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東レンネルの見どころ
テガノ湖
なんといっても東レンネルの一番の見どころは太平洋で最大級の汽水湖・テガノ湖。湖の面積はレンネル島の面積の2割を占めるほど大きなものです。湖面には石灰岩でできた200以上の島が点在しています。
爬虫類や鳥類など、ここでしか見られない動植物が数多く生息しています。
テガノ湖の水の透明度は高く、魚も生息しているのでシュノーケリングも楽しめます。ソロモン諸島は第二次世界大戦中の激戦地だったこともあり、ジャングルや海底に未だ多くの戦争の遺物が残されています。ここテガノ湖にも戦闘機が沈んでおり、シュノーケリングで見ることができます。
レンネル島にはいくつかの集落があり、テガノ湖の湖畔にも人々が住んでいます。学校もありますが、そこはやっぱり湖スタイル。多くの子どもたちがボート通学しています。通学の際、ボートを所有する人は限定されるため、大人が協力し合ってボートを走らせています。
水中洞窟
テガノ湖には、その湖底に海と通ずる穴があるのかもしれないと考えられる水中洞窟が存在します。ほとんど調査がされておらず、現地の人でさえ奥まで行ったことはないそうで、謎多き洞窟です。水中で巨大ウナギが発見されたこともあり、通常ウナギの稚魚は海にいるため、穴の存在の可能性が強まりました。
湖面の移動は基本的にOBM(Outboard Motor Boat)と呼ばれるエンジン付き小型ボートかカヌーです。水中洞窟へはOBMで向かいます。
ビーチ
テガノ湖ばかりに注目してしまいがちですが、サンゴ礁のエメラルドグリーンのビーチもおすすめスポットです。誰もいない美しい海で、思う存分シュノーケリングなどを満喫できます。
ビーチまではジャングルを抜けていく必要があります。高温多湿で雨量の多いこの地域では植物が所狭しと生い茂り、もはや道があることさえわかりません。自力で行くことは難しく、迷ってしまうと思うので、土地に詳しい現地の方に同行してもらいましょう。道のりは片道約2~3時間と、さっと行ける距離ではありませんが、探検家気分で本物のジャングルを楽しみましょう!
おわりに
ソロモン諸島はなかなか馴染みがなく、行く機会はそうそうないかもしれません。けれども、だからこそ観光客のいない、手つかずの自然が残る世界遺産を見ることができます。また、田舎だからこその現地の人々の優しさや温かみを直接感じることができます。いつもの世界遺産の旅を一味変えて、探検家気分でソロモンの秘境・東レンネルを訪れてみてはいかかでしょうか。
- 東レンネル
- ソロモン諸島 / 町・ストリート
- 住所:East Rennell地図で見る
- Web:https://east-rennell.com/