東ティモール

【東ティモール】アジアで一番新しい激動の国

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:191ヶ国

2023年6月27日更新

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自然を感じる観光名所

クリスト・レイ (Cristo Rei)

ディリの東端ファツカマ岬に建つ、世界で3番目に大きいキリスト像です。1番はブラジル、2番目はポルトガルなので、アジアでは最も大きいキリスト像(高さ27メートル)となります。ポルトガルの植民地時代が長かったため、東ティモール人は敬虔なクリスチャンが多いです。

  • 写真:toshel

後述するクリスト・レイ・ビーチの脇に階段があります。およそ500段ほどあり、地元の人が走って昇降する姿をよく見ます。体を鍛えるのに恰好な階段のようですが、一年を通して常夏のため、体力がないと500段は結構な厳しさです。

  • 写真:toshel

途中にはレリーフや祭壇があります。

  • 写真:toshel
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キリスト像も大きく圧倒的ですが、ここからの眺めがとにかく素晴らしいです。

  • 写真:toshel
クリスト・レイ
東ティモール / モニュメント
住所:Cristo Rei dili地図で見る

クリスト・レイ・ビーチ(Cristo Rei Beach)

クリスト・レイから西側を見下ろす位置にあるビーチです。真水のように綺麗な海水ですが、あまり泳いでいる人を見かけません。

  • 写真:toshel
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クリスト・レイ・ビーチ
東ティモール / ビーチ
住所:Cristo Rei Beach地図で見る

Dolok Oan

クリスト・レイから東側を見下ろす位置にあるビーチです。地元の人々が漁をする姿が見られ、ディリで一番美しいとされていますが、やはり泳いでいる人は皆無です。

  • 写真:toshel

魚や貝を獲る地元の人がいる程度です。

  • 写真:toshel
Dolok Oan
東ティモール / ビーチ
住所:Dolok Oan地図で見る

アリア・ブランカ・ビーチ(Areia Branca Beach)

ディリ市街地からクリスト・レイへ向かう間にあるビーチです。近くに何軒かホテルもあり、地元の人から欧米の観光客まで多くの人々が集います。ここでは多くの子供たちが泳いでます。

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日中でも人はいますが、夕方になるとさらに人は増え、家族連れなどでにぎわいます。

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夕焼けも美しく、暑かった日中の疲れを癒し明日の原動力へと誘ってくれます。

  • 写真:toshel
アリア・ブランカ・ビーチ
東ティモール / ビーチ
住所:Areia Branca Beach dili地図で見る

ディリの人々の生活

休日に開催される青空マーケット

休日は、ディリのあちこちでマーケットが催されます。東ティモールのお土産になりそうなものも売られています。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

地元の人で賑わう海沿い遊歩道

首都ディリ中心部は、海に面して長く遊歩道が続きます。思い思いに過ごす地元の人々が、ゆったりとした時間を楽しんでいるようです。

  • 写真:toshel
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昔から受け継がれてきた美味しいコーヒー

東ティモールにおける植民地と侵略の歴史のなかでも、ずっと変わらずに続けられてきた唯一の産業が、コーヒー豆の有機栽培です。農薬を買うお金のない農民が昔ながらの有機栽培を続けており、品質が高いうえにコーヒーは手摘みされるなど、丁寧な製法で作られています。筆者はコーヒー好きですが、有機コーヒーの美味しさはディリへ来て初めて知りました。

  • 写真:toshel

これらのコーヒーは、豆も挽物もスーパーなどで安価(日本円で250g300円〜500円)に売られていますので、是非購入して、おうちでティモールコーヒーを!

  • 写真:toshelスーパーマーケット

東ティモールの通貨

東ティモールの通貨は米ドル主体です。1米ドル以下の小銭は、「センタボ」と呼ばれる東ティモール独自の通貨を利用します。

市内の移動はバスが安くて便利

東ティモール内での交通手段は、バスかタクシーです。

  • 写真:toshel

タクシーは交渉次第ですが、外国人の利用客は法外のお金を取られることもあるそうです。一方バスはディリ市内どこへ行っても25センタボ(およそ30円2020/11月現在)ですので、安くて便利です。地元ではこちらのバスを「ミクロレット」と呼んでいます。

  • 写真:toshel

東ティモールへの行き方

日本からの直行便はなく、インドネシアのデンパサール、又はシンガポールを経由して行きます。

最後に

東ティモールは、長く続いた圧政で産業も育たず、アジアの中でも貧国にカテゴライズされており、派手さや煌びやかさは皆無です。観光客が喜びそうなグルメやショッピングもありませんが、ただただ自然を堪能し、のんびりと過ごす。どこまでも自然に溶け込み、人間本来のシンプルな生活を体験できる国ですので、ぜひ一度、激動と静寂を経験しに訪ねてみてください。

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地球旅~現在191ヵ国~
行ったことのない国を中心にひとり旅しています。他国の歴史、文化、宗教、遺跡、そしてそこに住む人々の考え方に興味があります。

車の運転が好きなので、海外ではドライブ旅を楽しんでます。普段は会社員です。

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