モロッコ
モロッコ観光
活気あるマラケシュから世界遺産の町にサハラ砂漠まで

【モロッコ】ヨーロッパから日帰りも可能!?行きたい6つの街

取材・写真・文:

宮城在住
訪問エリア:35ヶ国

2024年3月14日更新

2,437view

お気に入り

写真:dory

人気がぐんぐん上がってきているモロッコですが、どれもこれも魅力的で迷ってしまいます。どの街に行くかによってどの空港を利用するかも変わってきますよね。旅の計画にも役立つ、筆者オススメの6つの街をご紹介します。

この記事の目次表示

【1】Marrakesh(マラケシュ)

映画『セックス・アンド・ザ・シティ 2』の撮影地にもなっており、エキゾチックな雰囲気で一気に人気になったマラケシュ。観光客が多いこともあり、スーク(市場)もたくさんあるのでお土産を買うには絶好の街です。

国内各地の名産品やスパイス、モロッコ原産のアルガンオイルやローズウォーターなども手に入ります。筆者としては、モロッコ旅行の最後はマラケシュに立ち寄って、お土産を買って帰国するのがオススメです。

  • 出典:www.flickr.comPhoto by:plusgood, 作品名:Marrakech, Morocco - Souqs ランプと陶器のスーク
  • 出典:www.flickr.comPhoto by:just_a_cheeseburger, 作品名:Baskets かごバックは女子必見のアイテム!

またこちらのフナ広場は、昼間はただの広場ですが、夜になると広場全体に屋台が所狭しと立ち並びます。ここでローカルの味を楽しむのも醍醐味です。

  • 写真:dory昼間のフナ広場。夜になると屋台でぎっしり埋め尽くされる

他にもサハラ砂漠のツアーの発着もマラケシュが多く、ツアー会社もたくさん軒を連ねています。時間がない旅行でどうしても1都市しか訪れられないならば、ここを訪れるといいと思います。

ただし、旧市街(メディナ)は道が入り組んでおり、道を教わっただけでお金を要求されることもありますので、この街に限ったことではありませんが特に観光地ということもあり注意は必要です。

ジャマ・エル・フナ広場
モロッコ / 観光名所
住所:Derb Chtouka, Marrakech 40008地図で見る
マラケシュ
モロッコ / 町・ストリート
住所:モロッコ マラケシュ地図で見る

【2】Fez(フェズ)

フェズと言えば、なめし革の工房がいくつもあることで有名な街です。工房の見学はもちろん、革製品ならば質・量ともにこの街が一番です。

モロッコの多くの街には伝統的に街を守る要塞の機能を持つ旧市街がありますが、中でもフェズの旧市街はモロッコいちと言われるほど本当に複雑な迷路です。難解な迷路を少しだけ冒険してみるのもいいですよ。

  • 写真:dory皮を染めて乾かしている工房の様子
  • 写真:dory狭く入り組んだ旧市街には、革製品を扱う小見がズラリと並ぶ
フェズ
モロッコ / 町・ストリート
住所:モロッコ フェス地図で見る

【3】Asilah(アシラー)

北部の海沿いにある街、アシラー。マラケシュやタンジェから鉄道で行くこともできますし、バスもあります。この街の特徴は何と言っても、ウォールアートです。世界各地からやってくるアーティストたちが年に一度、ここアシラーに集う芸術祭が行われます。

壁自体は一般の民家の壁がほとんどで、家主とアーティストの交渉によって決まります。壁の絵はそのまま保存され、一年後また別のアーティストが壁に描くので毎年変わっていくのも醍醐味。行くたびにまた違った風景が見られます。

  • 写真:doryアラビア語をいくつも重ねて描かれたアート
  • 写真:doryインスタに載せたくなってしまうアート

筆者がこの街で感じた印象としては、ゆったりした生活感をもった街ということです。他のどの街と比べてもせかせかせず、モノを売りつけてきたり、しつこく交渉してくるようなことはありませんでした。本当に同じ国かと思うほど、のどかな雰囲気があります。きっと海沿いで冬でも比較的暖かい気候がそうさせているのかもしれません。

アシラー
モロッコ / 町・ストリート
住所:モロッコ アシラー地図で見る

【4】Chefchaouen(シャウエン)

モロッコで行きたい場所となれば、やはりシャウエンが一番に名前が上がってくるのではないでしょうか。青い街並みで、インスタを中心に一気に脚光を浴びています。

思っている以上にかなり小さな街、むしろ村くらいの規模の街ですが、ただただのんびりと過ごしたりするだけでなぜか落ち着いてしますところでもあります。沈没した(居心地が良すぎてこの街から動けなくなった)バックパッカーも多く見かけますし、筆者も当初の予定より長めに滞在しました。

  • 写真:dory一面青く塗りたくられた旧市街

この街へのアクセスはバスです。北部の港町タンジェやフェズなどからバスが出ていまが、人気路線のため争奪戦になるほど。当日にチケットを入手するのはまず難しいです。数あるバス会社の中で一番信頼できる元国営のCTM社はネットで事前購入も可能です。現地で買う場合、CTM社のバスターミナルと他のターミナルと異なることも多いので、注意が必要です。

シャウエン
モロッコ / 町・ストリート
住所:Chefchaouen,morocco地図で見る

【5】Tanjer(タンジェ)

  • 出典:www.flickr.comPhoto by:Ramón Cutanda López, 作品名:Vista de Tánger (Marruecos) desde el ferri a Tarifa

北部モロッコで交通の拠点ともなる街タンジェは、向こう岸のスペインが見える程ヨーロッパに近い街です。実はこの街、スペイン南部のアルへシラスとタリファから、フェリーでたった1時間で行くことが出来るのです!この距離の近さもあり、昔から貿易が盛んにおこなわれていました。

