2021年秋時点の、米ニューヨーク「自由の女神&リバティ島」の観光情報をまとめてご紹介します。コロナ禍での自由の女神像見学規制について、リバティ島の歩き方、名物レモネード、自由の女神ミュージアム、最新お土産etcお役立ち情報が満載!
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ニューヨーク観光の定番!自由の女神とは?
ニューヨークのシンボル「自由の女神像(Statue of Liberty)」は、マンハッタンからフェリーで約15分ほどのリバティ島に建つ彫像です。ニューヨークと言ったら誰しもが思い浮かべる定番の観光スポットで、コロナ禍の2021年秋現在も、多くの観光客で賑わっています。
自由の女神像は、今から140年近く前の1885年6月に、アメリカ独立100周年を記念して友好国であるフランスから贈られ、1886年に完成したものです。アメリカの自由と民主主義の象徴であり、1984年にはユネスコ世界文化遺産にも登録されています。
本記事では、米国在住の筆者が2021年10月に「自由の女神像」を観光で訪れた際の様子をリポートしつつ、コロナ禍での見学規制や、効率良くリバティ島を観光する方法、最新の観光スポットやお土産情報などを詳しくお伝えします!
自由の女神像へのアクセス&チケット情報
島へのアクセスルートは2種類
まず、自由の女神像が建つリバティ島へのアクセス方法について。ニューヨーク湾に浮かぶ小島・リバティ島へは、公式観光フェリー「スタチュークルーズ(Statue Cruises)」のチケットを買った乗客のみが上陸することができます。
観光フェリーの発着は、マンハッタンの南端に位置する「バッテリーパーク」から、またはマンハッタンの対岸にあるニュージャージー州ジャージーシティの「リバティ州立公園」からのいずれか2通りになります。
- 出典:www.openstreetmap.org© OpenStreetMap contributors
それぞれのルートは以下の通りです。
2)ジャージーシティ「リバティ州立公園」発着のルート:上記地図の④リバティ州立公園→③エリス島→②リバティ島→④リバティ州立公園
フェリーチケットがそのままリバティ島&エリス島への上陸チケットとなるため、乗船時にチェックを終えたら、後はフリーパスで通過できます。運行時間内であれば、どのフェリーにも上下船が可能◎旅行のスケジュールに合わせて、リバティ島やエリス島での滞在時間を自由に決められるので、とても便利です。
ちなみにエリス島とは、リバティ島の近くにある別の小島で、かつてはアメリカに到着した移民たちが最初に訪れる場所でした。今こちらの島には移民の歴史を学べる「移民博物館」があり、スタチュークルーズのチケットを購入すれば誰でも無料で入れますので、ぜひ立ち寄ってみましょう。
- バッテリーパーク
- ニューヨーク / 公園
- 住所:75 Battery Pl, New York地図で見る
- 電話:212-417-2000
- Web:http://www.thebattery.org
- リバティー州立公園
- アメリカ / 公園
- 住所:200 Morris Pesin Drive, Jersey City, NJ 07305 アメリカ合衆国地図で見る
- Web:https://www.njparksandforests.org/parks/libertysta...
- エリス島 移民博物館
- ニューヨーク / 博物館
- 住所:Immigration Museum, Battery Park and Liberty Island, New York City, NY 10017地図で見る
- 電話:212-883-1986
フェリーチケットは事前にWeb購入するのがおすすめ
自由の女神像はニューヨーク観光の目玉ですので、季節を問わず常に入場予約が殺到しています。「スタチュークルーズ」のチケットは、必ず事前に公式Webサイトで予約&購入しましょう。実際に、筆者は希望日の3日前に予約しようとしたらすでに売り切れで、予定を1週間ずらしました。ニューヨークを訪れる日程が決まったら、すぐに予約することをおすすめします。
「スタチュークルーズ」のチケット料金と内容
「スタチュークルーズ」チケット料金は、観光の内容によって金額が異なります。2021年秋現在で販売されているのは下記のチケットです。
●上陸&女神像の台座への入場(Pedestal Reserve)/大人(13~61歳)$23.80(約2,737円)、子供(4~12歳)$12.30(約1,415円)
●エリス島ハードハットツアー(Ellis Island Hard Hat Tour)大人(13~61歳)$68.50(約7,878円)
※いずれも3歳以下無料・シニア料金あり
リバティ島に上陸するのみのツアーと同じ料金で台座まで登れますので、時間に余裕があれば、絶対に台座入場付きのツアーを予約した方がお得です。また、エリス島ハードハットツアーとは、移民の病気治療に使われていた「移民病院」の内部に入って見学できるもので、要ヘルメット着用で12歳以下は参加不可となっています。
2021年秋現在、登れるのは“台座”まで
コロナ以前は、女神像の“冠”まで登れるツアー「Crown Reserve/大人$26.50(約3,048円)、子供$15(約1,725円)」が一番人気でしたが、2021年秋現在は予約を受け付けていません。女神像に登りたい場合は、台座までとなりますので注意してください。
狭いらせん階段を通って冠部分に到達すると、女神像が右手で掲げるたいまつを間近で見ることができ、マンハッタンも一望!ということで常に大人気のツアーである「「Crown Reserve」。一早いツアーの再開が望まれますね。
さっそくフェリーに乗船!船上からの実際の眺め
さてここからは、いよいよ自由の女神像観光(台座まで登るツアー)の実際の様子をリポートしていきます。まずはフェリーに乗船し、女神像が建つリバティ島へと向かいます。
フェリー内でのおすすめの座席は後方のデッキです。船尾からはマンハッタンの高層ビル群がパノラマで望めるので、ぜひフォトジェニックな一枚を撮ってみてくださいね♡
マンハッタン側のバッテリーパーク発着の場合、乗船から15分足らずでリバティ島に到着します。自由の女神像が徐々に迫ってくる風景を、ぜひ動画でご覧ください!
女神像を右手に臨みつつ、フェリーはリバティ島の西側にある船着き場へと進みます。この辺りは、自由の女神とマンハッタンを一度に納められる絶好のフォトスポットですので、ぜひスマホやカメラのご準備を。女神様がニューヨーク全体をやさしく見守っているような、雰囲気のある写真が撮れますよ。
効率良し!リバティ島の上手な回り方
リバティ島を上空から見ると、↑の写真の通り、島の中央からやや下側(南東側)に女神像が建っていることが分かります。島のほとんどを巨大な女神像が占めていますが、他に2019年5月にリニューアルオープンした「自由の女神ミュージアム」や、ギフトショップ、名物のレモネードが飲めるオープンカフェなどのスポットが点在しています。
- 出典:www.openstreetmap.org© OpenStreetMap contributors
順路としては、最初に自由の女神像を見学&記念撮影し、ミュージアムを訪れた後、最後にギフトショップでお土産を購入して、カフェでお茶しつつ帰りのフェリーを待つというコースがおすすめです。上記地図の番号順に、リバティ島の見どころをご紹介します。
リバティ島のスポット①「フェリーターミナル」
フェリーターミナルからの光景は上↑の写真のような感じです。女神像の背中が遠くに見えますので、島に上陸したら、そのまま真っ直ぐ中央の広場を経由し、自由の女神像に向かって進みましょう。広場は道幅がゆったりとし、コロナ禍でも人との接触を気にせずに歩くことができます。