チュニジア
チュニジア観光
地中海リゾートと古代ローマ遺跡が楽しめる

【チュニジア】アラブとフレンチの交差点!異文化の溶け合う首都チュニス

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:191ヶ国

2023年6月27日更新

2,218view

お気に入り

この記事の目次表示

あらゆるモノと人が集まる世界遺産の「メディナ」

  • 写真:toshel

チュニジア人の「真の生活はここにあり!」と感じられるほど、ここメディナにはあらゆるモノがあり、人を集めます。市場や学校、ハマムをはじめ、レストランやカフェがあるほか、食品、絨毯、観賞用の鳥、香水や土産物まで何でも売られており、それを買い求めにやってくる現地の方や観光客で狭い通路はごった返します。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

掘り出し物も多く、多くの発見があり、歩いているだけでも楽しいです。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

カラフルで素敵なデザインのドア

メディナは、お店やレストランが並んでいるだけではありません。ここに住んでいるチュニジア人も大勢います。お店の立ち並ぶ通りから狭い路地へ一歩外れると、そこは一般家庭の家。そして、その家のドアがとても素敵なのです!

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

色とりどりのシンメトリーなドアは、古いものから新しそうなものまで、形、色、楔(くさび)の入れ方など、独創性があり個性的!

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

これらのドアを見て歩くだけでも、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

メディナ(チュニス)
チュニジア / 町・ストリート
住所:Tunis medina地図で見る

カスバ広場(Monument Place de la Kasbah)

メディナを丘側に抜けると、近代的な建物が現れます。区役所など、政府系の建物が大きな広場を囲うように建てられています。

  • 写真:toshel

メディナでの人の多さに疲れたときは、こちらの広場でのんびりされるのも良いかも知れません。あまり人がいないので、ゆっくりできます。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

広場の近くには、カフェも立ち並んでいます。

  • 写真:toshel

筆者が訪れた際、道端の木陰で地元の人がボードゲームにいそしんでいました。それを見ていると、「一緒にやらないか。」と声をかけてくれ、今いちルールがよくわからなかったのですが、楽しめました。

  • 写真:toshel
カスバ広場
チュニジア / 公園・動植物園 / 広場
住所:Monument Place de la Kasbah, Tunis地図で見る

地中海の陽光あふれるチュニジアン・ブルーの街シディ・ブ・サイド

チュニスからわずか18キロ。地中海を見下ろす岬の高台に広がる「シディ・ブ・サイド」は、チュニジアで最も美しい街と言われています。

チュニスからTGM(メトロ)に乗り、シディ・ブ・サイド駅に着くと、そこから白亜の街が始まります。駅名標識は、バルド国陸博物館で観たようなモザイクで作られていて、ここでも歴史の融合を感じることができます。

  • 写真:toshelシディ・ブ・サイド駅

それでは早速、街の中心部へ出かけてみましょう。

白亜の壁とチュニジアン・ブルー

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

駅から続くシディ・ブ・サイドの住宅は、アラブ建築やアンダルシア建築が混在しています。共通しているのは、白亜の壁とチュニジアン・ブルーの扉。先ほどご紹介した首都チュニスにもチュニジアン・ブルーを用いた街並みが多く見られますが、シディ・ブ・サイドはまた格別です。鮮やかなこれらの色は、ここがアフリカ大陸であるということを忘れさせます。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

街の中心部へ着くと、お土産屋さん、カフェが立ち並び、観光客の足を留めています。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

さらに進むと、丘の上からは陽光眩しい地中海を見渡すことができます。

  • 写真:toshel

崖下の地中海ビーチでは、地元の人々で賑わっています。

  • 写真:toshel

世界最古のカフェ「カフェ・デ・ナット」

駅から向かって坂を登りきったところには、世界最古のカフェの一つといわれる「カフェ・デ・ナット」があります。ここは、かつて、作家のモーパッサンやアンドレ・ジット、画家のパウル・クレーなど、ヨーロッパから訪れた芸術家が好んで立ち寄った有名なカフェです。

