次こそ一生の思い出となるスキートリップを～スイスアルプス・ツェルマットスキーリゾート

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• 想像のスケールを超えたスキーリゾート
• スキーエリアとマッターホルンの見え方の違い
•    スネガ
•    ゴルナーグラード
•    クラインマッターホルン
• スキーでスイスからイタリアへ
• 歴史と伝統のスキーリゾート

想像のスケールを超えたスキーリゾート

拠点となる街ツェルマットへはスイスの主要な国際空港から鉄道で移動します。所要時間はジュネーブ空港駅からは最速3時間47分、チューリッヒ空港駅からは3時間31分で、ジュネーブ空港からのほうが乗り換えが少なくて済みます。

さて、スキーエリア内コース総延長距離は350kmを超えるので、仮に一日50km滑るとしても回りつくすのに一週間はかかるのです。でもそれだけ滞在する価値があります。

• 写真：トラベルライター

広大なエリアなので登山鉄道があるくらいです。もちろん、ここはオールシーズンリゾートで、夏は山を楽しみたい観光客でいっぱいなのでこうした鉄道があります。冬の登山鉄道で頂上へ…それだけでもうわくわくしてきますね！

スキーエリアとマッターホルンの見え方の違い

ここでこのスキーリゾートで存分に楽しむポイントをおさえておきましょう。ツェルマットスキーエリアのスイス側には、「スネガ」「ゴルナーグラード」「クラインマッターホルン」の3つのコースがあります。ツェルマットでのスキーの醍醐味は、ヨーロッパアルプスの名峰マッターホルンを見ながら滑ることですが、各コースごとに、マッターホルンの見え方の違いを楽しめます。

スネガ

• 写真：トラベルライター街から見えるマッターホルン

• 写真：トラベルライタースネガからの美しい姿

ふもとの街ツェルマットはすでに標高1,600m強、マッターホルンの頭のほうだけが見えます。スイス側の3つのエリアのうち、ふもとから見て左手に位置するのがマッターホルンを最も美しい角度で望むと言われている、ここ「スネガ」です。街からのアクセスが良いので初日はスネガから、素敵な三角錐の名峰を眺めて滑りましょう。

ゴルナーグラード

• 写真：トラベルライターゴルナグラード頂上から

• 写真：トラベルライタースイス最高峰モンテローザとゴルナー氷河

• 写真：トラベルライターこの上なく爽快なアルプススキー！

登山鉄道はこのゴルナーグラードエリアにありますが、その名も「ゴルナーグラード」という終点駅に着き、滑走する体勢に入って左を見ると、スイス最高峰のモンテローザが見えます。そこに源を発するアルプスで2番目の全長13.5キロを誇るゴルナー氷河をも臨め、ゴルナーグラードエリアほぼ全域で名峰を前面に見ながら滑ることができます。それはもう最高です。

クラインマッターホルン

• 写真：トラベルライタークラインマッターホルン展望台から望むマッターホルン

• 写真：トラベルライター西ヨーロッパ最高峰モンブラン

• 写真：トラベルライタースキーエリア内で真下から見上げると迫力満点！

スイス側、もう一つのコースは、富士山より高い3,820ｍの展望台から始まる氷河の真上を滑るクラインマッターホルンエリアです。展望台からはヨーロッパ最高峰4,807ｍのモンブランをはじめ、ヨーロッパアルプスを360度見渡せます。

名峰マッターホルンをありとあらゆる角度から楽しむ、これはおそらく夏場の観光では無理でしょう。移動力を生かしたスキー、スノーボードで何度見ても見飽きることのない優雅な山をいろいろな所から見てアルプススキーを満喫しちゃいましょう！

スキーでスイスからイタリアへ

• 写真：トラベルライターイタリア側の街へ

なんとツェルマットスキーリゾートでは、ほかのヨーロッパのスキー場と一線を画す国境越えができます！　上述の展望台(スイス側)のすぐ下あたりから南斜面に広がるイタリアエリアへとロングクルージングできるのです。そしてここでは、そう、本場イタリア料理を味わいましょう。ところでマッターホルンの見え方は…別物です。

• 写真：トラベルライター

でも国境越えまでしてより大切なのは……異文化料理ですよね？！

歴史と伝統のスキーリゾート

• 写真：トラベルライター夜のツェルマットの街

稀にみる景観、圧倒するスケール、そこに増し加わる歴史と伝統の重み、これこそがヨーロッパスキーの最高のリゾート、スイス・ツェルマット。今度こそ、ツェルマットにあなたのシュプールを描く時がおとずれますように。

• 写真：トラベルライター