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自然を感じる観光名所
クリスト・レイ (Cristo Rei)
ディリの東端ファツカマ岬に建つ、世界で3番目に大きいキリスト像です。1番はブラジル、2番目はポルトガルなので、アジアでは最も大きいキリスト像(高さ27メートル)となります。ポルトガルの植民地時代が長かったため、東ティモール人は敬虔なクリスチャンが多いです。
後述するクリスト・レイ・ビーチの脇に階段があります。およそ500段ほどあり、地元の人が走って昇降する姿をよく見ます。体を鍛えるのに恰好な階段のようですが、一年を通して常夏のため、体力がないと500段は結構な厳しさです。
途中にはレリーフや祭壇があります。
キリスト像も大きく圧倒的ですが、ここからの眺めがとにかく素晴らしいです。
クリスト・レイ・ビーチ(Cristo Rei Beach)
クリスト・レイから西側を見下ろす位置にあるビーチです。真水のように綺麗な海水ですが、あまり泳いでいる人を見かけません。
- クリスト・レイ・ビーチ
- 東ティモール / ビーチ
- 住所:Cristo Rei Beach地図で見る
Dolok Oan
クリスト・レイから東側を見下ろす位置にあるビーチです。地元の人々が漁をする姿が見られ、ディリで一番美しいとされていますが、やはり泳いでいる人は皆無です。
魚や貝を獲る地元の人がいる程度です。
アリア・ブランカ・ビーチ(Areia Branca Beach)
ディリ市街地からクリスト・レイへ向かう間にあるビーチです。近くに何軒かホテルもあり、地元の人から欧米の観光客まで多くの人々が集います。ここでは多くの子供たちが泳いでます。
日中でも人はいますが、夕方になるとさらに人は増え、家族連れなどでにぎわいます。
夕焼けも美しく、暑かった日中の疲れを癒し明日の原動力へと誘ってくれます。
- アリア・ブランカ・ビーチ
- 東ティモール / ビーチ
- 住所:Areia Branca Beach dili地図で見る
ディリの人々の生活
休日に開催される青空マーケット
休日は、ディリのあちこちでマーケットが催されます。東ティモールのお土産になりそうなものも売られています。
地元の人で賑わう海沿い遊歩道
首都ディリ中心部は、海に面して長く遊歩道が続きます。思い思いに過ごす地元の人々が、ゆったりとした時間を楽しんでいるようです。
昔から受け継がれてきた美味しいコーヒー
東ティモールにおける植民地と侵略の歴史のなかでも、ずっと変わらずに続けられてきた唯一の産業が、コーヒー豆の有機栽培です。農薬を買うお金のない農民が昔ながらの有機栽培を続けており、品質が高いうえにコーヒーは手摘みされるなど、丁寧な製法で作られています。筆者はコーヒー好きですが、有機コーヒーの美味しさはディリへ来て初めて知りました。
これらのコーヒーは、豆も挽物もスーパーなどで安価(日本円で250g300円〜500円)に売られていますので、是非購入して、おうちでティモールコーヒーを!
東ティモールの通貨
東ティモールの通貨は米ドル主体です。1米ドル以下の小銭は、「センタボ」と呼ばれる東ティモール独自の通貨を利用します。
市内の移動はバスが安くて便利
東ティモール内での交通手段は、バスかタクシーです。
タクシーは交渉次第ですが、外国人の利用客は法外のお金を取られることもあるそうです。一方バスはディリ市内どこへ行っても25センタボ(およそ30円2020/11月現在)ですので、安くて便利です。地元ではこちらのバスを「ミクロレット」と呼んでいます。
東ティモールへの行き方
日本からの直行便はなく、インドネシアのデンパサール、又はシンガポールを経由して行きます。
最後に
東ティモールは、長く続いた圧政で産業も育たず、アジアの中でも貧国にカテゴライズされており、派手さや煌びやかさは皆無です。観光客が喜びそうなグルメやショッピングもありませんが、ただただ自然を堪能し、のんびりと過ごす。どこまでも自然に溶け込み、人間本来のシンプルな生活を体験できる国ですので、ぜひ一度、激動と静寂を経験しに訪ねてみてください。