オマーン
オマーン観光
首都マスカットは白く統一された街並み

【オマーン】まるでディズニーシー!?な街並みのマスカット見所5選

取材・写真・文:

埼玉在住
訪問エリア:23ヶ国

2018年4月3日更新

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写真:ある通訳案内士

あなたは「オマーン」と聞いて、どこにあるかピンときますか??オマーンはオイルマネーで潤うアラビア半島の南東に位置します。そのオマーンの首都がマスカットであり、都市圏で80万人ほどの人口を有す、国内一の大都市です。日本からの直行便はなく、日本人観光客はまだまだ少ないオマーンですが、その美しさ・治安の良さから、ヨーロッパをはじめとする地域からの観光客で賑わっています。この記事では、そんなオマーンの首都マスカットの見所を5つご紹介します!

この記事の目次表示

【1】東京ディズニーシーを想起させる美しい街並み

1970年に現スルタンが即位してから、スルタン主導で急速な近代化が推し進められ、潤沢なオイルマネーをもとに、マスカットは美しい近代的な港街へと生まれ変わりました。

  • 写真:ある通訳案内士おしゃれな海沿いの道

そんなマスカット、日本人が大好きな東京ディズニーシーの雰囲気にどことなく似ているのです!青い海に港街、海沿いには小高い山々が連なり、ポルトガル植民地時代に築かれた砦が、実用的なだけではなく、おしゃれな雰囲気を醸し出しています。また、きれいに整備された道沿いには、金色に彩色されたオブジェが所々配置され、メルヘンさを演出しています。

  • 写真:ある通訳案内士メルヘンな金色のツボ

オマーンは、ドバイやカタールなど他の湾岸諸国の大都市とは違い、高層ビルを建設していません。白やペールオレンジの建物で構成された街が、近代化されつつも古き良きアラブの雰囲気を保っています。そんな街並みが、我々旅人を魅了するのです。

【2】魅惑で溢れるアラブの市場「マトラ・スーク」

マスカットと言えば、この「マトラ・スーク」。オマーン最古のマーケットの一つです。最古のマーケットではあるものの、現在では屋根付きの通路が整備され、気楽にブラブラできます。

  • 写真:ある通訳案内士マトラスーク中心部

オマーン名産で、ガンの治癒をはじめとして様々な効能があると言われているフランキンセンス(乳香)の香りに包まれながら、ただただアラブの珍しい骨董品を見ながら歩くのもよし、気に入ったものがあれば値段交渉して買い物を楽しむも良しです!

  • 写真:ある通訳案内士この雑多な感じが好きな人もいるのでは??

写真のお香セットは値段交渉の末、1.5オマーンリヤル(420円)で買いました。

  • 写真:ある通訳案内士お香セット

小さな道が幾重にも分かれていて、一度脇道に入ってしまうと、迷い込んでしまったように思えるのも、マトラ・スークの面白さの一つ。また、客引きもあまりしつこくないので、ウィンドウショッピングもストレスなく楽しめます。

マトラ・スーク
オマーン / 市場・朝市
住所:Mutrah Souq地図で見る

【3】朝夕の散歩に最適「マトラ・コルニッシュ」

朝は清々しい散歩道、夕方から夜にかけては幻想的な散歩道となるのが「マトラ・コルニッシュ」。

  • 写真:ある通訳案内士幻想的な夜のマトラ・コルニッシュ

マトラ・スークもこのコルニッシュ(海岸沿いの道を表すフランス語由来の言葉)沿いにあります。

オススメのお散歩ルートをご紹介しましょう。約8kmに渡るコルニッシュの見所を西側から紹介します。

  • 写真:ある通訳案内士マトラ・コルニッシュ

日中は熱中症にならないよう、水分補給をお忘れなく!帽子や日焼け止めもあるといいですね。

マトラ・コルニッシュ
オマーン / その他スポット
住所:Mutrah Corniche地図で見る

生鮮食品マーケット

  • 写真:ある通訳案内士マトラの生鮮食品市場

大きな船が停泊しているポートエリアのそばにあります。スルタンの大きな顔写真が入り口に見えます。

  • 写真:ある通訳案内士様々な野菜などが並ぶ

朝から魚や野菜、果物が売られていて、マスカットの人々の日常に触れることができます。

バイト・アル・バランダ

  • 写真:ある通訳案内士バイト・アル・バランダ

あまり大きくないオマーンの歴史博物館です。恐竜の化石など地質学的なものから、乳香の道の重要拠点としての歴史まで、学ぶことができます。

  • 写真:ある通訳案内士ジオラマ

ジオラマや動画もあり、わかりやすい展示内容となっています。

バイト・アル・バランダ
オマーン / 博物館・美術館 / 博物館
住所:Bait Al Baranda地図で見る
電話:24 714262
Web:http://baitalbaranda.mm.gov.om/

マトラ・スーク

  • 写真:ある通訳案内士ライトアップされたマトラ・スークの入り口

スーク内の詳細は前項にも書きましたが、マトラ・スークが活気に満ちる夕方の時間帯には、入口がライトアップされます。それも綺麗です。

マトラ・フォート

  • 写真:ある通訳案内士マトラ・フォート

ポルトガル人によって建てられた砦です。中に入ることはできませんが、この砦がコルニッシュの景観をより美しくしています。

マトラ・フォート
オマーン / 遺跡・史跡
住所:Mutrah Fort地図で見る

複数の公園

  • 写真:ある通訳案内士マトラ・コルニッシュ沿いの公園

お散歩に疲れたら一休み。綺麗な公園です。

オールド・マスカット

  • 写真:ある通訳案内士スルタンの宮殿

スルタンの宮殿や博物館がある、落ち着いたエリアです。ここにも複数の砦があります。

  • 写真:ある通訳案内士スルタンの宮殿近くにある砦
スルタンの宮殿
オマーン / 建造物
住所:Sultan's Palace, Muscat地図で見る

【4】壮麗なイスラム建築に酔いしれる「スルタン・カブース・グランドモスク」

イスラム建築に興味がある人にもない人にもとてもオススメなのが、現スルタンが即位30年を記念して国民にプレゼントした、「スルタン・カブース・グランドモスク」。

  • 写真:ある通訳案内士床に映り込むモスクがまた美しい

外観も美しいですが、中でも見所は、600人の女性が4年かけて織ったというイランのカーペットと、それが敷いてある祈りの場の大きなシャンデリア。

  • 写真:ある通訳案内士600人の女性が4年かけて織ったイランのカーペット

人々の信仰心と大きな富によってなし得た、イスラム建築の境地という感じがします。

  • 写真:ある通訳案内士壮麗なシャンデリア

この素晴らしいモスクを見逃さないために、見学する際に注意点すべきことは2点です。まず、時間。ムスリム以外は8:00~11:00のみ見学が許されています。11:00を過ぎるとどんなに遠くからはるばる来ても、中に入れてくれないです。そして、服装。男女共、膝や肩を出してはいけません。女性は頭髪を覆うスカーフ等も必要です。

スルタン・カブース・グランドモスク
オマーン / 社寺・教会
住所:Sultan Qaboos Grand Mosque地図で見る
電話:24 505170
Web:http://sultanqaboosgrandmosque.com/

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インドでIT企業に勤めていたバックパッカー
タイのバンコク留学や、インドのチェンナイ駐在を経験した通訳案内士登録者です。
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