  • 写真:toshel
カフェ・デ・ナット
チュニジア / カフェ・喫茶店
住所:Place du Souk, Sidi Bou Said, 2026, Cafe des Nattes地図で見る

ちょっとずつ違うデザインのドアや椅子

「チュニジアン・ブルーの街」といわれるだけあり、どの家も窓枠だけではなく、家の入口玄関も示し合されたかのようにチュニジアン・ブルー。ここも各家庭ごとに楔の打ち方が個性的で、それぞれ特徴的なデザインが施されています。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

シディ・ブ・サイドの家庭のドアは可愛らしく、チュニスで見るものよりデザイン性がさらに高いように思います。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

門扉もチュニジアン・ブルー。

  • 写真:toshel

道路にある腰掛け椅子もチュニジアン・ブルー。

  • 写真:toshel

これ以外の色を見ることがないくらい、白亜とチュニジアン・ブルーで埋め尽くされています。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

バカンスに来るヨーロッパ人が多いのも頷ける、納得のチュニジアン・リゾートです。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

シディ・ブ・サイドの行き方

シディ・ブ・サイドへは、メトロかタクシーで行きます。

メトロの場合は、先ほどご紹介したClock Towerの先にある「Tunis Marine」という駅からTGMに乗って行きます。TGMは、チュニス市内と近郊を結んでいます。チュニジアで有名な観光地カルタゴ遺跡へもTGMで行くことができます。乗車券は手前の発券窓口で購入します。片道1.5TD(およそ60円)。

タクシーの場合はメーター式で、メイン通りから5〜10TD(およそ200円〜400円)が相場となります。

Tunis Marine駅
チュニジア / 駅・空港・ターミナル
住所:Tunis Marine地図で見る
シディ・ブ・サイド
チュニジア / 町・ストリート
住所:Sidi Bou Said,Tunisia地図で見る

チュニジアへの行き方

日本からチュニジアまでは飛行機の直行便がないので、ヨーロッパや中東の主要都市を経由して向かいます。また、時期によってはヨーロッパ発「地中海クルーズ」の寄港地になることも多いので、そのような企画を利用して行くこともできます。

  • 写真:toshel

次のページを読む

チュニジアの旅行予約はこちら


チュニジアのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

チュニジアのホテルを探す

チュニジアの航空券を探す

チュニジアの現地アクティビティを探す

チュニジアのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

この記事を書いたトラベルライター

地球旅~現在191ヵ国~
行ったことのない国を中心にひとり旅しています。他国の歴史、文化、宗教、遺跡、そしてそこに住む人々の考え方に興味があります。

車の運転が好きなので、海外ではドライブ旅を楽しんでます。普段は会社員です。

【ホンジュラス】世界屈指の犯罪都市テグシガルパ

世界の治安が悪い国ランキングなどを見ると、毎年必ず上位になってしまうホンジュラス。しかし、手つかずの美しい自然が多く、世界遺産に登録されたマヤ文明のコパン遺跡を...


【レバノン】ベイルート・ビブロス・バールベックの見どころ

遠い昔、世界の中心が地中海にあった時代、レバノンは東西貿易の交差点となる重要な位置にあり、繁栄の極みにありました。古くから数多くの王様や将軍が、この土地を挙って...


カリブの島はどこがいい?陽気レゲエでちょっぴり危険な「バルバドス」どこまでも静かな「アンティグア」

カリブ海には、大小様々な島がおよそ700あります。そのほとんどは欧米各国の領土で、独立国はわずか13カ国のみ。今回は、その中より対極にある2つの小さな島国をご紹...

【サウジアラビア】ついに観光ビザ解禁!閉ざされていた王国の珍しい文化と各都市の見どころ

観光での入国が困難だったサウジアラビアが、2019年9月27日に突然、ツーリストビザの発給開始を発表しました。今回は、サウジアラビアに古くからある慣習と文化、そ...

【ベネズエラ】世界の危険都市上位?首都カラカス

世界屈指の産油国にしてハイパーインフレーションに陥った南米の国ベネズエラ。かつて、スペイン植民地から独立へと導いた英雄「シモン・ボリバル」の生まれ育った街でもあ...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります