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他にも食べてほしい!モロッコ料理(番外編)
歴史的に様々な国の植民地となっていたモロッコは、料理にも他国の文化を受けています。筆者がおすすめするモロッコ料理はまだまだたくさんあります!
パン(ホブス)
フランスの植民地であった歴史から、パンが美味しい国でもあるモロッコ。何を食べるにも必ずパンが出てきます。スプーン替わりにパンを使いながら食べる言ってもいいほど、モロッコ料理には欠かせないものの一つです。
モロッコの言葉でパンはホブスといいます。ホブスの中でも、一番典型的なパンがマハラシュという円形の平たいパンです。これをちぎってタジンやスープに付けたり、すくったりして食べます。
また、中に挟んでサンドウィッチにしたりもしますし、道端のスタンドでは卵やハムなど好みの具材を選んで買うことができます。主食と言えるパンはどんなところにもあって、出来立てのパンをあたたかいうちに食べることが出来ます。
サンドウィッチのほかに、現地ではオリーブオイルと塩を付けるだけのシンプルな食べ方が朝食として食べられていたりします。街角のパン屋さんで、できたてをそのまま食べるのも美味しいので、モロッコでお腹がすいたらホブスを食べてください!
豆料理
マーケットには、野菜や肉が売られているほかに、必ずスパイスやパスタ、豆類を売るお店があります。モロッコでは豆も広く料理に使われるため、あまり日本では馴染みのない豆料理もたくさんあります。
ベジタリアンの料理によく登場するレンズ豆は、西アジアや地中海が原産です。日本も健康ブームで見かけるようになりましたが、日本人にはまだ馴染み薄い種類です。栄養価が非常に高く世界的に人気がありクセもないので、この機会に試してみるのもいいですよ。
また、ひよこ豆をペースト状にして塩とスパイスを振りかけただけのヘルシーなファストフードは、安くて美味しい子供たちにも人気のローカルグルメです。筆者はシャウエンで見かけましたが、小腹を満たすのに丁度いいのでオススメです。
パスティラ
現地では冠婚葬祭などのときに食べるのみで、あまり日常的な食べ物ではありません。モロッコ風パイ包みのパスティラは手間がかかるので、出しているレストランも限られますが、是非食べて欲しいモロッコ料理の一つです。
一番ポピュラーな具材は鶏肉とアーモンドなどのナッツをスパイスで味つけたものです。最後に上から粉砂糖をまぶされて出てきます。食事のようなお菓子のような不思議な味ですが、絶妙なバランスの料理です!
おわりに
他国の文化や風習を感じる一番の方法は、食事だと思います。モロッコには日本にはない料理がたくさんありますし、どれも癖が少なく絶品ばかりです。是非とも美味しいモロッコ料理をたくさん食べに出かけましょう!!