スロバキア
スロバキア観光
オーストリアの首都ウィーンとは世界一近い首都どうし

ウィーンから1時間!スロバキア・ブラチスラバ観光スポット3選

取材・写真・文:

トラベルライター

2017年10月23日更新

11,078view

お気に入り

写真:トラベルライター

観光地としてはまだあまり知られていないスロバキア。首都は「ブラチスラバ」という街で、なんとオーストリア・ウィーンから電車で1時間で行くことができるんです!ウィーン旅行の際、日帰り観光することのできるスロバキア・ブラチスラバのおすすめ観光スポット3選をご紹介します。

この記事の目次表示

ブラチスラバってどんな街?アクセス方法は?

  • 写真:トラベルライター

ブラチスラバは、スロバキアの南西端に位置しており、ドナウ川が流れるスロバキアの首都です。歴史ある旧市街にはレストランやお土産ショップが多く並び、主にヨーロッパからの観光客で賑わう街です。ウィーンから電車で1時間とアクセスが良く、ウィーンが雨で観光できない日などに気軽に訪れることができます。

ウィーンからのアクセス方法

Wien Hbf(ウィーン中央)駅からBratislava(ブラチスラバ)駅まで、乗り換え無しの電車一本。チケットは窓口や券売機で購入する他、「OBB Scotty」というアプリでも購入することができます(片道10.30ユーロ・約1,360円)。窓口や券売機は混んでいることも多いため、アプリでの事前購入は時短になるのでおすすめです。

窓口で購入する場合は日帰りで戻って来るかどうかを聞かれるのですが、その場合往復で4ユーロ(約530円)ほど安く購入することができます。入国するにあたり電車の中でパスポートチェックは無く、気づけば国境を越えスロバキアに入国しています。

ブラチスラバ駅から街の中心まではトラムで移動

  • 写真:トラベルライター

ブラチスラバ駅に到着すると、駅前に沢山のバス停やトラムの乗り場が現れます。ところが表記は全てスロバキア語。運転手さんは英語で話しかけてもわからない人が多いため、乗り場や道順を尋ねたい時などコミュニケーションがうまく取れない場合が多いのでご注意を。

  • 写真:トラベルライター

駅から街までは、トラムの1番乗り場から15分ほどで行くことができます。ホームにある小さな券売機でのチケットの購入を忘れずに!トラムを下車するのは、進行方向に向かって右手に見えてくる、噴水のある小さな広場前です。体力に自信のある方は、駅から徒歩30分ほどでも行くことができます。

さて、街に到着したらココだけは見るべき!の観光スポット3選をご紹介します。

【1】青の教会(Blue Church)

Blue Churchと呼ばれる、その名の通り全体が青く塗られた教会!1908年に建てられたもので、正式名称は聖エリザベス教会。街の中心部から徒歩10分ほどの静かな住宅街の中にあります。

  • 写真:トラベルライター

青というよりも水色なので、とてもメルヘン。おもちゃのようなその可愛い外観は、写真スポットとしてもおすすめです。

内装も外観同様水色なのですが、たいていの時間ドアは閉ざされています。朝晩の各2回の数時間、教会の中に入れるようにドアが開けられるのですが、きっちりとした時間の決まりは無いようです。運が良くタイミングが合えば、中に入れるかもしれません・・・!

  • 写真:トラベルライター
聖エリザベス教会(青の教会)
スロバキア / 社寺・教会 / 教会
住所:Bezručova 2534/2, 811 09 Bratislava, slovenia地図で見る
Web:http://www.modrykostol.fara.sk/

【2】ミハエル門

旧市街のシンボルのように残るミハエル門は、かつてブラチスラバを守っていた要塞の1つ。細くて高い造りなので、門ではなく塔のようにも見えます。

  • 写真:トラベルライター

13世紀から建設が始まり、要塞には全部で4つの門が造られました。ミハエル門はその中の1つで、14世紀に完成したもの。その他の門は18世紀にオーストリアの女帝、マリア・テレジアによって壊されたため、現在はこのミハエル門のみが残っています。

ミハエル門はレストランやお土産ショップが立ち並ぶ旧市街の入り口にあり、下をくぐって行き来することができます。塔の中は中世の武器博物館になっており、世界各国の剣・槍・大砲などが展示されているので、興味のある方は併せて見学してみるのも◎(入場料4.30ユーロ・約570円)。

  • 写真:トラベルライター

こちらは旧市街にある可愛いハチミツ専門店。お土産にも良さそうな色々な種類のハチミツがズラリと並んでいました。

旧市街の散歩は十分に気をつけて!

