「ニューヨークを訪れたら、マンハッタンの美しい摩天楼やNYらしい独特な風景を撮影したい!」というカメラ好きな方におすすめのエリアがあります。それは、ブルックリンのグリーンポイントです。マンハッタンから地下鉄でのアクセスも良く、お洒落なカフェや、ブルックリンらしいアートを発見することができます。今回は、ブルックリンのグリーンポイント周辺で素敵なシーンが撮れる、おすすめフォトスポットを4つご紹介します。
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【1】「プラスキーブリッジ」からNY摩天楼を撮影しよう!
マンハッタンのグランドセントラル駅から地下鉄7番線でたった一駅、クイーンズ区にあるVernon Blvd - Jackson Av駅を降りるとすぐに、クイーンズからブルックリンに架かる橋「プラスキーブリッジ(Pulaski Bridge)」があります。
この橋は、観光客にはあまり知られていない橋ですが、車道と歩行者&自転車専用道があり、橋を渡りながら右側にマンハッタンの高層ビル群を眺めることができます。この橋を渡って、ブルックリン・グリーンポイントへ向かいます。
橋の途中には、ビューポイントがいくつかありますので、立ち止まってゆっくり撮影することができますよ。
橋を渡ると、ブルックリンのグリーンポイントに到着です。はるか昔は、のどかな田園地帯で緑に覆われていたため、「グリーンポイント」という名前になったそうです。その後、工業化されてしまったエリアのため、今は緑はあまりありませんが、川越しの工業的な雰囲気が魅力的です。
工場に灯りがつき始める夕暮れ時から夜にかけては、カメラのシャッターを押す手が止まらなくなるほどの美しい摩天楼と工場街の絶景を撮影することができます。
【2】グリーンポイントの人気隠れ家カフェ「MILK & ROSES」
プラスキーブリッジからすぐ近くにある、地元の人々に愛される隠れ家的カフェ「MILK & ROSES」は、ぜひ立ち寄っていただきたい素敵なカフェ&レストランです。
図書室のように、たくさんの本が飾られた壁面や、思い思いの時間をすごす人々。ブルックリンらしいゆったりした時間の流れを感じる独特な空間は、思わず写真に撮りたくなること間違いなしです。
南フランス出身のオーナーのシャビー&シックなインテリアセンスが光る、とっても可愛いらしいノスタルジックな雰囲気のこじんまりした店内です。一見わかりにくいですが、お店の奥には素敵なガーデンもあり、ランチやディナーを楽しむこともできます。コーヒーとデザートだけのオーダーでも大丈夫です。
プラスキーブリッジから「MILK & ROSES」に行く方法
プラスキーブリッジの途中、グリーンポイントに渡り、アッシュストリートと交差するあたりに、橋を降りるための赤い階段がありますので、その階段を降りるとカフェまで近道です。
- お支払いは現金のみですのでご注意ください。
- MILK & ROSES
- ニューヨーク / カフェ・喫茶店
- 住所:1110 Manhattan Ave, Brooklyn, NY 11222地図で見る
- 電話:718-389-0160
- Web:http://milkandrosesbk.com
【3】散策中に見かける歩道&壁面アート
ブルックリンのグリーンポイントはちょっと散策しただけで、色々なアートを発見することができます。オイルを地面に落として描いた作品や、ショップの壁面に描かれた遊び心あるアート、怪しい彫刻がいっぱいの駐車場や、小さな街工場の壁面に描かれたグラフィティアートも大迫力です。
工業系デザイナーやクリエイター、アーティストのアトリエやオフィスが多いので、そのせいもあるかもしれません。
【4】ブルックリンでよく見かける光景「シュー・トッシング」
NYの街中を歩いていると、電線からスニーカーがぶら下がる光景を目にすることが度々あります。これは「シュー・トッシング(Shoe Tossing)」と言って、ブルックリンでは非常に良く見かける光景です。
日本では電線から靴がぶら下がっていたら危ないのですぐに撤去されてしまいそうですが、このシュー・トッシングはニューヨークだけではなく、ヨーロッパやオーストラリアなど世界各地で行われているようです。電線だけではなく、木やフェンスなどに引っかかっているシューズのことは「シュー・トッシング」と呼ばれています。電線から無造作にぶら下がった靴たちの風景でさえ不思議とカッコよく見えてしまうのは、NYならではですね。
NYのマンハッタンのデパート店内にも、このシュー・トッシングのアイデアが活かされたディスプレイがされることもあります。
「シュー・トッシング」とは一体、誰が何のために?!
一体、誰が何のために、このシュー・トッシングをしているのかは、下記のように色々な説があるようです。
❶ 学校の卒業記念にスニーカーを投げた
❷ 新しいスニーカーを買った日に古いスニーカーを投げた
❸ 引っ越すときにそこに住んでいた証として
❹ ドラッグ取引場所の目印として
❺ この場所で人が死んだというサイン
❻ 電線に向かってスニーカーを投げてひっかかったら、願いが叶う
何が本当の説なのかはわかりませんが、都市伝説のようで面白いですね。NYの街中で目線を少し上にあげて電線をチェックしてみると、インスタにアップしたくなるような面白いシュー・トッシングに出会えるかもしれません。