人気がぐんぐん上がってきているモロッコですが、どれもこれも魅力的で迷ってしまいます。どの街に行くかによってどの空港を利用するかも変わってきますよね。旅の計画にも役立つ、筆者オススメの6つの街をご紹介します。
この記事の目次表示
【1】Marrakesh(マラケシュ)
映画『セックス・アンド・ザ・シティ 2』の撮影地にもなっており、エキゾチックな雰囲気で一気に人気になったマラケシュ。観光客が多いこともあり、スーク(市場)もたくさんあるのでお土産を買うには絶好の街です。
国内各地の名産品やスパイス、モロッコ原産のアルガンオイルやローズウォーターなども手に入ります。筆者としては、モロッコ旅行の最後はマラケシュに立ち寄って、お土産を買って帰国するのがオススメです。
- 出典:www.flickr.comPhoto by:plusgood, 作品名:Marrakech, Morocco - Souqs ランプと陶器のスーク
- 出典:www.flickr.comPhoto by:just_a_cheeseburger, 作品名:Baskets かごバックは女子必見のアイテム!
またこちらのフナ広場は、昼間はただの広場ですが、夜になると広場全体に屋台が所狭しと立ち並びます。ここでローカルの味を楽しむのも醍醐味です。
他にもサハラ砂漠のツアーの発着もマラケシュが多く、ツアー会社もたくさん軒を連ねています。時間がない旅行でどうしても1都市しか訪れられないならば、ここを訪れるといいと思います。
ただし、旧市街(メディナ)は道が入り組んでおり、道を教わっただけでお金を要求されることもありますので、この街に限ったことではありませんが特に観光地ということもあり注意は必要です。
- ジャマ・エル・フナ広場
- モロッコ / 観光名所
- 住所:Derb Chtouka, Marrakech 40008地図で見る
【2】Fez(フェズ)
フェズと言えば、なめし革の工房がいくつもあることで有名な街です。工房の見学はもちろん、革製品ならば質・量ともにこの街が一番です。
モロッコの多くの街には伝統的に街を守る要塞の機能を持つ旧市街がありますが、中でもフェズの旧市街はモロッコいちと言われるほど本当に複雑な迷路です。難解な迷路を少しだけ冒険してみるのもいいですよ。
【3】Asilah(アシラー)
北部の海沿いにある街、アシラー。マラケシュやタンジェから鉄道で行くこともできますし、バスもあります。この街の特徴は何と言っても、ウォールアートです。世界各地からやってくるアーティストたちが年に一度、ここアシラーに集う芸術祭が行われます。
壁自体は一般の民家の壁がほとんどで、家主とアーティストの交渉によって決まります。壁の絵はそのまま保存され、一年後また別のアーティストが壁に描くので毎年変わっていくのも醍醐味。行くたびにまた違った風景が見られます。
筆者がこの街で感じた印象としては、ゆったりした生活感をもった街ということです。他のどの街と比べてもせかせかせず、モノを売りつけてきたり、しつこく交渉してくるようなことはありませんでした。本当に同じ国かと思うほど、のどかな雰囲気があります。きっと海沿いで冬でも比較的暖かい気候がそうさせているのかもしれません。
【4】Chefchaouen(シャウエン)
モロッコで行きたい場所となれば、やはりシャウエンが一番に名前が上がってくるのではないでしょうか。青い街並みで、インスタを中心に一気に脚光を浴びています。
思っている以上にかなり小さな街、むしろ村くらいの規模の街ですが、ただただのんびりと過ごしたりするだけでなぜか落ち着いてしますところでもあります。沈没した(居心地が良すぎてこの街から動けなくなった)バックパッカーも多く見かけますし、筆者も当初の予定より長めに滞在しました。
この街へのアクセスはバスです。北部の港町タンジェやフェズなどからバスが出ていまが、人気路線のため争奪戦になるほど。当日にチケットを入手するのはまず難しいです。数あるバス会社の中で一番信頼できる元国営のCTM社はネットで事前購入も可能です。現地で買う場合、CTM社のバスターミナルと他のターミナルと異なることも多いので、注意が必要です。
【5】Tanjer(タンジェ)
- 出典:www.flickr.comPhoto by:Ramón Cutanda López, 作品名:Vista de Tánger (Marruecos) desde el ferri a Tarifa
北部モロッコで交通の拠点ともなる街タンジェは、向こう岸のスペインが見える程ヨーロッパに近い街です。実はこの街、スペイン南部のアルへシラスとタリファから、フェリーでたった1時間で行くことが出来るのです!この距離の近さもあり、昔から貿易が盛んにおこなわれていました。
スペイン南部を彷彿とさせる白い街並みとイスラム文化が共存していて、一般的に思い描くモロッコとは異なった感覚を味わえる街です。
フェリー会社が日帰りのツアーをやっていたりもしますので、ヨーロッパから気軽にアフリカ大陸に足を踏み入れることができます。スペイン南部アンダルシア地方に来たついでに、日帰りでアフリカも体験したい!そんな方にもおすすめです。
【6】Tinelly(ティネリール)
モロッコと言えばサハラ砂漠。モロッコ旅行の目的の1つに砂漠ツアーを入れている人も多いはずです。砂漠ツアーでは拠点となるメルズーガを目指すのですが、途中ティネリールに立ち寄るツアーも多いです。
ティネリール郊外にはトドラ溪谷という名所があり、荒野に現れる大きな岩の割れ目が溪谷となっています。辺りには何もないので、岩が日を避けられる唯一の場所であり、流れる小川と日陰が予想以上にひんやりとさせ、砂漠地帯にはなくてはならない場所となっています。
サハラ砂漠に近づくにつれて砂漠の民ベルベル人が街へ出て生活していることも多く、ベルベルの言葉や文化が飛び交うまた違った雰囲気が味わえますよ。
いかがでしたか?
1つも国でも街によってかなり違った印象があるモロッコ。自分のしたいことや目的に応じ、とことん追及して、素敵な旅行計画をしてみてくださいね。