この記事の目次表示
400年以上の歴史をもつ豫園
最後は忘れてはいけない、名園を鑑賞しましょう。豫園は元々明朝時代の官僚が自分の父を愉しませるために、18年もかけて造園した私的な庭園だったそうです。「豫」は愉を示し、すなわち「楽しい園」という意味です。
現在は一般公開され、その名園見たさに観光客が絶えません。入場料はシーズン期(4/1〜6/30、9/1〜11/30)が40元(約660円)、そのほかの時期が30元(約500円)です。
中国伝統的な造りの庭園は一見の価値ありです。庭園に馴染みのある日本人は、中国式の庭園はこんな感じになっているんだと、驚きと発見がありとても楽しめると思います。
中は思った以上に広いです。なんと約2万㎡もある敷地ですが、完成当時は現在の倍の広さだったそうです。まさに楽園だったのですね。
中国の独特のデザインの装飾や建築がとてもおもしろく、見ごたえがあります。
そして庭園の中でひときわ目を引くのがこの穴の開いた奇石です。「太湖石(たいこせき)」と言い、中国の庭園で鑑賞のために使われるそうです。
とても迫力があり、庭園の豪華さが増しますね。日本庭園も石を使いますが、中国では石の種類や配置の仕方、表現の仕方の違いを感じ興味深いです。
竹林に囲まれた場所は日本庭園にも似ており、なんだかほっとする空間です。
- 豫園
- 上海 / 庭園
- 住所:上海市安仁街218号地図で見る
- 電話:021-6328-3251
- Web:http://www.yugarden.com.cn/
夜景も素晴らしい
外灘から眺める浦東、豫園商城の夜景はうっとりするほどの美しさです。
浦東の夜景
黄浦江クルーズが出ており、浦東のロマンチックな眺めを船からも眺めることができます。
豫園商城の夜景
豫園商城もまた昼とはがらりと雰囲気が変わり、幻想的な空間になります。時間が合えば夜もおすすめです。
効率の良いオプショナルツアーもおすすめ
トランジット専用のオプショナルツアーもあります。リニアモーターカーに乗車後、そこから専用車で外灘、そして外灘から豫園までも専用車で移動することができるためとっても楽です。また、小籠包も並ばずに食べられたりと、効率よく空き時間を利用したい人には大変おすすめです。
乗り継ぎ時間が6時間以上ある場合に利用できます。どちらのツアーも日本語ガイド付き。VERTRAの場合は行きたい場所のアレンジも可能です。
詐欺に注意
特にガイドを付けずに個人で周る人に注意してもらいたいのが、近年豫園付近で被害が多発しているお茶詐欺です。日本語で「写真撮ってもらっていいですか?」と声をかけられ、その後ガイドしてもらいながら茶館に連れていかれ、高級なお茶を買わされるものです。声をかけるのは若い女性やカップル風の男女で、日本語なので安心してしまう人が多いそうです。
終わりに
いかがでしたか?
どちらも中国・上海の魅力がたっぷり詰まった観光名所です。特に豫園商城は中国らしい中国を全身で感じることができ、賑やかでとっても楽しいです。小籠包だけでなく、本場の中華料理もたくさん味わってくださいね。
週末を使って行けちゃう上海!上海目的の人も、もちろんトランジットで空き時間を利用する人も、思いっきり上海を満喫してください。