愛知県にある渥美半島。県内最南端に位置し、太平洋に突き出た細長い半島で、三方を海に囲まれた風光明媚な景色が魅力の観光スポットです。渥美半島の先端にある伊良湖岬からは対岸にある志摩半島行きのフェリーが発着し、早春の時期には、温暖な気候を活かした菜の花まつりが開催されることでも有名です。今回はそんな渥美半島の中でも、特に海の景色が際立つおススメのドライブプランを提案します。
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太平洋に浮かぶ自然の造形美に感動!日出(ひい)の石門
東名高速の豊川ICを降りて国道259号線などを経由し、ぐーっと渥美半島の先端まで車を走らせて、伊良湖岬を回った少し東に位置するのが最初に紹介する日出の石門です。“石門”という名前の通り、太平洋岸にある巨大な岩礁にぽっかりと大きな穴が開いているのが特徴的な自然の大岩になります。
こちらの日出の石門ですが、同じように穴の開いた巨大な岩礁が太平洋の沖合の少し離れたトコロにも実はもう1つ浮かんでいて、岸に近いものを「岸の石門」、沖合にあるものを「沖の石門」と呼んでいます。
日出の石門は、長い年月をかけて海底から隆起したチャートと呼ばれる堆積岩が、これまた長い年月をかけて太平洋の荒波に侵食されて出来上がったもの。まさに自然が生み出した“アート”とも言うべき造形美が実に魅力的な観光スポットです!
日出の石門のすぐ近くには、車を停めることの出来る駐車スペースも整備されています。岸辺にある「岸の石門」には、上の写真のようにそばまで近づいてその様子を観察することも出来ます。ですので、ここはぜひとも車から砂浜へと降りてじっくりとその自然が生み出した“アート”の様子と、雄大な太平洋の景色を楽しんで見ると良いでしょう。
どこまでも続く長~い砂浜!ようこそ太平洋ロングビーチへ
続いて紹介するのは、先ほどの日出の石門があった国道42号線をさらに東へずーっと進んでいった、赤羽根エリアに位置する太平洋ロングビーチです!“ロングビーチ”と呼ばれているだけあって、砂浜へ降りれば左右どちらを見渡してもずーっと向こうまで果てしなく続くビーチの光景を楽しむことが出来ます。
それもそのはず!こちらの砂浜は「片浜十三里」と呼ばれる遠州灘から渥美半島の南岸をずーっといって、先ほど紹介した日出の石門まで続く約52kmの長大な砂浜の途中に位置するビーチ。遠浅の長~い海岸線を活かして、国際大会なども開かれるサーフィンのメッカとしても有名です。
国道42号線から折れて、背の高いヤシの木並木が続く直線の下り坂を降りれば、目の前には180度広がる美しい海岸線の様子とダイナミックな太平洋の光景!時期が来ればアカウミガメが産卵に訪れるこちらの美しき海の風景は、渥美半島を代表する風景の1つでもあります。ぜひともドライブの途中で立ち寄ってみてください。
サイクリングもおススメ?!渥美半島のさらなる魅力
みなさま、今回の渥美半島の海の絶景スポットを巡るドライブプランはいかがでしたでしょうか?特に渥美半島の南側は雄大な太平洋の景色と美しい海岸線の風景が特徴ですが、この渥美半島の南岸に沿って「渥美サイクリングロード」という自転車道も整備されています。なので、ドライブだけでなくサイクリングにもおススメ!
途中、一部で国道42号線と重複する区間もありますが、トコロドコロ内陸を走る国道42号線と比べても、こちらのサイクリングロードの方がより海沿いを走ることが出来ます。左手に見える美しい海と砂浜の景色を楽しみながら、渥美半島最南端にある伊良湖岬を目指してみるのも非常に面白いかと思います。
- 渥美サイクリングロード
- 田原市 / その他スポット
- 住所:愛知県田原市堀切町風除地図で見る
- Web:http://www.taharakankou.gr.jp/spot/000019.html