出典:ameblo.jp南信州最大の温泉郷でもある「昼神温泉」には、様々な温泉宿がありますが、ペットも連れて温泉旅館に泊まりたい方にぴったりなのが「料理旅館むらさわ」。ペットと一緒に食事ができたりお布団で一緒に寝られたりと、ペットにとても理解あるお宿、しかも料理が美味しいんです!
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「昼神温泉」とは
長野県阿智村、そこは信州の南端の、とっても自然豊かな場所にあります。清らかな 阿智川が流れ、環境省認定の日本一星空が綺麗な村でもあり、昼神温泉郷 も人気があります。
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この温泉は歴史が古く、文献によれば、戦国時代から温泉は存在しており、有名な武将、武田信玄 の「隠し湯」の一つでもあったそう。
一度は、明治時代に大雨による山の大崩落で温泉は埋もれてしまったのですが、昭和時代に入り、JRのトンネル掘削の地質調査の時に、再び温泉が湧き出たんだそう!それが、今の「昼神温泉郷」となりました。
「昼神」の名前の由来を知る「阿智神社」
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昼神温泉には 阿智神社 があります。ここに天降った神様は 天八意思兼命。(あめのやごころおもいかねのみこと、以降「思兼命(おもいかねのみこと)」と表記します)
思兼命は神々の中でも「随一の知恵の神」と言われており、有名なエピソードは「天岩戸(あまのいわと)」です。太陽の神である 天照大神 が弟に怒り心頭で天岩戸に隠れてしまうと、外の世界は夜のように真っ暗に。
その時、知恵を使って天照大神を天岩戸から外へ導き出し、太陽の光=お昼を取り戻したのが思兼命。そんなわけで、思兼命は「昼神様」とも呼ばれることから、この辺りを「昼神温泉」と言うようになりました。
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阿智神社 の境内はなんだか神秘的な空気に満ち溢れています。周囲の杉の木の太さを見れば、歴史が深いこともわかると思います。
なお、「昼神」の由来と言われている説は、もう一つあります。
日本武尊(やまとたけるのみこと)が神坂峠を越える際に、白鹿となって現れた荒ぶる山の神に対して、たまたま噛んでいた蒜(にんにく)を投げつけてを退治したという伝説があります。昔は 蒜(にんにく) のことを「ヒル」と呼んでいたため、「ヒルを噛む」が転じて「昼神」になったという説です。
ペットと泊まれる「料理旅館 むらさわ」
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昼神温泉は多くのホテルや旅館があり、多くの人たちで賑わう温泉郷ですが、今回はその一角にある「料理旅館 むらさわ」さんをご紹介いたします。
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年季のある佇まい、かつ「料理旅館」と謳っていて、朝晩の食事も美味しいのだろうと想像をかき立てられるこの旅館は、ペット同伴での宿泊がOKなのです!
よくある、ペット専用のゲージが別の場所にある、という宿泊施設ではなく、お部屋で一緒に自由に過ごせますし、食事も一緒に食べられます。
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ただし、ペット用のご飯はないので、持参してくださいね。また、人間のお食事に食らいついてしまう悪戯っ子は、リードで繋いでおくなど自己責任となります。
出迎えてくれる「とうふ」ちゃん
館内に入ると、受付フロントのある1Fは、吹き抜けになっています。
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そして、出迎えてくれるのは、むらさわさんの看板猫「とうふちゃん」です。
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人懐っこいというより、“我が道をゆく”という感じの子で、自由気ままにカーペットの上でゴロゴロ。お客さんが来ても物怖じせず、どーんと構えています。
ただし、あまり近寄られるのは好きではないみたいで、近寄っていくと逃げてしまうことも。
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むらさわさんで飼っているのはとうふちゃんだけではなく、わんこも夜になると見かけます。この子はとても人懐っこい🎵
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年季はあっても清潔感ある館内&客室
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筆者は今回は2Fの客室へ通されました。全体的な年季が肩肘張らない良い雰囲気で、吹き抜けの廊下もまた趣があります。
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客室もキレイに清掃がされており清潔感があります。また、ペット用のシートやウェットティッシュなども置かれています。
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窓側の椅子&テーブルからは、外の景色が眺められますが、あたり一面に広がっているのは 桃の木です。
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ここ、昼神温泉のある 阿智村 は、実は「花桃の里」とも呼ばれているのです。(花桃 とは、観賞用の桃の木のことです)
阿智村の桃の季節は4月上旬~4月下旬。この時期になると、あたり一帯が 赤・白・ピンク のグラデーションが美しい花桃でいっぱいになる 桃源郷 へと様変わり!(その様子は こちらのホームページをご参照ください)
特に、伊那谷〜木曽谷を結ぶ国道256号線は「はなもも街道」ともいわれ、約40kmの国道沿いに植えられた花桃がまた素晴らしく、春限定の見応えある美しいドライブコースとして賑わっています。
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昼神温泉あたりでは、後ほど紹介する「朝市広場」の周辺が花桃の見所ですが、その広場がむらさわさんのすぐ裏手にあるので、旅館の窓からも十分に楽しめるかと思います。
源泉を薄めない温泉
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昼神温泉の泉質は、アルカリ性単純硫黄泉で、よく美人の湯 とも呼ばれます。アルカリ性の泉質が、お肌の古い角質をとり、スベスベ滑らかにするといわれているからで、特に昼神温泉は ph9.7 という強アルカリ性。日本屈指の「美人の湯」とも言えます。
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それに加え、保湿には欠かせないナトリウムイオン、塩素イオンが豊富です。つまり、強アルカリ性泉質で素肌を磨き滑らかにし、さらにナトリウムイオンでしっかり保湿する、女性に嬉しい温泉なのです。
また、源泉の温度がさほど高くないそうで、むらさわさんの温泉は加水はしておらず、お湯の温度もちょうど良い熱さです。
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温泉の入口に、歴代訪れたペットたちの写真が可愛らしく飾ってあるのですが、ペットとは一緒に温泉に入浴はできませんので悪しからず・・・
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温泉から出てすぐの1Fのフロアには、お水や珈琲などが飲めて、雑誌や新聞、情報誌などが置いてある休憩コーナーもありますので、ここで寛ぐのも良いですね。
ペットのお散歩にも配慮
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せっかく昼神温泉郷に来たからには、お土産屋さんや近くの川沿い、また花桃の木が植えられている所などなど、温泉街もペットと一緒にお散歩したいですよね。
そんなお散歩にも配慮されているのが、ペット同伴OKの宿の、素晴らしいところです。
うんちを取る袋や、その袋をそのまま捨てても良い蓋付きゴミ箱、また散歩から帰ってきて旅館内に上がる際のペット用足拭きタオルに、リードやウェットティッシュ、また暗い時間に外に出られる方のために懐中電灯があるなど、とにかく至れり尽くせりです。
地産地消にこだわった美味しい夕飯
昼神温泉街の散策や温泉を楽しんだら、いよいよ美味しい夕飯の時間です🎵 もちろん、ペットが一緒のお部屋で食べることができます。
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昼神温泉のある阿智村は南信州ですので、『四季折々、信州の旬の食材を盛り込み、目で味わい、舌で楽しむ京風懐石料理』と謳っているとおり、信州の美味しいものがいっぱい! 懐石料理仕立てで出してくれます。
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馬刺し、信州そば、鮎(夏季)、そして信州の牛と、その下に敷いてある自家製のお味噌が絶品です。
お料理はここに挙げた写真だけではなく、他にも揚げ物などもいろいろ出していただき、お腹いっぱいになること間違いなしです。
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尚、お食事は基本的にお座敷でいただくことになりますが、正座やあぐらをかくのが辛い、膝の悪い方のために、畳でも使える椅子や重ねられるお膳も用意してくださいますので、気軽に仲居さんに相談してみてくださいね。
朝食も素朴で美味しい
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翌朝の朝食も、素朴ながらとても美味しくて、白飯が進んでしまいます。
特に、夜の牛肉の下に敷かれていた自家製味噌も再び出してくださるのですが、これがまた白飯にとっても合います!お米はおひつで出してくださるので、いっぱい食べられます。
昼神温泉の朝市
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さて、朝ごはんの紹介を先にしてしまったのですが、朝ごはんの時間の前に、是非とも足を運んでいただきたいのが、昼神朝市です。朝6時から8時 まで、年中無休 でやっているというからスゴイ!!
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場所は「朝市広場」です。温泉街から人の波に乗って歩いていけば、広々とした広場にたどり着けると思います。そこにある屋根付きの場所に、ずら〜りとお店がいっぱい!
旬の食材、野菜、パンやジャム、お菓子や雑貨などなど、たくさんの種類を物色することができます。
また、広場だけではなく、すぐ近くにあるお土産屋さんや、その周辺にも出店がいっぱい。早朝から大賑わいです。朝6時に始まり、たった2時間、8時には終わってしまうので、ぜひ、旅館での朝食の前に散策してみてはいかがでしょう。
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ちなみに、この朝市広場の奥には 足湯 もあり、いつでも誰でも浸かることができます。タオルも持って散策がてら足湯に浸かってみるのもお勧めです。
周辺のコンビニ・おやきのお店が目印
「料理旅館 むらさわ」さんは、昼神温泉街の中心地というより、国道256号線からすぐのところにあります。目印は、コンビニ(2025年現在はファミリーマート)と、えんまんというおやき屋さんです。
特に、このコンビニは信州ならではのご当地ものがたくさん売られていて、物色も楽しくなります。地ビールに、地産地消のおつまみ、地元のカップラーメンなどなど、お土産にも買いたくなるものがたくさん。
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また、国道256号線から、むらさわさんへ向かうには、曲がり角にある「えんまん」さんを目印にすると良いと思います。
「えんまん」という店名のおやき屋さんなのですが、看板の文言がなかなか面白く、つい読んでしまいます(笑)。
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お散歩ついでに立ち寄ってみてはいかがでしょう。
最後に・・・
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ペットがいると、なかなか旅行に行けなかったり、ペットホテルに預けるしかないといったことに直面することが多いですが、やっぱり家族ですから一緒に旅行に行きたいですよね。
「料理旅館 むらさわ」さんなら、ペットもご家族も皆さまが楽しく過ごすことができると思います。筆者は夏場に行ったので、桃の花は見られませんでしたが、機会があれば桃の時期にもぜひぜひ訪れてみてください。













































