観光客で賑わい、活気があって一見安全そうな旧市街ですが危険もあります。うっかりしていると、スリにあう可能性も。筆者はひとり旅だったのですが、ミハエル門の下をくぐり抜ける際に若い女性2人組に鞄のジッパーを開けられ、物を盗られそうになりました。散策中は十分に気をつけてください!

ミハエル門
スロバキア / 建造物
住所:Michalská 806/24, 811 03 Staré Mesto, Slovakia地図で見る
Web:https://www.visitbratislava.com/sk/miesta/michalsk...

【3】ブラチスラバ城

9世紀に造られた、ブラチスラバを代表する大きなお城。とんがった屋根が4つあるため、ひっくり返したテーブルとも呼ばれています。

  • 写真:トラベルライター

高台の上に大きくたたずむブラチスラバ城は、旧市街から歩いて25分ほど。その歴史は1,000年以上にもなりますが、過去に何度も改築されているため、現在もとても綺麗な状態で残っています。

入り口を入るとすぐに3つのテーブルの足を見ることができ、迫力満点の景色に出会えます。そしてこちらがブラチスラバ城一番の写真スポット!ぎりぎりまで下がっても画面からはみ出してしまいそうなほどの大きさです。右手にある塀の向こう側には、ドナウ川と街の景色が広がっています。

  • 写真:トラベルライター

敷地内は思いの外広く、ブラチスラバ城の裏には芝生の公園もあります。読書している人や日光浴している人もいて、平和で長閑な雰囲気です。その公園からは、赤茶色の屋根が並ぶブラチスラバの街並みを見下ろすことができます。

ブラチスラバ城の周りを1周するように敷地内を歩くと、最後に大きな階段が出現。以下の写真の真ん中にいる人と比較すると、そのサイズ感がわかるかと思います。階段を登ると、入り口前に戻ってきます。迫力のあるこの階段は、他のお城ではあまり見ることができない面白いスポットです。

  • 写真:トラベルライター
ブラチスラバ城
スロバキア / 建造物 / 城・宮殿
住所:Bratislavský hrad, Slovakia地図で見る
Web:http://www.bratislava-hrad.sk/

おわりに

スロバキアの首都ブラチスラバの観光スポットはいかがでしたでしょうか?ウィーンから電車で一本、移動時間1時間と交通の便も良く、街は全て徒歩で回れるほどのコンパクトな観光地なので、是非ウィーン旅行と併せて日帰り観光へ行ってみてください。スリには十分お気をつけて・・・!

  • 写真:トラベルライター
ブラチスラバ
スロバキア / 町・ストリート
住所:Bratislava, Slovakia地図で見る

スロバキアの旅行予約はこちら


スロバキアのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

スロバキアのホテルを探す

スロバキアの航空券を探す

スロバキアの現地アクティビティを探す

スロバキアのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


【2024】ヨーロッパの人気のお城・宮殿TOP33!旅行好きが行っているお城&宮殿ランキング

バッキンガム宮殿やノイシュバンシュタイン城などをはじめとするヨーロッパの城・宮殿を、トリップノートの9万2千人を超える旅行好きトラベラー会員(2024年1月現在...


【スロバキア】幾何学模様の家が可愛いチチュマニ村を散策しよう!

国内に美しいお城をたくさん持つスロバキアですが、一般の人々はどのような暮らしをしてきたのでしょうか?スロバキア北部、チチュマニという小さな村には、幾何学模様や動...

【スロバキア】天空の城!スピシュスキー城の楽しみ方

スロバキアの小さな町の丘の上に現れる廃城・スピシュスキー城。このお城は世界遺産にも登録されており、ジブリ映画『天空の城ラピュタ』のモデルの一つとなったとも言われ...

【スロバキア】隠れインスタ&グルメスポット!ブラチスラバの旧市街地を街歩き♪

スロバキアは観光地としてはマイナーな国ですが、実はとても魅力的なところです。ヨーロッパ旅行中に行かないなんてもったいない!!治安が良く穏やかで、ヨーロッパの歴史...

スロバキアの小さな首都ブラチスラバに“かわいい”を探しに行こう!

1993年にチェコスロバキアが解体し、独立したスロバキア共和国。東京からはるか9,000kmも離れた小さな新しい国ですが、実はスロバキアには日本人女子の心をくす...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります