安平町(勇払郡)

空港着いたらすぐ絶景!【北海道・安平】丘一面の菜の花畑を見に行こう!

取材・写真・文:

北海道在住
訪問エリア:47都道府県

2021年6月17日更新

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北海道の安平(あびら)町をご存知ですか?札幌から1時間、新千歳空港からは30分ほどで行ける千歳市の隣りにある町です。全国的な知名度はまだまだかも知れませんが、毎年5月の下旬頃から6月の中旬までは、町全体を黄色に包む一面の菜の花畑が有名で、道内各地から観光客が訪れます。今回は菜の花畑のほかにも、地元で人気のグルメや寄り道スポットと併せて“空港に一番近い絶景”がある町、安平をご紹介します!

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空港に一番近い絶景、安平町の菜の花畑

北海道で菜の花と言えば滝川市が有名です。その作付面積は170ha(東京ドーム38.5個分)を誇り、4年連続日本一を記録しています。対する安平町の作付面積は滝川市の約半分ほどではありますが、緩やかな丘陵地を埋め尽くす一面の菜の花畑は、いかにも北海道らしい絶景と言えるでしょう。

新千歳空港から滝川市までは高速道路を利用しても2時間かかりますが、安平町まではたったの30分!空港に一番近い絶景スポットとして、国内外からの観光客の目を楽しませてくれます。札幌からでも1時間程度の距離なので、気軽に日帰り旅を楽しむことができます。

「北のなのはな会」では、開花情報や見頃の時期を逐一更新しています。その年の菜の花マップも公開していますので、お出かけ前にぜひチェックしてください。お客様窓口(090-2810-1438 )ではリアルタイムで畑の様子も教えてもらえます。

開花時期には直売所(菜の花マップ参照)もオープンします。直売所では菜の花から採れた純度100%の「あびら菜の花はちみつ/1,620円(220g)」や、昔ながらの圧搾法で搾ったなたねサラダ油「畑のしずく/1,229円(450g)」などのお土産を販売しています。

さらにはハチミツ保湿成分配合の美容液6,480円(100ml)や菜の花石鹸2,376円(80g)などの菜の花コスメも人気。天然成分のみで作られているので、アレルギーのある人や敏感肌の人にも優しい本物志向のコスメです。

菜の花は連作できない作物で、花畑の場所は毎年若干変更になります。町内には16カ所ほども花畑が点在しているので、車で回るのが最も効率が良いでしょう。全部回るのは大変ですが、ドライブがてら自分好みの風景を探してみるのも一興。最も眺望の良い畑は直売所の方やお客様相談窓口でも教えてもらうと良いでしょう。

北のなのはな会・安平町の菜の花畑
安平町(勇払郡) / 花畑 / 花畑(5月) / 花畑(6月) / インスタ映え / 菜の花畑
住所:北海道勇払郡安平町追分美園534地図で見る
電話:090-2810-1438(お客様窓口)
Web:http://k-nanohana.com/index.html

あわせて楽しみたい安平町の寄り道スポット

①安平町鉄道資料館

昭和50年、日本で最後のSLが走った安平町の前身である追分(おいわけ)町。「D51 320蒸気機関車」を美観のまま静態保存しており、定例会館日には動くSLを見学することも。往時の貴重な資料も展示されており、鉄道ファンにはたまらないスポットです。

定例開館日は5〜10月の第2・4金曜日(13:00〜15:00)で、定例会館日以外の見学を希望する場合は教育委員会社会教育グループ(0145-25-2083)へ問い合わせを。

安平町鉄道資料館
安平町(勇払郡) / 博物館 / 子供が喜ぶ
住所:北海道勇払郡安平町追分白樺2丁目14地図で見る
電話:0145-25-2083(安平町教育委員会社会教育グループ)
Web:http://www.town.abira.lg.jp/midokoro/shisetsu/shir...

