます。
クルーズを依頼するボートの値段は交渉次第です。3時間のクルーズ&トレッキングという内容で、日本円で1,000円くらいを目安にするとよいです。
カラフルタウン
スペイン領だった街に多く残るカラフルタウン。フローレスの街並みも、パステルカラーが可愛らしいです。
昼間は閑散としていますが、夜になると湖沿いや繁華街に出店が並びます。
ティカル遺跡へはシャトルバスツアーがお得
フローレスにある旅行会社が、ティカル遺跡まで往復のシャトルバスを運行しています。ガイド付きでも日本円で2,000円程度ですので、こちらを使われると便利で安いです。ガイドは、英語とスペイン語で説明してくれます。
フローレスへの行き方
グアテマラの首都グアテマラ・シティからフライトで1時間弱、バスを利用する場合は10時間弱です。
グアテマラへの行き方
日本からグアテマラへの直行便はないので、北米かメキシコを経由して行きます。