インドの暮らしや料理文化が最近テレビでもたくさん紹介され、私たちの住む日本でもインド料理店をあちこちに見かけます。インド料理は、カレーにナンが鉄板メニュー!むしろこれだけ、なんて思いがち。実際にインドを訪れると、「ナンは上流階級の家の人が食べるよ、普段は食べない」なんて聞くことが多く、一般的に親しまれているのはむしろチャパティなんです。これを聞くだけでも、日本でイメージするインドの食と、現地の違いがなんとなく想像できますよね?
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インドの食の魅力は?
1.スパイスをベースとした郷土料理
2.ベジタリアン、ノンベジタリアンの食文化
3.牛肉、豚肉を使わない料理!多種多様に工夫された食
ざっくりとした特徴ですが、この3点の特徴からインドの食をご紹介したいと思います。
チャパティとは?
冒頭でもご説明したように、インドで良く食べられるのはナンよりもチャパティが多いです。もちろん、お米も主食として食べられています。ではチャパティとは一体なんでしょう?
チャパティとは、インドで主食として食べられている薄焼きのパンのようなものです。全粒粉を水と塩で練ったもの(無発酵)をフライパンのような鉄板で何枚も焼いて、食卓に並べます。
厚手のクレープのような見た目で、ナンと比べると食感も硬めです。さっぱりとした素朴な味なので、カレーと一緒に食べても美味しいですが、そのまま食べても◎家庭によって、有機栽培や産地にこだわっていたりと、シンプルでありながら奥が深い食べ物でもあります。
絶品モモ!日本人も食べやすい味!
インドの街中やローカル市場を歩いていると、屋台のような場所やレストランで「モモ」と呼ばれる餃子のような蒸し料理を食べることができます。中身は野菜だけのものもあれば、鶏肉を使用した物もあります。
インドではベジタリアンの方も多く、野菜だけを使用した料理が日常的にありますが、日本人としては馴染みがないですね。
肉の入っていない餃子?と想像すると、美味しいのか?肉が入って無いなんてありえない!と味を疑ってしまいますが、野菜のみのモモもおすすめです!ベジタリアンフードに興味がある方も、トライしやすい料理かもしれません。
また、蒸す以外にも揚げたモモもありますので、野菜のみのモモでもこってり食べる事もできます。モモという料理で、ベジ派?ノンベジ派?蒸し派?揚げる派?と、こだわりの食べ方を見つけてみて下さい。
サモサ!お腹が空いたときのつまみ食いに
こってり揚げたサモサは、三角形のパイのような見た目です。サックリした生地の中には、ジャガイモや玉ねぎをスパイスで味付けした具が入っています。
レストランの他、街中の屋台、電車の中で売り子さんが売っていたりします。ちょっと小腹が空いた時のおやつにおすすめです。
ビリヤニのお弁当で電車の旅も◎
チャーハンや炊き込みご飯のような見た目です。ベジタリアンの場合は、お野菜や豆を具材に使用しています。ノンベジの場合は鶏、ヤギ、羊肉が具材に使われています。スパイスを使った味付けがやみつきになりそう。
レストランでも食べることができますが、電車で旅に出かけると、駅弁のような形状で売り子さんから購入できるようです。カレーもケータリング可能ですが、ビリヤニの方が移動にはおすすめですね。
ドーサって?
南インドで多く食べられる、薄焼きのクレープのような形状をした食べ物。ソースは酸っぱい味付けから、スパイシーなもの、甘いものまで様々です。
南インドで多く食べられていますが、北インドでもお店によっては食べることができます。写真では横長の形状をしていますが、三角形のものもあり、形状に決まったものはないようです。インドを訪れた際には、朝食にぜひお試しください。
おわりに
ここに紹介している以外にも、様々な郷土料理がインドにはあります。とあるレストランのメニューの写真もアップさせていただきますので、参考にしてみてくださいね。
またお店のグレードによって食べ物の形状も値段も様々ですので、店舗情報等は控えさせていただきました。旅行中のコンディション等に気をつけつつ、ぜひ楽しんでみてください。