②社台(しゃだい)スタリオンステーション

ディープインパクトをはじめ、現役時代に活躍した名馬を見学することができるスポットとして競馬ファンから絶大な支持を得ている繁養牧場。総収得賞金が歴代最高を記録したキタサンブラックもここで種牡馬として繁養生活を送っています。

広大な敷地で放牧された名馬がのんびりと過ごす様子は、競馬ファンならずとも楽しめます。見学は通年可能ですが、放牧時間や見学できる種馬などの詳細はテレフォンサービス(0145-22-4600)で確認を。敷地内にはスーベニアショップもあります。

社台スタリオンステーション
安平町(勇払郡) / 牧場
住所:北海道勇払郡安平町早来源武275地図で見る
電話:0145-22-4600(テレフォンサービス)
Web:https://shadai-ss.com/

③直売所サックルズファーム

ハウス栽培されている胡蝶蘭の鑑賞や、良質な鉢花や苗を安価で購入することができるスポットです。花を長く楽しむためのお手入れ法もアドバイスしてくれるので、気に入った花が見つかったらぜひ相談してみてください。

また、地元の農家で採れた新鮮野菜を販売している直売所も大人気。安くて新鮮なうえ、豊富な種類が揃っています。北海道名物ハスカップソフトと生乳ソフト(各1個300円)もあるので、小休憩にもピッタリです。

直売所サックルズファーム
安平町(勇払郡) / ファーマーズマーケット
住所:北海道勇払郡安平町早来富岡210地図で見る
電話:0145-22-4439
Web:http://sfarm.hokkaido-konosha.co.jp/

地元食材が楽しめる安平町のグルメスポット

①レストランみやもと

  • カチョカバロと野菜のハンバーグ(黒酢を使った和風ソース) 1,220円+外税

日本で初めてチーズ専門工場ができたのは実は安平町なんです。そんな安平町のチーズを使ったメニューが味わえるのがここ、レストランみやもと。地元客も足繁く通う人気店です。

カマンベールソフト(300円)やカマンベールコロッケ(150円)などのテイクアウトメニューも大人気で、週末ともなれば行列になることも。売店では北海道民なら知らない人はまずいない「はやきたチーズ」をお土産に買うこともできます。

レストランみやもと
安平町(勇払郡) / 洋食・西洋料理 / ランチ
住所:北海道安平町早来栄町85-1地図で見る
電話:0145-22-2131
Web:http://www.muminsha.com/catalog5.html

②そば哲

  • かもざる 1,380円 ※田舎そばは一日限定15食

お客様のことを一番に考えるご主人が丁寧な職人仕事で打つそばは、口コミで評判が広がり本州からわざわざ訪れる人もいるほど。地元産の野菜を使用した天ぷらも絶品です。

本店のほか遠浅(とあさ)店もあり、そちらはミシュランガイド北海道のビブグルマン(安くてコスパのよいオススメの店に与えられる評価指標)認定を受けるほどの実力派です。

遠浅店には、お客様の目を楽しませるために丁寧に手入れされたガーデンもあり、女性客に人気です。食事の前後に散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

そば哲本店
安平町(勇払郡) / 和食
住所:北海道安平町東早来259地図で見る
電話:0145-22-2246
Web:http://www7b.biglobe.ne.jp/sobatetsu/index.html
そば哲遠浅店
安平町(勇払郡) / 和食 / ランチ
住所:北海道勇払郡安平町遠浅594地図で見る
電話:0145-22-3733
Web:http://www7b.biglobe.ne.jp/sobatetsu/index.html

まとめ

空港に一番近い絶景のある町、安平。菜の花畑を見ずに札幌へ一直線ではもったいない!見頃時期に北海道へ来られるなら、ぜひ札幌へ向かう前に安平町へも足を運んでみてください。

例年の見頃は5月下旬〜6月中旬頃ですが、その年の気象条件によって異なりますので、HPなどで下調べしてから来られることをオススメします。

安平町(勇払郡)の旅行予約はこちら


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この記事を書いたトラベルライター

毎日が旅の途中。写真と言葉とデザインと。
旅行情報誌の編集者(エディター)を皮切りに、コピーライター、ディレクター、デザイナーなどのカタカナ職種を歴任。旅行や観光とは切っても切れない関係で、カメラマンの夫とともに年間100泊近い出張&プライベート旅行をしながら、旅するように暮らしています。

撮影のための年間総走行距離は7〜10万km。年間総撮影枚数もおそらくそれくらい。SAFARI Graphicsの屋号でふたりで活動しております。SAFARIのクレジットが入っている写真はおもに主人が撮影したものですが、月夜野が撮影したものやディレクションのみ月夜野というものもあります。

取材やロケも含め、実体験に基づいた旅レポをどんどんお伝えしていきたいと思います。
撮影・旅レポ・食レポ・泊レポなどお仕事のご依頼もお待ちしています!
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