スペイン南部を彷彿とさせる白い街並みとイスラム文化が共存していて、一般的に思い描くモロッコとは異なった感覚を味わえる街です。

  • 写真:doryタリファからタンジェに向かうフェリー
  • 写真:doryフェリーは広くて新しい。カフェテリアも併設されていた。

フェリー会社が日帰りのツアーをやっていたりもしますので、ヨーロッパから気軽にアフリカ大陸に足を踏み入れることができます。スペイン南部アンダルシア地方に来たついでに、日帰りでアフリカも体験したい!そんな方にもおすすめです。

タンジェ
モロッコ / 町・ストリート
住所:モロッコ 〒90060 タンジェ地図で見る

【6】Tinelly(ティネリール)

モロッコと言えばサハラ砂漠。モロッコ旅行の目的の1つに砂漠ツアーを入れている人も多いはずです。砂漠ツアーでは拠点となるメルズーガを目指すのですが、途中ティネリールに立ち寄るツアーも多いです。

  • 写真:dory外から見たティネリールの街並み

ティネリール郊外にはトドラ溪谷という名所があり、荒野に現れる大きな岩の割れ目が溪谷となっています。辺りには何もないので、岩が日を避けられる唯一の場所であり、流れる小川と日陰が予想以上にひんやりとさせ、砂漠地帯にはなくてはならない場所となっています。

  • 写真:doryトドラ溪谷

サハラ砂漠に近づくにつれて砂漠の民ベルベル人が街へ出て生活していることも多く、ベルベルの言葉や文化が飛び交うまた違った雰囲気が味わえますよ。

トドラ渓谷
モロッコ / 自然・景勝地
住所:Km 5, Todra Gorge road Ait Baha Tinerhir Morocco地図で見る
ティネリール
モロッコ / 町・ストリート
住所:Tinelly, Province de Tinghir, Souss-Massa-Draâ, Morocco地図で見る

いかがでしたか?

1つも国でも街によってかなり違った印象があるモロッコ。自分のしたいことや目的に応じ、とことん追及して、素敵な旅行計画をしてみてくださいね。

次のページを読む

モロッコの旅行予約はこちら


モロッコのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

モロッコのホテルを探す

モロッコの航空券を探す

モロッコの現地アクティビティを探す

モロッコのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


世界の青い街5選!モロッコ・インド・スペイン・ギリシャ・チュニジアのブルーシティまとめ

世界には、びっくりするような青に染まったブルーシティが各地にあります。とくに有名なモロッコのシャウエンをはじめ、一度は訪れたい、モロッコ・インド・スペイン・ギリ...


まさにアラジンの世界!?モロッコってこんな国!

モロッコと聞いてどんな国なのかイメージがわかない人も多いはず。未知の世界「モロッコ」の実際を、7つの項目に分けてご紹介。モロッコ雑貨や料理はもちろんのこと、サハ...

【海外】女子ひとり旅におすすめ旅行先6か国と過ごし方!迷ったらココ!第二弾

大好評「女子ひとり旅シリーズ」の第二弾!女子一人でも安心・満喫できるおすすめの国(都市)をご紹介!気になる治安面を考慮し、街の可愛さはもちろんのこと、周りやすさ...

青!白!ピンク!人生で一度は行きたい一色に染まる世界の街7選

世界各地には宗教や文化、気候や風土的観点から街がカラフルに塗られている町がいくつもあります。人工的でありながら、どこか不思議で魅力的な街ばかりですが、今回は青い...

一度は行きたい!世界の秘境・絶景スポット30選!

旅先にもおすすめ!美しい大自然から可愛い街並みまで、一度は訪れてみたい秘境・絶景スポットをご紹介。アジアからヨーロッパまで幅広くご紹介していますので、ぜひ旅の参...

この記事を書いたトラベルライター

まだ知らないイロドリミドリな世界へ
元海外在住、元外資系豪華客船員ライター。学生時代からふつふつとしていた旅欲を満たすため、年々フットワークが軽くなり国内外問わずあちらこちらにすぐ顔出します!定番から少しだけ外れてるけど、マニアック過ぎない、いつもより少し旅を楽しくするノウハウお伝えします!
http://irodorimidori.blogspot.jp

【香川】これでバッチリ!アートを巡る直島観光モデルコース

見どころの多いアートな場所「直島」ですが、どういうルートでめぐるか、どこを優先的にみるべきなのか迷いがちです。くまなく直島を楽しむために、効率的に直島をまわるプ...


【オーストラリア】ジブリだらけ!モデルスポットをめぐる最強の聖地巡礼リスト

オーストラリアはジブリファンにとって生唾モノのモデルスポットがいくつも点在しています!ジブリファンでなくても行きたくなってしまう、フォトジェニックなジブリの世界...


【コロンビア】地元グルメを堪能!食べたいご当地料理&ドリンク10選

南米コロンビアの料理ってどんなものでしょうか?日本ではなかなか食べることも、また想像することも難しい方が多いのではないでしょうか。難しいからこそ訪れた時には、見...

【モロッコ】人気上昇中の旅先で絶対に食べたい絶品モロッコ料理BEST5

今、女子旅人気急上昇の旅先であるモロッコは、どこを切り取ってもフォトジェニックな異文化の香り漂うエキゾチックな国です。そんなモロッコで食べられる本場のモロッコ料...

【仙台】お土産に迷ったらコレ!老舗揃いの仙台銘菓5選

東京から新幹線でたったの1時間半で行ける仙台。旅行や出張で来たら買って帰りたい手土産ですが、思い浮かぶのはやはり「萩の月」でしょうか?いやいや、仙台には歴史ある...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります